シャウエッセン

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シャウエッセン
Boiling Schau Essen, Japanese Brand Sausage.jpg
茹でられるシャウエッセン
シャウエッセンの概要
種類 ソーセージ
発祥地 日本の旗 日本
考案者 日本ハム
誕生時期 1985年3月
主な材料 豚肉豚脂肪糖類水あめぶどう糖砂糖)、食塩香辛料リン酸塩Na)、調味料アミノ酸)、酸化防止剤ビタミンC)、発色剤亜硝酸Na
派生料理 商品ラインナップ参照
食物エネルギー
(100 gあたり)
311 kcal (1302 kJ)
栄養素
(100 gあたり)
タンパク質 12.1 g
脂肪 27.8 g
炭水化物 3.0 g
その他の情報 ナトリウム 840 mg
食塩相当量 2.1 g
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シャウエッセン (SCHAU ESSEN) は、日本ハム1985年3月より製造・発売している粗挽きのウィンナーソーセージである[1]

現在もトップブランドの地位を保持し[2]、同社の主力商品の1つである。

来歴[編集]

当時の日本において、家庭で食べるウィンナーソーセージとは、いわゆる「赤ウィンナー」や「皮なしウィンナー」(同社においては「ウイニー」が有名)や「魚肉ソーセージ」が一般的であり[3]、本格的なソーセージはビアホール居酒屋などの飲食店で食べるものというイメージが強く、家庭においてはなじみのない食品であった。本格的なウィンナーソーセージであるシャウエッセンは、当時の家庭の食卓においては非常に衝撃的な商品であった。発売から1年で100億円(出荷ベース)を突破し[4]1989年3月期には300億円に達した[5]2002年2月1日出荷分から保存料として添加していたソルビン酸の使用を停止し、保存料無添加となった[6]。保存料無添加化以外の製法の変更は発売以来ほとんどなく、パッケージのデザインもほぼ同一のものを使用し続けている[3]

日本では、「ウィンナーソーセージは、フライパン焼いて食べるもの」というイメージが強く、馴染みがなかったが、ソーセージを茹でて食べるという調理法を提唱し、販売を拡大した[3]

発売開始以来、噛み切ったりフォークに刺したりしたときなどの「パリッ」という音を強調し、「美味なるものには音がある」をキャッチフレーズとしたテレビCMを放送している[3]1985年日経流通新聞ヒット商品番付で東の小結を獲得した。2009年には、生誕25周年を記念し、原点回帰ともいえる内容の新作CMが製作され、ニューヨークの名門クラブ「ダウンタウンアソシエーション」にて、ブロードウェイのダンサーを多数集め大規模なロケが行われた。音楽は荻野清子が担当した。

商品名はドイツ語の単語からの造語。観ること・観劇を意味する「シャウ」(ドイツ語: schau、英語の show に相当)と、食卓や食べ物を意味する「エッセン」(ドイツ語: essen)を合わせ、「楽しい意味を込めてネーミング」されたものである[3][7]

1994年から1999年には、久保田利伸が自身の楽曲とともにCM出演した[8](久保田と地元が同じ静岡県庵原郡蒲原町(現・静岡市清水区)で、中学の2年先輩である元プロ野球選手・広瀬哲朗が、当時日本ハムファイターズに所属していたという縁もあると思われる)。

他社の競合商品には、伊藤ハムアルトバイエルン[9]、丸大の燻製屋プリマハム香薫などがある。

姉妹品として「エッセンフルト」「エッセンバーグ」「エッセンポルカ」があったが、いずれも終売している。

商品ラインナップ[編集]

  • シャウエッセン
  • シャウエッセン スペシャルロング
    • シャウエッセンよりも少し長めのロングタイプ。
  • ロングシャウエッセン
  • 小さなシャウエッセン
    • シャウエッセンの2/3の切らずに使えるサイズ。スープなどの料理にはもちろん、いろいろなアイデアレシピに使える。
  • シャウエッセンマスタード マイルド
    • シャウエッセンなどのソーセージにぴったりの辛さ控えめの粒マスタード。
  • シャウエッセンマスタード ホット
    • シャウエッセンなどのソーセージにぴったりの辛口の粒マスタード。

脚注[編集]

  1. ^ 「高級ウインナ好調 大手各社 売上高100億超す」日本経済新聞1986年11月24日付朝刊、9ページ
  2. ^ 加工肉類 売上ランキング/2016年7月11日~7月17日、「ニチハム シャウエッセン」が1位 - メーカーニュース
  3. ^ a b c d e 定番名品は、こうして生まれた第30回 美味なるものには音がある シャウエッセン 日本ハム”. RETAIL SHOP 平成25年4月春号. 日本小売業協会 (2013年4月). 2016年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月12日閲覧。
  4. ^ 「手づくりウインナ 本場の味・高級感魅力」日本経済新聞1986年11月3日付朝刊、35ページ
  5. ^ 「日ハム 経常益、初の200億円台 今期末1円増配へ」日本経済新聞1989年2月9日付朝刊、16ページ
  6. ^ 「主力ウインナー、保存料なし 日本ハム 来月から」日本経済新聞2002年1月16日付朝刊、27ページ
  7. ^ シャウエッセンQ&A”. 日本ハム. 2016年8月12日閲覧。 “Internet Archiveによる2014年4月7日時点のアーカイブページ。”
  8. ^ シャウエッセンの歴史
  9. ^ "肉本来の風味 熟成で生かす 伊藤ハム ウインナ「アルトバイエルン」 低温で72時間熟成 あっさり感魅力 競合品登場からが正念場"日本経済新聞1998年10月25日付朝刊、6ページ

関連項目[編集]

  • たけや製パン - 秋田県秋田市に本社を置く製パン・洋菓子の製造会社。日本ハムとのコラボレーションから生まれた商品として同名の惣菜パンが発売されている。2010年夏に製造・販売を一旦休止したが、2014年秋以降より製造・販売を再開した。

外部リンク[編集]