わんぱくフリッパー
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『わんぱくフリッパー』(英: Flipper)は、MGMが制作していたアメリカのテレビドラマシリーズである。1964年からNBCテレビで放送されていた。全88話。
概要
マイアミの公園警察官ポーター・リックス、その息子のサンディとバド、そして2人の息子が飼っているイルカのフリッパー、ペリカンのピート、犬のスプレーが、フロリダのコラルキー公園を舞台にして活躍する海洋冒険ドラマ。
キャスト
- ポーター・リックス:ブライアン・ケリー (俳優)
- サンディ・リックス:ルーク・ハルピン
- バド・リックス:トミー・ノーデン
日本語版
放送時間
いずれも日本標準時。
第1期
- 月曜 19:00 - 19:30 (1966年6月6日 - 1967年3月27日)
- 月曜 19:30 - 20:00 (1967年4月3日 - 1967年9月25日)
第2期
- 月曜 19:00 - 19:30 (1968年4月1日 - 1968年9月30日)
吹き替え
エピソード
- 第1話「黒い怪物」
- 第2話「青い海蛇」
- 第3話「海のギャング」
- 第4話「魔法の呼声」
- 第5話「海底の弾痕」
- 第6話「幼い逃亡者」
- 第7話「白いイルカ」
- 第8話「海と老人」
- 第9話「怪しきヨット」
- 第10話「腹活術のおじさん」
- 第11話「宝騒動」
- 第12話「夏休みはアルバイト」
- 第13話「海底の決闘」
- 第14話「美しき議員さん(1)」
- 第15話「美しき議員さん(2)」
- 第16話「危機一髪」
- 第17話「フリッパーとチビ象」
- 第18話「あやうしフリッパー」
- 第19話「別れ」
- 第20話「人名救助」
- 第21話「時限爆弾」
- 第22話「SOS フリッパー」
- 第23話「パパの恋人」
- 第24話「宝探し」
- 第25話「車椅子の少女」
- 第26話「都会っ子」
- 第27話「毒魚」
- 第28話「消えた303号」
- 第29話「美しき海洋学者」
- 第30話「いるかパトロール」
- 第31話「バウンティ号の反乱」
- 第32話「フリッパーを救え」
- 第33話「馬泥棒とフリッパー」
- 第34話「赤サンゴの謎」
- 第35話「水中銃の恐怖」
- 第36話「フリッパーの逆襲」
- 第37話「名探偵フリッパー」
- 第38話「いるか泥棒」
- 第39話「秘密計器を探せ」
- 第40話「逃げた新兵器」
- 第41話「麻酔銃を撃て」
- 第42話「ファインプレー」
- 第43話「フリッパー不時着す(前編)」
- 第44話「フリッパー不時着す(後編)」
- 第45話「事故現場へ急げ」
- 第46話「さびたサメ檻」
- 第47話「しかけられた罠」
- 第48話「ねらわれた潜水艇(前編)」
- 第49話「ねらわれた潜水艇(後編)」
- 第50話「サメ狩り」
- 第51話「潜水艇沈没す」
- 第52話「フリッパーの冒険旅行(1)」
- 第53話「フリッパーの冒険旅行(2)」
- 第54話「フリッパーの冒険旅行(3)」
- 第55話「飛ばせプロペラ船」
- 第56話「毒サソリ」
- 第57話「サンディのピンチ」
- 第58話「産業スパイを追え」
- 第59話「爆撃機墜落す」
- 第60話「幻の白鯨」
- 第61話「サンディの恋人」
- 第62話「逃亡者(前編)」
- 第63話「逃亡者(後編)」
- 第64話「ダイバーの悲劇」
- 第65話「犯人はエビだ!」
- 第66話「不気味な一日」
- 第67話「怪魚の正体」
- 第68話「密輸の島」
- 第69話「沼地の罠(前編)」
- 第70話「沼地の罠(後編)」
- 第71話「台風叔母さん」
- 第72話「犯人は誰だ!」
- 第73話「急げフリッパー」
- 第74話「フリッパーの危機」
- 第75話「フリッパーは何処」
- 第76話「頑張れフリッパー」
- 第77話「バドは社長」
- 第78話「決闘の沼」
- 第79話「フリッパー誘拐事件」
- 第80話「フリッパーと子犬」
- 第81話「ある日の出来事(前編)」
- 第82話「ある日の出来事(後編)」
- 第83話「バドの決意」
- 第84話「大騒動」
- 第85話「素敵なチームワーク(前編)」
- 第86話「素敵なチームワーク(後編)」
放送局
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第1期
- ★フジテレビ:月曜 19:00 - 19:30 → 月曜 19:30 - 20:00
- ★札幌テレビ
- 青森放送:日曜 10:30 - 11:00[3]
