シャウエッセン
この記事は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2022年4月) |
シャウエッセン | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ボイル中のシャウエッセン | |||||||
種類 | ウインナー(羊腸を使ったソーセージのこと) | ||||||
発祥地 | 日本 | ||||||
考案者 | 日本ハム | ||||||
誕生時期 | 1985年2月 | ||||||
主な材料 | 豚肉、豚脂肪、糖類(水あめ、ぶどう糖、砂糖)、食塩、香辛料、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na) | ||||||
派生料理 | 商品ラインナップ参照 | ||||||
311 kcal (1302 kJ) | |||||||
| |||||||
その他の情報 |
ナトリウム 840 mg 食塩相当量 2.1 g |
シャウエッセン (SCHAU ESSEN) は、日本ハムが1985年2月より製造・発売している粗挽きのウインナーソーセージである[1]。それまで魚肉ソーセージや皮無しソーセージのみが普及していた日本で、レストランなどでしか食べられていなかった羊の腸を皮、中身に粗びき豚肉100%を詰めた日本初のオールポーク(粗びき豚肉100%使用)の本格的なウインナーソーセージ[2]。
現在もトップブランドの地位を保持し[3]、同社の主力商品の1つである[2]。
来歴
当時の日本において、家庭で食べるウィンナーソーセージとは、いわゆる「赤ウィンナー」や「皮なしウィンナー」(同社においては「ウイニー」が有名)や「魚肉ソーセージ」が一般的であり[4]、本格的なソーセージはビアホールや居酒屋などの飲食店で食べるものというイメージが強く、家庭においてはなじみのない食品であった。本格的なウィンナーソーセージであるシャウエッセンは、当時の家庭の食卓においては非常に衝撃的な商品であった。発売から1年で100億円(出荷ベース)を突破し[5]、1989年3月期には300億円に達した[6]。2002年2月1日出荷分から保存料として添加していたソルビン酸の使用を停止し、保存料無添加となった[7]。保存料無添加化以外の製法の変更は発売以来ほとんどなく、パッケージのデザインもほぼ同一のものを使用し続けている[4]。
それまで日本では、「ウィンナーソーセージは、フライパンで焼いて食べるもの」というイメージが強かったが、馴染みがなかった本場ドイツの「ソーセージを茹でて食べる」という調理法を提唱し、販売を拡大した[4]。
発売開始以来、噛み切ったりフォークに刺したりしたときなどの「パリッ」という音を強調し、「美味なるものには音がある」をキャッチフレーズとしたテレビCMを放送している[4]。1985年、日経流通新聞のヒット商品番付で東の小結を獲得した。2009年には、生誕25周年を記念し、原点回帰ともいえる内容の新作CMが製作され、ニューヨークの名門クラブ「ダウンタウンアソシエーション」にて、ブロードウェイのダンサーを多数集め大規模なロケが行われた。音楽は荻野清子が担当した。
商品名はドイツ語の単語からの造語。観ること・観劇を意味する「シャウ」(ドイツ語: Schau、英語の show に相当)と、食卓や食べ物を意味する「エッセン」(ドイツ語: Essen)を合わせ、「楽しい意味を込めてネーミング」されたものである[4][8]。
1994年から1999年には、久保田利伸が自身の楽曲とともにCM出演した[9](久保田と地元が同じ静岡県庵原郡蒲原町(現・静岡市清水区)で、中学と駒澤大学の2年先輩である元プロ野球選手・広瀬哲朗が、当時日本ハムファイターズに所属していたという縁もあると思われる)[独自研究?][要出典]。
他社の競合商品には、伊藤ハムのアルトバイエルン[10]、丸大食品の燻製屋、プリマハムの香薫などがある。
姉妹品として「エッセンフルト」「エッセンバーグ」「エッセンポルカ」「シャウシンケン」があったが、いずれも終売している。
商品ラインナップ
- シャウエッセン
- シャウエッセン スペシャルロング
- シャウエッセンよりも少し長めのロングタイプ。
- ロングシャウエッセン
- シャウエッセン メガロング
- 小さなシャウエッセン
- シャウエッセンの2/3の切らずに使えるサイズ。スープなどの料理にはもちろん、いろいろなアイデアレシピに使える。
- シャウエッセンマスタード マイルド
- シャウエッセンなどのソーセージにぴったりの辛さ控えめの粒マスタード。
- シャウエッセンマスタード ホット
- シャウエッセンなどのソーセージにぴったりの辛口の粒マスタード。
- レンジシャウエッセン[11]
- シャウエッセン とろける4種チーズ
- 4種チーズ(チェダーチーズ、カマンベールチーズパウダー、ゴーダチーズ、パルメザンチーズ)を、あらびきのシャウエッセンの肉に混ぜ、天然の羊腸に詰めた商品。シャウエッセンのパリッと感や旨みはそのままに、濃厚なチーズが味わえる。
- シャウエッセン ホットチリ
- 旨味成分を加えた唐辛子をあらびきのシャウエッセンの肉に混ぜ、天然の羊腸に詰めた商品。
- シャウエッセン クラシック
- 豚肉のあらびき肉を天然の羊腸に詰めた商品。
脚注
- ^ 「高級ウインナ好調 大手各社 売上高100億超す」日本経済新聞1986年11月24日付朝刊、9ページ
- ^ a b “シャウエッセン35年ヒット続く パリッと音で本場感 ドイツの食卓再現(NIKKEI STYLE)”. Yahoo!ニュース. 2021年10月2日閲覧。
- ^ 加工肉類 売上ランキング/2016年7月11日~7月17日、「ニチハム シャウエッセン」が1位 - メーカーニュース
- ^ a b c d e “定番名品は、こうして生まれた第30回 美味なるものには音がある シャウエッセン 日本ハム”. RETAIL SHOP 平成25年4月春号. 日本小売業協会 (2013年4月). 2016年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月12日閲覧。
- ^ 「手づくりウインナ 本場の味・高級感魅力」日本経済新聞1986年11月3日付朝刊、35ページ
- ^ 「日ハム 経常益、初の200億円台 今期末1円増配へ」日本経済新聞1989年2月9日付朝刊、16ページ
- ^ 「主力ウインナー、保存料なし 日本ハム 来月から」日本経済新聞2002年1月16日付朝刊、27ページ
- ^ “シャウエッセンQ&A”. 日本ハム. 2016年8月12日閲覧。 “Internet Archiveによる2014年4月7日時点のアーカイブページ。”
- ^ シャウエッセンの歴史
- ^ "肉本来の風味 熟成で生かす 伊藤ハム ウインナー「アルトバイエルン」 低温で72時間熟成 あっさり感魅力 競合品登場からが正念場"日本経済新聞1998年10月25日付朝刊、6ページ
- ^ レンジシャウエッセン - オムニ7
- ^ 日本ハム (2019年2月15日). “【シャウ・レンチン編】手のひら返しで、レンチン解禁!?あの和牛が「シャウ・レンチン師範」として、「シャウエッセンをおいしくカンタンにあたためる拳」披露!これぞ、簡単調理の新提案だ。”. PR TIMES. 2019年2月16日閲覧。
関連項目
- たけや製パン - 秋田県秋田市に本社を置く製パン・洋菓子の製造会社。日本ハムとのコラボレーションから生まれた商品として同名の惣菜パンが発売されている。2010年夏に製造・販売を一旦休止したが、2014年秋以降より製造・販売を再開した。
外部リンク
- シャウエッセンWEBサイト
- 【公式】シャウエッセン (@schauessen_nh) - X(旧Twitter)