TOKYO DESIGNERS WEEK

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

TOKYO DESIGNERS WEEK(とうきょうデザイナーズウィーク)は、建築インテリアプロダクトグラフィックなど生活デザインアートが集まるクリエイティブイベント

主催は、TOKYO DESIGN WEEK 株式会社。

概要[編集]

国内外の様々な企業ブランド学校大使館デザイナーアーティストミュージシャンによる展示やライブイベントが開催されている。

1986年、本イベントの前身となる「デザイナーズサタデー」がスタート。1997年に名称を「TOKYO DESIGNERS WEEK」に変更。2005年から明治神宮外苑絵画館前に中央会場を設け、2013年より会期を10日間としている。2015年より名称を「TOKYO DESIGN WEEK」に変更[1]。2016年までの31年連続開催されてきたが、後述の事故を受け、2017年は開催中止が発表された[2]。なおTOKYO DESIGN WEEKが2016年7月に構想を発表した地方創生プロジェクトの「ジャパンデザインウィーク(JAPAN DESIGN WEEK)」[3]はそのまま開催されている。

事故[編集]

2016年11月6日午後5時20分ごろ「TOKYO DESIGN WEEK 2016」(会場:明治神宮外苑)の展示作品が炎上する火災が発生した。

出火元は、日本工業大学工学部建築学科と生活環境デザイン学科の学生グループ[4]の出展作品『素の家』で、木枠をジャングルジム状に組み上げた構造の内部に、カンナ屑状に削られた木くずが飾り付けらていた[5]。観たり入ったり出来る体験型アートで出火当時も複数の子供が登って遊んでいたが、中で遊んでいた5歳の男児が全身にやけどを負い搬送先の病院で死亡が確認され、救出しようとした父親と近くにいた40歳代の男性が怪我を負い入院した[6][7]。火災原因は、暗くなったために作品内で点灯した投光器の白熱電球の熱により木くずが発火したと見られいる。また、植木鉢で電球が木くずに直接触れないようにしていたことなどから、作品制作者側が発火の危険性を認識していた疑いがある[8]。作品制作者側は安全対策について「火災になるとは想定していなかった」と述べており[9]、主催者側も「高さ制限など厳しい基準を設けてきた」としているが、その一方で「今回のイベントは約600の作品が出展しており、1つ1つを詳しく見るのは難しい」とも説明している[10]

なお、火災発生後も入場制限をしつつイベントを続行したことについて、主催者側は「地方から来ている人もいたので、作品を見てもらえたらと思った」と説明し、「混乱を招く」との理由で火災のアナウンスも行わなかった[11]

この事故を受け、予定していた翌日の開催は中止となった。

火災事故後の同年12月、テレビ番組『羽鳥慎一モーニングショー』において、主催会社の職員がボランティアスタッフに宛てた忘年会開催案内のメールがネット上に流出・拡散され、文面などに事故に対する反省や犠牲者遺族への配慮がないとの世論を受けて忘年会は中止したことが報じられた[12]。この件について、公式サイトは川﨑健二代表による謝罪文を掲載した[13]

実績[編集]

TOKYO DESIGNERS WEEK[編集]

テーマ 動員数 メイン会場
1-11 1986-1996 デザイナーズサタデー - 都内SHOP
12 1997 インテリアジェンヌたちへ - 都内SHOP
13 1998 一緒に暮らすデザイン - 都内SHOP
14 1999 遊覧・インテリア-とっておきのデザインに会える - 都内SHOP
15 2000 デザ引力の発見-THOUSANDS OF STYLES - 都内SHOP
16 2001 INSPIRE 延べ10,000人 赤坂カラヤン広場
17 2002 実験 延べ15,000人 赤坂カラヤン広場
18 2003 EXHIBIT DESIGN & PARTY 延べ20,000人 お台場
19 2004 DESIGN MESSE 延べ30,000人 お台場
20 2005 コンテンポラリーネイチャー 67,664人 明治神宮絵画館前
21 2006 LOVE 74,870人 明治神宮絵画館前
22 2007 LOVE 85,298人 明治神宮絵画館前
23 2008 LOVE 76,499人 明治神宮絵画館前
24 2009 LOVE GREEN 60,424人 明治神宮絵画館前
25 2010 LOVE BLUE 72,139人 明治神宮絵画館前
26 2011 ARIGATO 91,239人 明治神宮絵画館前
27 2012 HELLO DESIGN 101,790人 明治神宮絵画館前
28 2013[14] CREATIVE FeS 109,518人 明治神宮絵画館前
29 2014[15] 天才万博 115,414人[16] 明治神宮絵画館前
30 2015[16] INTERACTIVE 106,321人[17] 明治神宮絵画館前
31 2016[1] TOKYO 明治神宮絵画館前
32 2017 前年の事故を受け中止[2]

