SILENT HILL: DOWNPOUR

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サイレントヒル ダウンプア
ジャンル ホラーアドベンチャー
対応機種 PlayStation 3
Xbox 360(日本国外)
Microsoft Windows(日本国外)
開発元 Vatra
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
人数 1人
発売日 2012年11月8日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
売上本数 PlayStation 3
日本の旗 21,103本[1]
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サイレントヒル ダウンプア』(Silent Hill: Downpour)は、コナミデジタルエンタテインメントから発売されたPlayStation 3ゲームソフト。『サイレントヒル』シリーズの8作目に当たる。(『プレイノベル サイレントヒル』と『SILENT HILL: THE ARCADE』を含めれば第10作目)。

概要[編集]

本作はシリーズ初となるオープンワールドなゲームシステムであり、その自由度はシリーズで最も高い。また、操作性が一新されている。 武器の制限があり、全ての打撃武器は使用するといずれは壊れてしまう他、武器は銃の他に一つしか持ち歩けない。 『ホームカミング』で採用された「回避」の代わりに、今作ではガードができる。また、『シャッタードメモリーズ』で採用された、追跡者を妨害する為に障害物を倒したり、後ろを振り向くといった行動も行える。 その為、製作者が海外に移行して以降の作品の集大成的な作品とも言える。

難易度は『ホームカミング』に匹敵するほど高く、タイミングよくガードしなければ反撃を受けてしまう。

登場人物[編集]

