共同無線
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設立 | 1968年(昭和43年) |
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解散 | 2017年 |
種類 | 事業協同組合 |
法人番号 | 3013305000462 |
法的地位 | 中小企業等協同組合法 |
目的 | タクシー共同無線配車事業 |
所在地 | 東京都板橋区東坂下1-13-13 |
共同無線タクシー(きょうどうむせんタクシー、正式名称: 共同無線タクシー協同組合) とは、かつて存在した東京23区・武蔵野市・三鷹市を営業区域とするタクシー事業者による事業協同組合である。
概略
車両のカラーは黄色で、シンボルマークは青地の●に白抜きで“共”の文字をイメージし、中に日の丸が入る[注釈 1]。
2015年(平成27年)7月に自社単独営業を選択した寿交通を除く9社が日の丸自動車グループと業務提携。同年10月1日午前7時にすべての業務を終了し日の丸グループへ統合された。統合後の車両は日の丸グループカラーに変更した上で、左右前ドア上部には日の丸自動車のロゴ、下部に加盟社名が英字表記される。
沿革
- 1968年(昭和43年) - 東旅ハイヤータクシー事業協同組合として設立。
- 1972年(昭和47年) - 無線営業開始。
- 1984年(昭和59年) - 開成交通が東京無線に移籍のため脱退。
- 1986年(昭和61年) - 共同無線タクシー協同組合に改称。
- 1997年(平成9年) - 柏自動車が大和自動車交通に買収され脱退(大和タクシー→現:大和自動車王子)。
- 1998年(平成10年) - 平安交通が東部無線から移籍。
- 2005年(平成17年)
- ビゲスト[注釈 2]が脱退し独自営業へ移行[注釈 3]。
- 東洋交通が日本交通と業務提携のため脱退。
- キャピタル交通グループでキャピタルモータースが出資するキャピタルオートが黒・濃紺のハイグレードタクシーのみで加盟。
- さらに他の加盟各社が黒・濃紺のハイグレード車の導入開始。
- 2007年(平成19年) - 配車受付業務を24時間体制に変更[注釈 4]。
- 2010年(平成22年)
- 2014年(平成26年) - セントラルタクシー千歳台営業所が三喜タクシーとして分社化。
- 2015年(平成27年)
- 2017年(平成29年)10月24日 - 本組合が解散。
- 2018年(平成30年) - セントラルタクシーがタクシー事業から撤退[3]し都市交通タクシー系列の東京タクシーグループに営業権を譲渡。
- 2021年(令和3年)3月 - 泰進交通がタクシー事業から撤退し、日の丸自動車グループに営業権を譲渡。
- 2022年(令和4年)
解散当時の加盟会社及び営業所
社名 | 所在地 | 備考 |
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池袋交通 | 板橋区幸町 | |
大井交通 | 品川区南大井[注釈 8] | |
幸裕自動車 | 荒川区西尾久 | |
寿交通 | 三鷹市野崎 | 解散後独自営業化、共同無線車色を継続使用 |
セントラルタクシー | 世田谷区喜多見 | 旧:板橋交通 |
大栄交通東京本社 | 板橋区東坂下 | 神奈川県内の営業所(横浜本社・旭)は神奈川旅客自動車協同組合所属 |
泰進交通 | 墨田区堤通 | |
ダイヤ交通 | 足立区保木間 | |
鳩タクシー | 世田谷区世田谷 | |
三喜タクシー | 世田谷区千歳台 | 旧:セントラルタクシー千歳台営業所 |
その他
2001年にリリースされたEvery Little Thingの楽曲「fragile」のPVには、当時加盟していたビゲストのタクシーが、さがみ交通(東京無線加盟)所属車とともに登場している。
脚注
注釈
- ^ 日の丸自動車グループに参加した各社はボディーカラーを日の丸自動車のカラーに変更したため黄色ベースに青・赤ラインの共同無線カラーは寿交通が継承しているが、●共ロゴ・行灯は独自のMM無線に変更した。
- ^ 2000年(平成12年)3月1日にキューピータクシーから現社名へ変更。ビゲストとはBigとGuestの合成語で、「Biguest=大切なお客様」という意味を込めている。
- ^ 車両は紺色に塗り替えて非無線で営業。
- ^ それまでは午前2時 - 6時まで業務を休止。
- ^ 共同無線のマークを消し、行灯を日興に書き換えて営業。
- ^ 数日間共同無線のマークから中央の赤丸のみ残しての簡易塗り替えで営業。
- ^ ボンネットからトランクにかけて帯を塗り替えた上で行灯を平安交通に書き換えて営業。2012年に帝都自動車交通と業務提携、2019年に提携解消。
- ^ 建て替えのため2018年8月から2020年5月まで大田区大森西に移転していた[6]。