沖縄県立開邦中学校・高等学校
沖縄県立開邦中学校・高等学校 | |
---|---|
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 沖縄県 |
学区 | 県全域 |
校訓 | 開邦雄飛 |
設立年月日 | 1986年4月9日 |
創立記念日 | 11月1日 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 学術探究科・芸術科 |
学科内専門コース |
学術理科・学術文科(共に学術探究科) 美術コース・音楽コース(共に芸術科) |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 47157H |
所在地 | 〒901-1105 |
北緯26度13分2.9秒 東経127度43分57.2秒 / 北緯26.217472度 東経127.732556度座標: 北緯26度13分2.9秒 東経127度43分57.2秒 / 北緯26.217472度 東経127.732556度 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
沖縄県立開邦中学校・高等学校(おきなわけんりつかいほうこうちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、沖縄県島尻郡南風原町字新川にある県立中学校・高等学校。併設型中高一貫制共学校。
「邦を開き世界に羽ばたく、21世紀に向けた人材の育成」を目的として、県内で初めて理数科、英語科、芸術科の3学科を設置し、1986年に開校した。2002年度より、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されており、年1回(12月頃)、SSH研究発表会として当校の理数科全員による研究発表が行われていた。 2016年度より中学校を併設し、中高一貫校となった。
中高ともに通学区域は県内全域である。高等学校の生徒は寮の利用が可能だが、中学生については保護者の元からの通学が原則となる。
沿革
- 1985年8月26日 県教育委員会にて沖縄県立開邦高等学校設置方針を定める。
- 1985年11月1日 職員人事発令、開校準備室設置(本校創立記念日)。
- 1986年4月9日 開校式、第1回入学式を挙行。
- 2002年5月23日 文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールに指定される。
- 2005年10月11日 校訓を「開邦雄飛」と決定。
- 2016年4月 沖縄県立開邦中学校を設置。
設置学科
中学校は1クラス40名の募集。 *2019年度より2クラス80名の募集。
現在は志望区域は県内全域であるが、球陽高校の開校当初は本島中部在住の生徒がこの高校の理数科に通う事はできなかった(球陽高校理数科の志望区域が中部に指定されていたため。英語科に関しては球陽が「国際英語科」で別学科扱いだったためこの制約は無かった)。また、31期より学科改変が行われ従来の理数科と英語科は学術探究科へと統合された。
- 学術探究科(5クラス:200人)
- 2年生より学術理科・学術文科の2科に分かれて編成される。2年から文理に分けて編成することで生徒の望む進路に対応することを目的として31期より新たに設置された。2016年度〜2018年度は4クラス160人の募集だったが、2019年度より5クラス200人の募集となった。
- 学術理科
- 進級するにつれて数学・理科に重点を置くため、理数系の授業時間数が増加する。理科は複数科目を選択する。また、理数探究という授業が行われる。
- 学術文科
- 進級するにつれて英語に重点を置くため、英語系の授業時間数が増加するとともに、「L.L.」「外国事情」など内容も多様化する。
- 芸術科(1クラス:美術コース-20人/音楽コース-20人)
- 進級するにつれて実技指導に重点を置くため、一般の授業時間数は減るが、専門の授業や実技の時間が増加する。また、美術系は絵画・彫刻・デザイン、音楽系は器楽・声楽といったように専門が細分化される。また、郊外施設を利用しての展覧会、演奏会なども行われている。
授業
- 0校時と1校時~6校時までの7コマ授業。0校時は7時40分開始(以前は45分開始)。0校時は50分授業で、1~6校時は1コマ60分授業。清掃時間なども含めると17時近くに終了する。
- 開校当初は0~7校時までの8コマ授業であった(但し50分授業であったため、開始、終了時刻はほぼ同じ)。
- 夏、冬には必修講座が行われ、それぞれ冬は最初の3日、夏は前期10日ほど、後期10日ほどの計20日ほどが行われる。
以前は春季にも講座が行われていたが現在は行われていない。
- 月2回ほど全員必修の土曜講座がある。
ただし、これらの講座は出席日数にはカウントされない。
寄宿舎
志望区域が県内全域になっているため、遠隔地から進学してくる高等学校生徒のために、学校の隣に学寮を設置している。名称は「青藍寮」。利用している生徒は主に沖縄本島北部、宮古、八重山などの地域である。名前の由来は「青は藍より出でて藍よりも青し」(出藍之誉)から来ており、師を超える逸材の輩出を願って名づけられた。
尚、2018年度頃に宿舎の打ちっぱなしだったコンクリート壁にペンキが塗られたが、その色は青ではなくベージュであった。
寮から学校までは徒歩1分圏内
年間行事
- 4月:始業式・入学式、1年生宿泊研修、遠足
- 5月:面接週間、PTA総会 、生徒総会、定期健康診断
- 6月:校内弁論大会、PTA進路学習会、開邦祭
- 7月:三者面談週間、開邦「弁ガ岳の集い」、終業式、前期夏期講座、開邦カップ(球技大会)
- 8月:PTA支部総会、後期夏期講座
- 9月:始業式、校内英語スピーチコンテスト、インターンシップ
- 10月:長距離ウォーキング、芸術鑑賞会
- 11月:美術コース卒業作品展、海外研修
- 12月:音楽コース卒業演奏会、終業式、冬期講座
- 1月:始業式
- 2月:探究発表会
- 3月:卒業式、修了式
アクセス
所在地は南風原町であるが、南風原町内のバス停からは徒歩圏内とは言えない(南風原町内の最寄バス停は県立医療センター東口バス停(徒歩20分以上))。
通常は那覇市側からアクセスすることとなる。(裏門は那覇市首里鳥堀町に面している。)
そのため、自宅から通っている学生の多くは、保護者が車で送迎している。
モノレール
首里駅より徒歩15分。
バス
- 汀良三丁目バス停、もしくは城東小学校前バス停より徒歩8分、首里駅前バス停より徒歩10分、鳥堀一丁目バス停、鳥堀バス停より徒歩15分、鳥堀公民館前バス停より徒歩8分。
- ●印路線は汀良三丁目・城東小学校前に停車、■印路線は首里駅前に停車、▲印路線は鳥堀一丁目に停車、★印路線は鳥堀に停車、◆印路線は鳥堀公民館前バス停に停車(重複あり)。
出身著名人
- 池上永一 - 小説家
- Cocco - シンガーソングライター
- 狩俣倫太郎 - 琉球放送アナウンサー
- 知花くらら - 2006年準ミス・ユニバース
- 宮城さつき - 琉球朝日放送アナウンサー
- 與那嶺紗希子 - 元 NHKアナウンサー
- 喜友名智子 - 政治家
- 鈴木一平 - フォトジェニック賞
関連項目
- 沖縄県中学校一覧
- 沖縄県高等学校一覧
- 日本の理数科設置高等学校一覧
- 日本の英語科設置高等学校一覧
- 日本の美術科設置高等学校一覧
- 日本の音楽科設置高等学校一覧
- 寮がある日本の中学校・高等学校の一覧
- FM沖縄新川放送所