Murphy Pendleton:マーフィー・ペンドルトン/男/40代
ライアル刑務所に収容されている囚人の一人で、多くの看守たちから嫌われていた。
凶悪犯罪者向けのウェイサイド刑務所に移送される途中で事故が起き、そのどさくさに紛れて逃走し、サイレントヒルにたどり着いた。
教団(The Order)が運営する孤児院出身。
エンディングによって設定や結末は大きく異なっている。
Anne Marie Cunningham:アン・マリー・カンニガム/女/20代
マーフィーを探すウェイサイド刑務所の看守。本作のヒロイン的存在であり、それと同時に、主人公マーフィーの敵対者でもある。
マーフィーにただならぬ恨みを抱いており、執拗にマーフィーを追跡する。
最後はブギーマンと化したマーフィーと対決する。
Anne Marie:アン・マリー(ボス)
本作の実質的な最終ボス。復讐のため、ブギーマンと化したマーフィーと対峙する。拳銃での銃撃のほか、プリズナー・ジャガーノートの集団をけしかけるといった行動も起こすが、人間であるため、耐久力は低い。
Howard Blackwood:ハワード・ブラックウッド/男/年齢不詳
サイレントヒル周辺の地理に詳しい黒人の郵便配達員。
マーフィーの行く先々に現れては、助言を残して消えていく。
RPG作品『ブックオブメモリーズ』にも登場する。
George Sewell:ジョージ・スーエル/男/年齢不詳
ライアル刑務所の看守で、目的の為なら手段を選ばない危険な人物。かなりの人脈と、目的を実現させる能力から、刑務所の中では人気が高い。マーフィーとはとある繋がりがあり、物語の重要なキーパーソンの一人である。
Frank Coleridge:フランク・コールリッジ/男/年齢不詳
ライアル刑務所看守。
時折、幽霊のように鏡に写り、マーフィーに助言をあたえる。
アンの父親であり、スーエル、或いはマーフィーによって寝たきりになるほどの重症を負わされた。
Patrick Napier:パトリック・ネイピア/男/40代
ライアル刑務所に収容されている囚人の一人で、ぶくぶくと太った白人男性。マーフィーと同い年。バスルームでマーフィーに待ち伏せされ、瀕死の重症を負わされた。
彼もまた、エンディングによって設定が異なっており、いずれもマーフィー、或いはスーエルによってすでに殺されている。
彼とのバスルームでの対峙は、戦闘のチュートリアルとなっており、どんなに攻撃を受けても決して反撃することはなく、助けを求めて逃げ回るのみである。
DJ Robert(Bobby) Ricks:DJ ボビー・リックス/男/30代
サイレントヒルにある海賊ラジオ局のディスクジョッキーをしている黒人男性。本名は「ロバート」で、ボビーは愛称。マーフィーへ捧げた曲を絶えず流している。
マーフィー、アンと会話中にスクリーマーの集団に襲われ、行方不明となる。
John P. Sater :J.P.セイター/男/年齢不詳
かつてデビルズピットの子供列車の運転手をしていたが、失業して以来、デビルズピット周辺をうろついてはそこへ訪れる人物にその土地の歴史を話している。
酒に酔ったままアトラクションの列車を動かして事故を起こしてしまい、乗車していた子供達を死なせてしまった過去を持つが、自らの罪から目を背けている。
マーフィーと再開後、崖から身投げした。
Nun:修道女/女/年齢不詳
教会にいたシスター。何故かマーフィーと会話が噛み合わない。教団の一員であると推測できるが、本名を含めて詳細は不明である。
The Boy:男の子
教会で出会う少年。
マーフィーをブギーマンであると言い、外へ出ようとしない。
後にマーフィーと再開するが、ブギーマンに首を折られて死亡した。
どことなくチャーリーに似ている。
The Girl:女の子
「男の子」にマーフィーがブギーマンであると教えた少女。男の子曰く、「いつも泣いているけど物知り」。マーフィーから逃げ回る。
屋根裏でホイールマンと会話した後に、行方不明となる。
アン・マリーの幼い頃の姿であると推測できるが、詳細は不明である。
Charlie Pendleton:チャーリー・ペンドルトン/男/享年不詳
マーフィーの息子。数年前に死亡しているが、死亡した原因はエンディングによって大きく異なる。
Carol Pendleton:キャロル・ペンドルトン/女/年齢不詳
マーフィーの離婚した妻。マーフィーの回想と、Dエンディングにのみ登場する。マーフィーはチャーリーの死をきっかけに、彼女から絶縁されている。
サンチェス
マーフィーと共に移送された囚人。ダイナーの地下でスクリーマーを殴っていたが、マーフィーに邪魔され、身動きが取れなくなり、成すすべなくスクリーマーに殺された。
ホーマー爺さん
地下通路で生活している老人のホームレス。彼の要求するものを手渡すと、近道を教えてくれるが、最後は衰弱死する。
M.クーンズ
ウェイサイド刑務所の刑務官。護送バスを運転していたが、事故の際に行方不明となる。
ウィリィス
ライアル刑務所の看守。
Wheelman:ホイールマン
マーフィーの行く先々に現れる、車椅子に座り、生命維持装置に繋がれた怪人。様々な場所に車椅子の車輪の後を残し、フランクやハワードと同様にマーフィーを導くかのように行動する。
裏世界の最深部にて、巨大な怪物の姿でマーフィーの前に立ちはだかる。4つの巨大な生命維持装置と繋がっており、それらを全て破壊すると倒すことができる。
その正体は、アン・マリーの亡き父親フランクの、異世界で怪物と化した姿。生命維持装置や車椅子は、暴行を受け、寝たきりの状態になったフランクの姿を思わせる。マーフィーに生命維持装置を破壊されて死亡したが、エンディングによっては復活する。
Bogeyman:ブギーマン
三メートル近くの巨体を持つ怪人。黒いトレンチコートの様なものを頭から足元まで纏っており、ガスマスクを被っている。身の丈ほどもある大きなハンマー(ブギーマンハンマー)を手に、マーフィーの行く先々に現れる。
マーフィーはこの存在について詮索していくこととなる。
巨大なハンマーを振り回したり、ハンマーで地面を叩き地割れを起こす等、怪力を持つ上に、一定のダメージを受けて方膝をついても、数秒後に受けたダメージが全快する、高い回復能力も併せ持つ。
マーフィーと直接対峙するのは二度で、一度目はどんなに攻撃を加えても倒すことはできず、一定時間が経過するか、スクリーマーを二体倒すことで退散する。二度目の対峙では倒すことができる。
最後は方膝をついたところでマーフィーにハンマーを奪われ、ハンマーで撲殺された。
物語の最終局面にて、マーフィー自身がブギーマンと化してしまいアン・マリーと対決する(つまり、プレイヤーがブギーマンを操作する)。
マーフィーが倒さなければならない存在である。

