ムルムル

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ムルムルまたはミュルミュール[1]Murmur)は、悪魔学における悪魔の一人。

概要[編集]

ムルムスMurmus)、ムルムクスMurmux)とも呼ばれる[2]。murmurという単語は、ラテン語で「ささやき」「うなり声」などを意味する。

ゴエティア』によると序列54番の地獄の大公爵にして伯爵であり、30の軍団を率いる[3]。堕天する前は、座天使および天使の階級であった。

召喚の際には、トランペットが高らかに鳴り響く中、2人の家臣の先導のもと、ハゲワシ[4]またはグリフォン[5]に騎乗して公爵冠を被った兵士の姿をとって現れる。死者の魂を呼び出して質問に答えさせることや哲学に長じている。『地獄の辞典』では「音楽の魔神」とされている。

脚注[編集]

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  1. ^ 吉永進一訳『地獄の辞典』に見られる表記。『地獄の辞典』、p.278。
  2. ^ The Lesser Key of Solomon, pp.39-40
  3. ^ レジナルド・スコットによるPseudomonarchia Daemonum(『悪魔の偽王国』)の英訳版でも30の軍団を率いるという。 一方、ヨーハン・ヴァイヤーの手による元々のラテン語版では軍団数に関する記述はない。
  4. ^ Pseudomonarchia Daemonum
  5. ^ Pseudomonarchia Daemonumのレジナルド・スコットによる英訳、および『ゴエティア』。

参考文献[編集]