ゾンビーズ

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ゾンビーズ
The Zombies.jpg
基本情報
出身地 イギリス
ハートフォードシャー州
セント・アルバーンズ
ジャンル ロック[1]
サイケデリック・ポップ[2][3]
バロック・ポップ[4]
ビート・ミュージック[5]
活動期間 1961年 - 1967年
1990年 - 1991年
1997年
2004年 - 現在
レーベル デッカ・レコード
CBS
共同作業者 アージェントキンクス
メンバー ロッド・アージェント
コリン・ブランストーン
スティーブ・ロッドフォード
トムー・トーミー
ソレン・コック
旧メンバー ポール・アーノルド
ポール・アトキンソン
ヒュー・グランディー
クリス・ホワイト
セバスチャン・サンタ・マリア
キース・エイリー
ジム・ロッドフォード
ダリアン・サハナジャ

ゾンビーズThe Zombies)は、1961年に結成されたイギリスロックバンド。シングル「Time Of The Season」(ふたりのシーズン)の大ヒットで知られる。セカンド・アルバムの『オデッセイ・アンド・オラクル』は、ローリング・ストーンが大規模なアンケートを参照した「オールタイム・ベストアルバム500」で100位にランクイン[6]

来歴[編集]

1961年4月キーボーディストのロッド・アージェントを中心にロンドン郊外のセント・アルバーンズで結成[7]。当初はバンド名を「the Mustangs(ムスタングス)」にする予定だったが、既に同名のバンドが存在していたため、ポール・アーノルドが提案した「ゾンビーズ」に決まった[8]。後にアーノルドは医者を志すために脱退し、クリス・ホワイトが加入[9]

「イブニング・ニュース」紙主催の「ハートビート・コンテスト」で優勝し、デッカ・レコードと契約。1964年にシングル「シーズ・ノット・ゼア」(She's Not There)でデビューし、全英12位、全米2位を記録し、大ヒットとなった。当時のブリティッシュ・インヴェイジョンの波に乗ってアメリカにも上陸し、1965年には「テル・ハー・ノー」(Tell Her No)(全英42位・全米6位)をヒットチャートに送り込んだ。

1967年CBSレコードに移籍。1968年に発表したアルバム『オデッセイ・アンド・オラクル』(Odessey & Oracle)はメロトロンを大幅に導入するなど意欲的な作品であったが、制作途中からバンド内の人間関係が悪化し、完成とほぼ同時にバンドは解散してしまう。ところが、当時米CBSのプロデューサーであったアル・クーパーの進言によりアメリカでシングルカットされた「ふたりのシーズン」(Time of the Season)が翌1969年に大ヒット(全米3位)。1982年には一風堂がカバーした。レコード会社の度重なる要請や偽物バンドの出現にもかかわらず、ロッドの決意は固く、再結成はされなかった。

その後、ボーカリストのコリン・ブランストーンはソロアーティストに、アージェントは自身の名を冠した新バンド「アージェント」を結成。1977年、1989年の一時的なものをのぞいてパーマネントな再結成はなかったが、2004年になってアージェントはコリンとのデュオによるゾンビーズ名義のアルバムをリリース。現在もライブで活動中。

来日公演は、2001年にコリンとロッドのデュオが、2010年にコリン、2011年2012年 2015年にはゾンビーズ名義で行った。

日本においては、『オデッセイ・アンド・オラクル』収録曲の「今日からスタート(This Will Be Our Year)」が、2017年に放映されたゼクシィのCMソングとして起用された[10]

2019年には、ロックの殿堂入りを果たした[11]

メンバー[編集]

現メンバー

元メンバー

  • ポール・アトキンソン - ギター(1958年 - 1967年、1990年 - 1991年、1997年; 2004年逝去)
  • ヒュー・グランディー - ドラムス、パーカッション(1958年 - 1967年、1990年 - 1991年、1997年<ツアー・ゲスト>、2007年、2017年)
  • ポール・アーノルド - ベースギター(1961年 - 1962年)
  • クリス・ホワイト - ベースギター、バッキング・ボーカル、リード・ボーカル(1962年 - 1967年、1990年 - 1991年、1997年<ツアー・ゲスト>、2007年、2017年)
  • セバスチャン・サンタ・マリア - キーボード、ギター(1990年 - 1991年; 1996年逝去)
  • ジム・ロッドフォード - ベースギター、バッキング・ボーカル(2004年 - 2018年; 2018年逝去)
  • キース・エイリー - ギター、バッキング・ボーカル(2004年 - 2010年)
  • ダリアン・サハナジャ - キーボード、バッキング・ボーカル(2007年、2017年)

タイムライン[編集]