登場する敵[編集]

クリーチャー[編集]

スクリーマー(Screamer)
女性的な外見で、口が大きく裂けているクリーチャー。金切り声をあげて、主人公を襲う。後ろからしがみついたり、爪で切り付けてくる。
ウィーピングバット(Weeping Bat)
サイレントヒルに昔から生息していた人型の動物。全身が白く、大柄。天井を自由に這うことができ、頭上からも攻撃を仕掛けてくる。
プリズナー・ミニオン(Prisoner Minion)
不気味な笑みを矯正したような金具を着けた人型のクリーチャー。男性的な外見で、上半身は裸。刃物を持った者も存在し、スクリーマーよりも動きが複雑で読みにくい。スクリーマーよりも体力は高い。
プリズナー・ジャガノート(Prisoner Juggernaut)
プリズナー・ミニオンの親玉。ミニオンよりも一回り大柄で、鉄柵を破る程の怪力を持つ。ジャガノートを倒すと、近くのミニオンも滅びるが、倒すのは困難。
ドール(Doll)
大きく裂けた口をした女性型クリーチャー。本体と攻撃体が別にある。本体が攻撃を仕掛けてくることはなく、マネキンの様に動かないが、透明で見えない攻撃体が笑い声をあげて襲ってくる。
トーメンティド・ソウル(Tormented Soul)
ボイドの追跡を遅らせる為に利用する、格子に閉じ込められた異形のクリーチャー。
ウォールコープス(Woll Corpse)
両手足がない人型クリーチャー。壁や円盤に磔にされており、腹から血を吹き出す。血に当たるとけっして少なくないダメージをうける。
パトカー
サイレントヒルを走行する、黒い、ボロボロになったパトカー。運転者は存在せず、複数のスクリーマーを召喚する。配車機で召集を掛ければ消滅する。
モノクルマン
デビルスピットの終点近くに現れた、巨大な片眼鏡の顔。「乗り心地はどうだった?マーフィー」という台詞を発する。
ボイド(Void)
裏世界にのみ出現する怪物で、赤黒い光のような外見である。マーフィーが最初に遭遇する敵。マーフィーを執拗に追跡し、触れたものを全て取り込もうとする。取り込まれたら最後死は免れず、障害物を倒し進行を遅らせつつ、追ってこなくなる場所まで逃げるしか対処法はない。

ボス[編集]

ブギーマン(Bogeyman)
上記を参照。
ホイールマン(Wheelman)
上記を参照。
本作では数少ないボスクリーチャーの一体である。
アン・マリー・カニンガム
上記を参照。

アイテム[編集]

携帯用救急キット
体力を少し回復する。
ライト
本作のライトは手持ちタイプで、胸ポケットではなく腰に装着する。また、紫外線ライトも登場する。
無線機
前作『ホームカミング』と同様に、敵が近くに存在するとノイズを発する。『1』『2』『3』『ゼロ』における、携帯ラジオと同じ役割。
教団のマーク
時計塔の裏世界や、教会などで度々目にする紋章。教団のシンボルマーク的存在である。
ロビー
シリーズお馴染みのウサギのマスコットキャラクター。二週目以降、赤と青の蝋燭の近くの地面をシャベルで掘ると入手できる。

雑記[編集]

『サイレントヒル』一作目の重要なボスキャラクターが描かれた絵画が飾られている。

サイレントヒル ゼロ』のトラビスが運転していたのと同じデザインのトラックが町中に停車している。

サイレントヒル ホームカミング』の主人公の家の写真が登場する。

特定の条件で『サイレントヒル4』の舞台となったヘンリーの住むサウスアッシュフィールドの302号室に実際に入って探索できる。

UFOエンドのかわりに、おふざけエンディングとしてサプライズエンドが存在する。このエンディングでは『サイレントヒル』シリーズ歴代の主人公と有名クリーチャーが登場する。

『サイレントヒル』の初代テーマソングが聞ける場所がある。

過去作に登場したオマケアイテムなどがステージ中に隠されている。

脚注[編集]

  1. ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』 エンターブレイン2013年2016年4月3日閲覧。

関連項目[編集]

メインタイトル
映画
キャラクター

外部リンク[編集]