グラシャ=ラボラス
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グラシャ=ラボラス(Glasya-Labolas)は、悪魔学における悪魔の一人。
概要
[編集]カークリノラース(Caacrinolaas)、カーシモラル(Caassimolar)とも呼ばれる[1]。『ゴエティア』によると、36の軍団を指揮する序列25番の大総裁[2]。
『大奥義書』によれば、ネビロスの支配下にあるという[3]。『地獄の辞典』では、「ネビロス(あるいはナベルス)がときどき乗用に使う従僕にすぎぬとされている。」と紹介されている。
召喚されると、グリフォンのごとき翼を持った犬の姿で現れるという。人文科学の知識を与える一方で、殺戮の達人でもある。過去と未来のことをよく知り、また、人を透明にする力も持っている。
脚注
[編集]- ^ Pseudomonarchia Daemonum
- ^ マグレガー・メイザースとアレイスター・クロウリー版の『ソロモンの小さな鍵』では、総裁にして伯爵とされる。 S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon, p29
- ^ The Book of Ceremonial Magic, p188
参考文献
[編集]- コラン・ド・プランシー著、床鍋剛彦訳『地獄の辞典』講談社、1990年
- Arthur Edward Waite, The Book of Ceremonial Magic(1913), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文)
- S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon(1904),p29 The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文)
- Johann Weyer, Pseudomonarchia Daemonum, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ラテン語および英文)
- Goetia, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(英文)