アージェント (バンド)
アージェント Argent | |
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出身地 | イングランド |
ジャンル | プログレッシブ・ロック、ハードロック |
活動期間 |
1969年 - 1976年 2010年 |
共同作業者 | ザ・ゾンビーズ、ザ・ルーレッツ、クリス・ホワイト、キンクス |
メンバー |
ロッド・アージェント ボブ・ヘンリット ジム・ロッドフォード ラス・バラード |
旧メンバー |
ジョン・ヴァリティ ジョン・グリマルディ |
アージェント (Argent) は、イギリスのロックバンドで、1969年に、キーボーディストで元ゾンビーズのロッド・アージェントによって結成された。
経歴
[編集]アージェントの最初の3つのデモは、1968年秋に、ベースのマック・マクロードによってレコーディングされた。しかし、彼はグループのメンバーになるつもりはなかった[1]。
バンドのオリジナルメンバーは、ロッド・アージェントと、ベーシストのジム・ロッドフォード(ロッド・アージェントの従兄弟で元マイク・コットン・サウンド)、ドラマーのボブ・ヘンリット、ギタリスト・キーボーディストのラス・バラード(元ザ・ルーレッツ、ユニット4+2)で、リード・ボーカルはバラード、ロッドフォード、アージェントがそれぞれ務めている。
ロッド・アージェント、クリス・ホワイト(元ゾンビーズのベーシスト、プロデューサー、作曲)及びラス・バラードがバンドの作曲を行った。
1974年にバラードが脱退し、ギタリスト/ボーカリストのジョン・ヴァリティとギタリストのジョン・グリマルディが彼の後任となった。また、彼は2枚のアルバムのプロデュースし、集中してレコーディング活動を続け、映像をリリースすることはなかった(クリップはジョン・ヴァリティのウェブサイトで観覧可能である)。1976年後半の活動休止は、完全に説明されることはなかったが、バンド・メンバーの1人の健康が損なわれたことに影響している可能性がある。ロッドフォード、ヘンリット及びヴァリティは「フェニックス」の名のもとで少しの間活動した後、分かれた道を進むことになり、ロッドフォードとヘンリットはキンクスのメンバーとなった。この間、ロッド・アージェントはアンドルー・ロイド・ウェバーと仕事を行い、2枚のソロ・アルバムをプロデュースした。また、彼はロンドンのウェストエンドに、キーボード・ショップをオープンさせた。
2010年7月25日、ロンドンのビクトリア・パークで行われたハイ・ヴォルテージ・フェスティバルにて、オリジナルのアージェントの顔ぶれが集い、再結成した。また、2010年12月に、フローム、サウサンプトン、ウルヴァーハンプトン、ロンドンのレミントン・スパで演奏する5日間のコンサートツアーを行った。
楽曲
[編集]アージェント最大のヒットは、アルバム『オール・トゥゲザー・ナウ』に収録された、ロッド・アージェントとクリス・ホワイトの「ホールド・ユア・ヘッド・アップ」であり、大きく編集が加えられたシングル・バージョンは、アメリカで5位に達した。これはミリオンセラーとなり、ゴールドディスクを獲得した[2]。
アージェントのサウンドは、ロックとポップのミックスであったが、アルバム『連鎖』に収録されているインストゥルメンタル、「コホーテク彗星の到来」のようなプログレッシブ・ロックの領域にも入った曲が多数ある。『ライブ』発表後、バラードがバンドを離脱した際、彼らはエピック最後のアルバム『サーカス幻想』を発表してこれまで以上のプログレッシブ/フュージョンを見せ、1975年末のアルバム『カウンターポインツ』で新しいレコードレーベル(ユナイテッド・アーティスツ)に契約した。2005年までに、コンピレーションを含む全てのアルバム(『カウンターポインツ』を除く)は、CDとして再リリースされた。
影響
[編集]「ホールド・ユア・ヘッド・アップ」は、1987年にバンド、20/Twentyによってカバーされ、ルフージュ・レコードのクリスチャン・レーベルでレコーディングされた。また、アージェントは、ラス・バラード作曲の「ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユー」のオリジナル・バージョンをレコーディングしているが、これは1991年にキッスによって、「ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユーII」という名でカバーされ、映画『ビルとテッドの地獄旅行』のエンディングで使用された。さらに、この曲は、当時のクリスチャン・ロックの賛歌となり、クリスチャン・ロック・バンドのペトラによって1977年(アルバム『Come and Join Us』収録)と1984年(アルバム『Beat the System』収録)に2回カバーされた。
バラードの作品のいくつかは、レインボー、キッス、ペトラ、ハロー、カルロス・サンタナ及びブラジルのメタルバンドOficina G3を含む他のアーティストによってカバーされた際に、ヒットしている。
アージェントのファースト・アルバムに収録されているラス・バラードの曲「ライアー」は、スリー・ドッグ・ナイトがヒットさせた。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]年 | アルバム | 原題 | レーベル | US | UK |
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1970 | アージェント | Argent | エピック | - | - |
1971 | リング・オブ・ハンズ | Ring of Hands | - | - | |
1972 | オール・トゥゲザー・ナウ | All Together Now | 23 | 13 | |
1973 | イン・ディープ | In Deep | 90 | 49 | |
1974 | 連鎖 | Nexus | 149 | - | |
1975 | サーカス幻想 | Circus | 171 | - | |
カウンターポインツ | Counterpoints | RCA | - | - | |
1999 | ホールド・ユア・ヘッド・アップ | HOLD YOUR HEAD UP | Sony Music Special Products | - | - |
ライブ・アルバム
[編集]年 | アルバム | 原題 | US | UK |
---|---|---|---|---|
1974 | ライブ | Encore: Live in Concert | 151 | - |
1997 | The BBC Sessions | - | - | |
2010 | ハイ・ヴォルテージ2010 | High Voltage Festival | - | - |
コンピレーション・アルバム
[編集]- 『グレーテスト・ヒッツ』 - The Best of Argent - An Anthology (エピック、1976年)
- Hold Your Head Up (1978年)
- Music from the Spheres (1991年)
- Greatest: The Singles Collection (2008年)
- Argent: Original Album Classics (2009年)
シングル
[編集]年 | 曲 | US Hot 100 | UK Singles | アルバム |
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1970 | ライアー - "Liar" | - | - | アージェント |
スクールガール - "Schoolgirl" | - | - | ||
1971 | スウィート・メアリー - "Sweet Mary" | - | - | リング・オブ・ハンズ |
セレブレイション - "Celebration" | - | - | ||
1972 | ホールド・ユア・ヘッド・アップ - "Hold Your Head Up" | 5 | 5 | オール・トゥゲザー・ナウ |
トラジティ(悲劇) - "Tragedy" | - | 34 | ||
1973 | ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユー - "God Gave Rock and Roll to You" | - | 18 | イン・ディープ |
イッツ・オンリー・マネー・パートII - "It's Only Money, Part 2" | - | - | ||
1974 | 人間 - "Man for All Reasons" | - | - | 連鎖 |
電撃の嵐 - "Thunder & Lightning" | - | - | ||
二人のシーズン - "Time of the Season" | - | - | ライブ | |
1975 | おいらは道化師 - "The Jester" | - | - | 幻想サーカス |
出典
[編集]- ^ “Microsoft Word - MacMacleod5.doc” (PDF). 2012年5月1日閲覧。
- ^ Murrells, Joseph (1978). The Book of Golden Discs (2nd ed.). London: Barrie and Jenkins Ltd. p. 308. ISBN 0-214-20512-6