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グラシャ=ラボラス

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コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』第6版(1863年)「カークリノラース」の項の挿絵

グラシャ=ラボラスGlasya-Labolas)は、悪魔学における悪魔の一人。

概要

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カークリノラースCaacrinolaas)、カーシモラルCaassimolar)とも呼ばれる[1]。『ゴエティア』によると、36の軍団を指揮する序列25番の大総裁[2]

大奥義書』によれば、ネビロスの支配下にあるという[3]。『地獄の辞典』では、「ネビロス(あるいはナベルス)がときどき乗用に使う従僕にすぎぬとされている。」と紹介されている。

召喚されると、グリフォンのごとき翼を持ったの姿で現れるという。人文科学の知識を与える一方で、殺戮の達人でもある。過去と未来のことをよく知り、また、人を透明にする力も持っている。

脚注

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  1. ^ Pseudomonarchia Daemonum
  2. ^ マグレガー・メイザースアレイスター・クロウリー版の『ソロモンの小さな鍵』では、総裁にして伯爵とされる。 S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon, p29
  3. ^ The Book of Ceremonial Magic, p188

参考文献

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