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

発売日 タイトル チャート
1964年8月 シーズ・ノット・ゼア 2位
1964年8月 ユー・メイク・ミー・フィール・グッド (イギリス・オーストラリア・カナダのみ発売)
1964年11月 リーヴ・ミー・ビー 圏外 (アメリカでのみ同年12月発売)
1964年11月 ウーマン (イギリス・オーストラリア・カナダのみ発売)
1964年12月 テル・ハー・ノー 6位
1964年12月 ホワット・モアー・アイ・キャン・ドゥー? 6位
1965年3月 シーズ・カミング・ホーム 58位
1965年9月 アイ・マスト・ムーヴ 58位
1965年6月 アイ・ウォント・ユー・バック・アゲイン 95位
1965年6月 リメンバー・ウェン・アイ・ラブド・ハー 95位 (アメリカ・カナダのみ発売)
1965年8月 お好きな時に 110位
1965年8月 好きさ好きさ好きさ 110位
1965年9月 ジャスト・アウト・オブ・リーチ 113位
1965年9月 リメンバー・ユー 113位
1966年2月 イズ・ディス・ザ・ドリーム? -
1966年2月 ドント・ゴー・アウェイ -
1966年6月 インディケイション -
1966年6月 ハウ・ウィー・ワー・ビフォー -
1966年9月 ゴタ・ゲット・ア・ホールド・オブ・マイセルフ 圏外
1966年9月 ザ・ウェイ・アイ・フィール・インサイド (イギリスのみ発売)
1967年3月 ゴーイン・アウト・オブ・マイ・ヘッド 圏外
1967年3月 シー・ダズ・エヴリスィング・フォー・ミー (イギリスのみ発売)
1967年9月 フレンズ・オブ・マイン 圏外
1967年10月 ビーチウッド・パーク (イギリスのみ発売)
1967年11月 ケア・オブ・セル44 -
1967年11月 メイビー・アフター・ヒーズ・ゴーン -
1968年4月 タイム・オブ・ザ・シーズン -
1968年4月 アイル・コール・ユー・マイン -
1968年6月 好きさ好きさ好きさ 圏外
1968年6月 ザ・ウェイ・アイ・フィール・インサイド 圏外
1968年7月 ブッチャーズ・テイル (ウェスタン・フロント 1914) -
1968年7月 今日からスタート - (アメリカ・カナダのみ発売)
1969年3月 ふたりのシーズン 3位
1969年3月 フレンズ・オブ・マイン 3位 (アメリカのみ発売)
1969年5月 イマジン・ザ・スワン 109位
1969年5月 コンヴァセイション・オフ・フローラル・ストリート 109位
1969年7月 イフ・イット・ドント・ウォーク・アウト -
1969年7月 ドント・クライ・フォー・ミー - (アメリカのみ発売)

※チャートはアメリカでの順位である。

アルバム[編集]

発売日 タイトル 原題 備考
1965年1月 ザ・ゾンビーズ The Zombies 米PARROT編集盤。日本・台湾でも同内容で発売された。
1965年3月 ビギン・ヒア Begin Here 英DECCA編集盤。フィリピンでも同内容で発売された。
1968年4月19日 オデッセイ・アンド・オラクル Odessey and Oracle -英CBS・米DATEより発売。日本盤は米盤と同じジャケットでCBSソニーから発売。ポーランド盤・再発盤に別ジャケット違いあり。
1990年 ニュー・ワールド英語版 New World -
2004年5月5日 アズ・ファー・アイ・キャン・シー... As Far As I Can See... -
2011年5月9日 ブリース・アウト、ブリース・イン Breathe Out, Breathe In -

脚注[編集]

  1. ^ Button (2015年10月17日). “The Zombies Rod Argent: Where is he now”. Express.co.uk. Daily Express. 2018年12月13日閲覧。
  2. ^ Watch the Zombies Talk ‘Odessey and Oracle’ Revival”. Rolling Stone. Rolling Stone (2015年10月22日). 2018年12月13日閲覧。
  3. ^ Staunton, Terry (2011年5月11日). “Interview: The Zombies' Rod Argent and Colin Blunstone”. MusicRadar. Future plc. 2018年12月13日閲覧。
  4. ^ Michael Heatley; Paul Lester; Chris Roberts (1998-08-27). The Encyclopaedia of Albums. Dempsey Parr. p. 159. ISBN 978-1-84084-031-5. https://books.google.com/books?id=n08ejQuhlAUC. 
  5. ^ Unterberger, Richie. “The Zombies | Biography”. AllMusic. 2015年8月18日閲覧。
  6. ^ The Zombies, 'Odessey and Oracle' - 500 Greatest Albums of All Time”. Rolling Stone (2012年5月25日). 2018年12月13日閲覧。
  7. ^ Fontenot, Robert. “British Invasion's Darker Side: The Zombies”. 2018年12月13日閲覧。
  8. ^ Cridlin, Jay (2012年7月27日). “The Zombies' Colin Blunstone talks touring in America, scoring hits in the '60s and how the group got its name”. Tampa Bay Times. 2015年8月18日閲覧。
  9. ^ Pore-Lee-Dunn Productions. “The Zombies”. Classicbands.com. 2015年8月18日閲覧。
  10. ^ 田端あんじ (2017年5月10日). “「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」ゼクシィ新CMのキャッチコピーが胸にグッときます”. Pouch. 株式会社ソシオコーポレーション. 2018年12月13日閲覧。
  11. ^ ロキシー、ゾンビーズ、ジャネット、ロックの殿堂入りに喜びのコメント”. BARKS (2018年12月14日). 2019年2月2日閲覧。

外部リンク[編集]