サイレントヒル シャッタードメモリーズ

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サイレントヒル シャッタードメモリーズ
SILENT HILL -SHATTERED MEMORIES-
ジャンル ホラーアドベンチャー
対応機種 Wii
PlayStation Portable
PlayStation 2
開発元 クライマックス
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
人数 1人
発売日 アメリカ合衆国の旗2009年12月8日(Wii)
アメリカ合衆国の旗2009年12月19日(PSP、PS2)
欧州連合の旗2010年3月4日
日本の旗2010年3月25日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
ESRB: Mature
PEGI: 16+
OFLC: M
USK: 16
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サイレントヒル シャッタードメモリーズ』はコナミデジタルエンタテインメント2010年3月25日に発売したサバイバルホラーゲーム。リ・イマジネーション作品[1]である。

開発は、『サイレントヒル ゼロ』も担当したクライマックススタジオ。

概要[編集]

シリーズ第1作のテーマ・ストーリーを踏襲し、新たに再構築された作品。しかし、単なるリメイク作品では無く、登場人物の設定やストーリー、「氷の世界」の登場など、『1』とは大幅に違う点がある。

作品テーマは「戦えないという恐怖」、テーマが示すように、今作は武器を使用して敵を倒すことは一切出来ない。また、ビハインドカメラ(常にプレイヤーを背面から追従するカメラ)が採用されている。主人公は1作目と同じくハリー・メイソン。今作ではプレイ中の選択肢により、ハリーの性格が変化していき、他キャラクターの外見や性格の変化が生じていく。また建物の内装・外装や会話の台詞・メールの内容、クリーチャーの容姿などかなり細かなところまで変化していき、全ての変更数を数えると膨大なものとなる。それらが複雑に組み合わさって、最後にたどり着くエンディングでは衝撃の結末を迎えることとなる。

ストーリー[編集]

休暇地として有名な町「サイレントヒル」。そこに住むハリー・メイソンは、一人娘のシェリルを連れての遊園地からの帰り道、凍りついた路面と吹雪による視界の悪さから自動車事故を起こし、意識を失ってしまう。目覚めたとき車内に娘の姿はなく、目の前には不気味に静まり返った町があった。

登場人物[編集]

Harry Mason:ハリー・メイソン/男/30歳
本作の主人公。サイレントヒル在住の作家。娘のシェリルを溺愛している。自動車事故の後、はぐれてしまった娘のシェリルを探すためにサイレントヒルを奔走する。
物語の終盤、実は18年前に交通事故で他界していたことが判明する。
Cheryl Heather Mason:シェリル・ヘザー・メイソン/女/7歳
ハリーの一人娘。豊富な想像力と行動力をあわせ持った少女。ハリーが自動車事故で意識を失っているうちに姿を消してしまった。
物語の終盤、カウフマンのカウンセリングを受けていたのが彼女であること、彼女の実年齢は25歳であることなどの真相が明らかになる。つまり、本作の真の主人公と言える。
Cybil Bennett:シビル・べネット/女/28歳
サイレントヒルの婦人警官。サイレントヒルの町を熟知しており、パトロール中にハリーと出会う。
Dr.K/M. Kaufmann:ドクターK(マイケル・カウフマン)/男/58歳
精神分析医。落ち着いた物腰でカウンセリングを行っていく。ゲーム中に何度も行われるカウンセリングでは、彼の質問に答えていくことになる。
Dahlia :ダリア/女/年齢不詳
ハリーの目の前に突如現れた謎の若い女性。容姿がシェリルに似ており、ハリーのことを知っているような言動を見せ、ハリーを翻弄する。
その正体はハリーの生前の妻であり、シェリルの母親。
容姿は『サイレントヒル』のダリアよりも、アレッサに近い。
Mike Stewart:マイク・スチュアート/男/中年
Lucy Stewart:ルーシー・スチュアート/女/中年
ハリーの家に、何故か住んでいた夫妻。ハリーを不審者と勘違いして通報した。
Michelle Valdez:ミッシェル・バルデス/女/20代
ハリーがミッドウィッチ高校で出会う女性。完全にオリジナルのキャラクター。
同窓会に参加したが、吹雪のために彼女以外、会場に集まらなかった。娘を探すハリーに協力する。
John:ジョン/男/20代
ミッシェルの恋人。職業は弁護士。本作のオリジナルキャラクターの一人。物語の終盤に初登場し、ミッシェルに別れ話を振り出す。
Lisa Garland:リサ・ガーランド/女/20代
看護師。病院で事故を起こしたところで、ハリーと出会う。
最後は突然額から血を流し、行方不明となる。

クリーチャー[編集]

本作には下記のクリーチャー一種類の敵しか存在しないが、そのクリーチャーの種類は膨大な数に上る。

ロウショック(Raw Shocks)[編集]

ハリーが「悪夢」の中で出会う怪物。子供のような背丈で、全身の皮を剥がされたような外見をしている。集団でハリーを追跡し、飛び付いて攻撃してくる。視覚、嗅覚、聴覚を頼りにハリーを探すため、たとえロッカーに隠れても、いずれは発見されてしまう。 ハリーが力尽きても噛み付いたりはせず、逆にハリーを優しく撫でるような仕草をする。倒す術は無く、逃避しながら出口を探索していくことになる。逃げ道で拾う発煙筒を使用することによって、怪物は一時的に追い払うことが出来る。 また、とある場面ではハリーに対して、「戦わないで」というメッセージを残した。 オスとメスが存在し、またシナリオの分岐によって外見が変化する。以下に列挙する。

女性(Feminine)
顔の端から端までに到達する巨大な口を持つクリーチャー。女性型で、若干痩せこけている。腰の辺りにはスカートのようなヒレが付いており、かかとの高いハイヒールを履いているかのような足をしている。性的なものを凝視したり特定の場所に連絡をかけるとこのクリーチャーになる。
肥大化(Bloated)
肌に巨大な腫瘍が出来て、肌の色が灰色になり、より巨大化・肥満化したクリーチャー。ビール・ワインなどのアルコールを含むものを多く見るとこのクリーチャーになる。
ブロークン(Broken)
顔の凹凸が激しくなり、手足、こめかみ部分に切り株のようなオブジェクトが出来たクリーチャー。体の節々には穴があいており、その先には漆黒が広がっている。登場人物に対し非友好的に接したり、生き物の死体や刃物などの暴力的なものを多く見るとこのクリーチャーになる。
痩身化(Geometric)
体が痩せこけ、骨と皮だけになって衰弱しきったような動きで襲い掛かってくるクリーチャー。頭が異様に膨れ上がりその中心に大きな穴が開き、手足が磁石のように二つに分かれている。登場人物に対し好意的に接したり、シェリルを探すために適切な行動をとり続けるとこのクリーチャーになる。

アイテム[編集]

携帯電話
メールや電話の他、写真を撮ったり地図を見ることができる。従来のラジオ同様、クリーチャーが近付くとノイズを発する。
発煙筒
「悪夢」でのみ出現するアイテム。点けていると一定時間クリーチャーが近付いてこなくなる。地面に置いておくこともできる。
思い出
「現実世界」で手に入れることが出来るアイテム。登場人物たちの過去の持ち物を具現化したもので、集めた数に応じてエンディングが微妙に変化する。

脚注[編集]

関連項目[編集]

メインタイトル
映画

外部リンク[編集]