海外での展開[編集]

2005年と2007年に出展した。2014年には、イタリアで開催される「ミラノサローネ」で、テーマを「TOKYO IMAGINE」として出展予定[14]

テレビ番組[編集]

TOKYO DESIGN WEEK.tv -茂木健一郎の発想の種 IMAGINE-』(とうきょうデザインウィークティーヴィー もぎけんいちろうのはっそうのたね イマジン)と題し、2013年4月2日よりBS日テレにて毎週月曜日23:00 - 23:54に放送していた。

前身番組として、『TOKYO AWARD』(2011年4月 - 2012年3月、テレビ東京)、『TOKYO DESIGNERS WEEK.tv』(2012年4月 - 2013年3月、BS日テレ)が放送されていた。

YouTubeに番組公式チャンネルがあり(「外部リンク」節参照)、過去の放送分が視聴可能だった。

前述の「TOKYO DESIGN WEEK」での事故の影響により、2016年11月7日放送予定分は休止となり[18]、さらに翌週翌々週以降も休止され[19]、その後放送が再開されることなく番組公式サイトが閉鎖されている。

出演者[編集]

『TOKYO DESIGN WEEK.tv -茂木健一郎の発想の種 IMAGINE-』終了時[編集]

過去の出演者[編集]

  • SHELLY(MC、『TOKYO AWARD』開始時 - 『TOKYO DESIGNERS WEEK.tv』最終回まで)
  • スプツニ子!(MC、『TOKYO DESIGNERS WEEK.tv』開始時 - 最終回まで)
  • 清川あさみ(MC、『TOKYO DESIGN WEEK.tv -茂木健一郎の発想の種 IMAGINE-』開始時 - 2015年3月)

番組コーナー[編集]

  • 「クリエイターの独り言」
  • 「DESIGN NEWS FLASH」
  • 「美術館に行こう!」
  • 「THE BRAND」

など様々なコンテンツを放送していた。

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b TOKYO DESIGN WEEKの歴史
  2. ^ a b TOKYO DESIGN WEEK株式会社公式サイト インフォメーション
  3. ^ 国内100都市でデザインウィーク開催へ 隈研吾や伊東豊雄ら地方創生をサポート
  4. ^ 「責任はすべて大学にある」神宮外苑の火災受け学長”. 朝日新聞 (2016年11月7日). 2017年3月4日閲覧。
  5. ^ <東京NEWS2016>(4)屋外展示物火災で男児死亡”. 東京新聞. 2017年3月2日閲覧。
  6. ^ 神宮外苑で火災、男児死亡=イベントで、2人けが-東京・新宿”. 時事通信. 2016年11月6日閲覧。
  7. ^ 神宮外苑火災から1週間 体験型アートに安全基準なく”. 東京新聞. 2017年3月2日閲覧。
  8. ^ オブジェ内の植木鉢に白熱電球 熱により出火? 制作者の大学生ら危険性認識か”. 産経ニュース (2016年11月7日). 2017年1月21日閲覧。
  9. ^ 安全基準なき「アート作品」 芸術性と安全性の両立課題(1/2)”. 産経ニュース (2016年11月7日). 2017年1月26日閲覧。
  10. ^ 【神宮イベント火災】「誠に申し訳ない」作品出展の日本工業大が謝罪”. 産経ニュース (2016年11月6日). 2017年1月26日閲覧。
  11. ^ 【主張】外苑イベント火災 芸術は安全に優先しない(2/2)”. 産経ニュース (2016年11月8日). 2017年1月21日閲覧。
  12. ^ 神宮外苑の火災事故 主催者の忘年会企画に出演者から批判が相次ぐ”. ライブドアニュース (2016年12月16日). 2017年1月21日閲覧。
  13. ^ TOKYO DESIGN WEEK株式会社公式サイトトップページ
  14. ^ a b Asahi Shimbun Digital[and]デザイン、アート、音楽の三本柱で 「東京デザイナーズウィーク」 - information”. 朝日新聞 (2013年11月1日). 2016年11月6日閲覧。
  15. ^ プレスリリース
  16. ^ a b TOKYO DESIGN WEEK2015
  17. ^ ABLE & PARTNERS TOKYO DESIGN WEEK 2016”. 産経ニュース (2016年9月23日). 2017年2月5日閲覧。
  18. ^ 番組公式サイトトップページウェブ魚拓による2016年11月7日のスナップショット)
  19. ^ BS日テレ公式サイト内・週間番組表(ウェブ魚拓による2016年11月14日のスナップショット。紀行番組『大人のヨーロッパ街歩き アンコール』に差し替えられている)

外部リンク[編集]