スクリーミング・トゥリーズ

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スクリーミング・トゥリーズ
Screaming Trees
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワシントン州 エレンズバーグ
ジャンル オルタナティヴ・ロック
グランジ
ネオ・サイケデリア
活動期間 1984年 - 2000年
レーベル Kレコーズ、Velvetone、SSTサブ・ポップエピック、Sunyata
公式サイト screamingtrees.net
旧メンバー マーク・ラネガン
ゲイリー・リー・コナー
ヴァン・コナー
バレット・マーティン
マーク・ピッケレル

スクリーミング・トゥリーズ[1]Screaming Trees)は、アメリカロックバンド1984年に結成。1990年代初頭のグランジシーンにおいて人気を博した。

略歴[編集]

1980年代[編集]

1984年、シアトルから100マイルほど離れた小都市エレンズバーグにて、ゲイリー・リー・コナー(ギター)とヴァン・コナー(ベース)の兄弟を中心に、マーク・ラネガンボーカル、ギター)、マーク・ピッケレル(ドラムス)と共にスクリーミング・トゥリーズが結成された[2]。同年にEP『Other Worlds』をリリースし、翌1986年1月にファースト・アルバム『Clairvoyance』を発表。サイケデリック・ロックハードロックを混ぜ合わせたサウンドを展開した[2]。同作はSSTレコードのオーナーであるグレッグ・ギンの目に留まり、バンドはSSTと契約した。

1987年3月にセカンド・アルバム『イーヴン・イフ&エスペシャリー・ホェン』をSSTよりリリースし、精力的にライブ・ツアーを行う。その後1988年5月にサード・アルバム『Invisible Lantern』、1989年10月に4枚目のアルバム『Buzz Factory』をリリースするなど、アルバム制作も活発に行う。

1990年代[編集]

1990年にバンドはエピック・レコードと契約[3]、翌1991年1月に5枚目のアルバム『アンクル・アネスシージア』をリリース。プロデュースはサウンドガーデンクリス・コーネルが行った。アルバム収録のシングル「Bed of Roses」がモダン・ロック・トラックスチャートで23位を記録し、バンドは本シングルで初めてチャートインを果たす。アルバム売り上げも以前よりは上がったが、バンドの人気はカルト的なものに留まった。アルバム・リリース後にヴァンはダイナソーJr.のライブ・ツアーに参加し、女性ベーシストのドナ・ドレッシュがツアー・ベーシストを務めた。またドラマーもピッケレルからバレット・マーティンに替わった。

1992年9月に6枚目のアルバム『スウィート・オブリヴィオン』をリリース。全米141位を記録し、ビルボードに初のチャートイン。アルバム収録のシングル「Nearly Lost You」はモダン・ロック・トラックスの5位、全英50位に入るなどバンドは遂にブレイクを果たす。『スウィート・オブリヴィオン』はアメリカ国内で30万枚以上を売り上げたが、アルバム・リリース後のツアーでメンバー間の緊張状態が高まり、ツアー後にバンドは活動休止を宣言する。1994年にラネガンはセカンド・ソロ・アルバム『Whiskey for the Holy Ghost』を発表した。

1995年始めにバンドは活動を再開、オーストラリアへ向かいビッグ・デイ・アウトに出演した。同年にニュー・アルバムの制作も行い、翌1996年6月に7枚目のアルバム『ダスト』をリリース。全米134位、全英32位を記録し、カナダでも39位に入った。リリース後のツアーではカイアスクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジジョシュ・オムリズムギターで参加した。ツアー後にバンドは再び活動を休止させ、1999年に活動を再開しデモを制作、2000年にはサプライズのショーを行いレーベル契約へのアピールを行ったがうまくいかず、同年に解散した。

解散後の2011年に、1998年から1999年にレコーディングされた未発表音源を収録したアルバム『Last Words: The Final Recordings』をリリースした。

メンバー[編集]

最終ラインナップ[編集]

旧メンバー[編集]

  • マーク・ピッケレル(Mark Pickerel) - ドラムス (1985年 - 1991年)

ツアー・メンバー[編集]

  • ドナ・ドレッシュ - ベース (1988年、1991年)
  • ショーン・ホリスター - ドラムス (1991年)
  • ダン・ピータース - ドラムス (1991年)
  • ジョシュ・オム - ギター (1996年 - 1998年)

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • Clairvoyance (1986年)
  • 『イーヴン・イフ&エスペシャリー・ホェン』 - Even If and Especially When (1987年)
  • Invisible Lantern (1988年)
  • Buzz Factory (1989年)
  • 『アンクル・アネスシージア』 - Uncle Anesthesia (1991年)
  • 『スウィート・オブリヴィオン』 - Sweet Oblivion (1992年)
  • 『ダスト』 - Dust (1996年)
  • Last Words: The Final Recordings (2011年)

コンピレーション・アルバム[編集]

  • Anthology: SST Years 1985–1989 (1991年)
  • Nearly Lost You (2001年)
  • Ocean of Confusion: Songs of Screaming Trees 1990–1996 (2005年)

EP[編集]

  • Other Worlds (1985年)
  • Beat Happening/Screaming Trees (1988年)
  • Something About Today (1990年)
  • Winter Songs Tour Tracks (1991年)

シングル[編集]

  • "Bed of Roses" (1991年)
  • "Nearly Lost You" (1992年)
  • "Shadow of the Season" (1993年)
  • "Dollar Bill" (1993年)
  • "All I Know" (1996年)
  • "Dying Days" (1996年)
  • "Sworn and Broken" (1996年)

脚注[編集]

  1. ^ スクリーミング・ツリーズ」の表記もある。
  2. ^ a b Allmusic”. オールミュージック. 2015年3月16日閲覧。
  3. ^ Strong, artin C. (2000). The Great Rock Discography (5th ed.). Edinburgh: Mojo Books. pp. 852–853. ISBN 1-84195-017-3 

外部リンク[編集]