ふくろうず

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ふくろうず
ジャンル J-POP
活動期間 2007年 - 2017年
レーベル エピックレコードジャパン(2011年 - 2016年)
徳間ジャパンコミュニケーションズ(2016年 - )
事務所 ソニー・ミュージックアーティスツ
公式サイト ふくろうず Official Website
メンバー 内田万里(ボーカルキーボード
石井竜太 (ギター
安西卓丸(ベース、ボーカル)
旧メンバー 高城琢郎(ドラムス

ふくろうず'は、日本バンドソニー・ミュージックアーティスツ所属。

概要[編集]

もともとドラムの高城をのぞく3人は同じ大学の音楽サークルの先輩・後輩同士だった。そのサークルはコピーバンド専門の弱小サークルだったので、オリジナルがやりたかった安西は内田に声を掛けた[1][2]。2007年2月、初めて入ったスタジオに内田が持ってきた1曲がきっかけとなって、「ふくろうず」の原型が誕生した[1]

「ふくろうず」というバンド名は、内田が適当に決めた。ふくろうが好きというわけではなく、ただ英語のバンド名がなんとなく嫌というのと自分が好きな日本人のバンドにもあまり英語のバンド名を見かけなかったという個人的趣味の問題で、平仮名かカタカナで付けることにした[2]

メンバー[編集]

内田万里
ボーカルキーボード担当。
すべての楽曲の作詞作曲を手がけるソングライター[2][3]
ピアノは小学1年から5年くらいまでやっていたが、初めてちゃんとした曲を作ったのが20歳過ぎたくらい。作曲には楽器を使わず、デモも作らない。[2][4]
ソロ名義で弾き語りライブも行っている。
好きなアーティストはビートルズくるりレディオヘッド[5]
安西卓丸
ベース、ボーカル担当。
好きなアーティストはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンレッド・ホット・チリ・ペッパーズクイーン、ビートルズ、槇原敬之[5][6][7]
石井竜太
ギター担当。
好きなアーティストははっぴいえんどピクシーズTHE HIGH-LOWS、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ニルヴァーナ[5][6]

元メンバー[編集]

高城琢郎
ドラムス担当。
2011年9月21日に脱退[8]。現在はイラストレーターとして活動。脱退後の2016年11月の東名阪ライブ、2017年のアルバム『びゅーていふる』のレコーディングや発売に伴うツアーではサポートメンバーとして参加している。

来歴[編集]

2007年東京で結成。都内を中心に活動、MySpace上で公開された楽曲が口コミで話題になり、東京のライヴハウスシーンで次第に注目を集めていく[9][10]

2009年12月、初音源となるミニアルバム『ループする』をライブ会場とdisk union限定で発売。このミニアルバムはノンプロモーションにもかかわらずdisk unionのインディーズチャート首位を独占し続け、これをきっかけに人気は全国区に拡大[9]

2010年3月の初ワンマンライブを関係者が観覧したことでSMAとのマネジメント契約が進む[10]。4月7日、デビューアルバム『ループする』を新曲2曲を加えた全国流通盤として再リリース[9]。10月に2ndアルバム『ごめんね』をリリース。

2011年6月、3rdアルバム『砂漠の流刑地』でEPICレコードからメジャーデビュー。

2013年7月に約2年ぶりとなるミニアルバム『テレフォン No.1』を発表する。

2014年6月にアルバム『マジックモーメント』をリリース。

2016年、徳間ジャパンコミュニケーションズへ移籍。7月13日に約2年ぶりとなるフルアルバム『だって、あたしたちエバーグリーン』を発表する[11]

2017年、12月24日をもって解散を発表。

作品[編集]

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番
1st 2010年4月7日 ループする UXCL-23
2nd 2010年10月6日 ごめんね UXCL-28
3rd 2011年6月22日 砂漠の流刑地 ESCL-3673
4th 2014年6月18日 マジックモーメント 初回限定盤(CD+DVD) ESCL-4218/9
通常盤 ESCL-4220
5th 2016年7月13日 だって、あたしたちエバーグリーン TKCA-74384
6th 2017年9月7日 びゅーてぃふる TKCA-74549

ミニアルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番
1st 2013年7月24日 テレフォン No.1 ESCL-4080
2nd 2015年10月7日 ベイビーインブルー XQIY-1203

参加作品[編集]

タイアップ[編集]

楽曲名 タイアップ先
いま何時? BSジャパンテレビドラマ『ワカコ酒 Sason2』オープニングテーマ [12]

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b SMA40th(インタビュアー:冨永周平)「ふくろうずと話してきた - HARENOVA (1/4)」『ソニー・ミュージックアーティスツ』、2014年http://sma40th.com/harenova/interview/interview01_1.html2017年2月14日閲覧 
  2. ^ a b c d ふくろうず(インタビュアー:川倉由起子)「ボーカル内田万里が明かす 2ndアルバム「ごめんね」制作秘話」『音楽ナタリー』、2010年10月6日https://natalie.mu/music/pp/fukurouzu2017年2月14日閲覧 
  3. ^ ふくろうず内田万里が新作とバンドの裏側を明かす”. 音楽ナタリー (2010年10月6日). 2017年2月14日閲覧。
  4. ^ ふくろうず(インタビュアー:津田真(クレーター通信))「J-POPの頂点を目指す! 3rdアルバム「砂漠の流刑地」」『音楽ナタリー』、2011年6月22日https://natalie.mu/music/pp/fukurouzu022017年2月14日閲覧 
  5. ^ a b c プロフィール ふくろうず”. 徳間ジャパン (2016年). 2017年2月14日閲覧。
  6. ^ a b ふくろうず(インタビュアー:大山卓也)「「だって、あたしたちエバーグリーン」インタビュー」『音楽ナタリー』、2016年7月13日https://natalie.mu/music/pp/fukurouzu052017年2月14日閲覧 
  7. ^ SMA40th(インタビュアー:冨永周平)「ふくろうずと話してきた - HARENOVA (4/4)」『ソニー・ミュージックアーティスツ』、2014年http://sma40th.com/harenova/interview/interview01_4.html#container2017年2月14日閲覧 
  8. ^ ふくろうずからドラム高城琢郎が脱退”. 音楽ナタリー (2011年9月21日). 2017年2月14日閲覧。
  9. ^ a b c ふくろうず、インディーズシーンの話題作いよいよ全国流通”. 音楽ナタリー (2010年4月6日). 2017年2月14日閲覧。
  10. ^ a b SMA40th(インタビュアー:冨永周平)「ふくろうずと話してきた - HARENOVA (2/4)」『ソニー・ミュージックアーティスツ』、2014年http://sma40th.com/harenova/interview/interview01_2.html#container2017年2月14日閲覧 
  11. ^ ふくろうずが徳間ジャパンへ移籍、2年ぶりフルアルバムも決定”. BARKS (2016年4月28日). 2017年2月14日閲覧。
  12. ^ a b ふくろうずがドラマ「ワカコ酒」に出演、KASICO手がけたMV公開”. 音楽ナタリー (2016年3月2日). 2016年3月3日閲覧。

外部リンク[編集]