- 岩手放送:月曜 18:00 - 18:30[4]
- 秋田放送:日曜 9:00 - 9:30[5]
- 山形放送:金曜 17:30 - 18:00(1967年7月14日まで) → 火曜 18:15 - 18:45(1967年7月18日から)[6]
- ★仙台放送:月曜 19:00 - 19:30[7]
- ★福島テレビ:月曜 19:00 - 19:30(1967年5月まで)→ 日曜 18:00 - 18:30(1967年6月から)[8]
- 北日本放送(1967年10月27日まで放送):金曜 17:30 - 18:00[9]
- 北陸放送:金曜 17:25 - 17:55[9]
- 長野放送:金曜 18:00 - 18:30(1969年開局時より放送)[10]
- ★東海テレビ:月曜 19:00 - 19:30 → 月曜 19:30 - 20:00[11]
- ★関西テレビ:月曜 19:00 - 19:30
- ★広島テレビ
- ★南海放送
- ★テレビ西日本
- ★熊本放送
- ★南日本放送
第2期
- フジテレビ:月曜 19:00 - 19:30
- 山形放送:日曜 9:00 - 9:30[12]
- 仙台放送:月曜 19:00 - 19:30[13]
- 福島テレビ:水曜 19:00 - 19:30[14]
- 東海テレビ:月曜 19:00 - 19:30[15]
特記事項
- 主役のイルカ、フリッパー役のイルカは5頭おり、リック・オバリーがその調教を行っていたが、そのうちの1頭のキャシーを撮影用ライトによる火傷および疲労によるストレスのために死なせてしまい、オバリーは調教の仕事をやめ、イルカ解放活動家になる切っ掛けとなった。
- フリッパー役の最後の1頭ベベは、40年の寿命を全うした。野生でもバンドウイルカの寿命は25年から40年とされ、大切にされたためであろうとされている[16]。
- 本作の日本語吹替版は現在原盤が喪失しており、再放送およびDVDなどのソフト化は困難となっている[要出典]。日本語吹替版の映像は、1989年10月8日にTBS系列局で放送された『テレビ探偵団』の特別番組で紹介されたことがある。
- 1992年に株式会社フロムスクラッチから各巻4話収録のVHSが発売された。第1巻には「映画出演!?フリッパーは大スター」、「死闘!ジョーズVSフリッパー」、「漂流!バドのイカダ大冒険」、「フリッパーの潜水艦」を収録。第2巻には「フリッパーの大サーカスPART1」、「フリッパーの大サーカスPART2」、「フリッパーの大サーカスPART3」、「フリッパー救出作戦」を収録。第3巻には「フリッパー売ります」、「第発見! フリッパーの金貨」、「サンディのスキューバ大作戦」、「フリッパー危機一髪!」を収録。日本語吹替版。
- 日本語版の主題歌は、2007年3月7日にEMIミュージック・ジャパンからリリースされた『アニソン100』に収録されている。オリジナル主題歌(作詞:バイ・ダンハム By Dunham、作曲:ヘンリー・ヴァース Henry Vars)はテレビ・シリーズに先立つ映画版二作から使われ、後年(1996年)に制作されたリメイク版の映画でも挿入歌として用いられている。日本放送時には滝田順の訳詞で、東京少年少女合唱隊によって歌われたが、それに先立って1965年8月から同年9月までNHKの『みんなのうた』で、同じ滝田訳で「フリッパー」の題名、西六郷少年少女合唱団の歌唱で放送されている。翌年から放送の日本語版テレビシリーズも同じく西六郷少年少女合唱団の歌唱である。なお、主題歌のフル・ヴァージョンでは3番まであるが、放送のオープニングテーマとしては、原語版・日本語版ともに1番の歌詞の後半のみが歌われた。
映画・リメイク版
- フリッパー (1963年の映画)
- 1963年公開(日本での公開は1964年)。MGM制作。原題は "Flipper"。主演は、後のテレビ版にも同じサンディ役でレギュラー出演したルーク・ハルピンだが、父親役はチャック・コナーズで、テレビ版の弟・バド役のトミー・ノーデンは、この後に作られた続編ともに出演していない。
- 頑張れフリッパー
- 1964年公開(日本での公開は1965年)。MGM制作。前作『フリッパー』の続編で、原題は "Flipper's New Adventure"。主演は同じくルーク・ハルピン。この作品でチャック・コナーズに替わって父親役に抜擢されたブライアン・ケリーが、同じく1964年に放送開始したテレビ版にも引き続き出演することになった。共演のヒロイン役は、『回転』(1961年)に子役として出演したパメラ・フランクリン。
- フリッパー (1995年のテレビドラマ)
- 1995年放送開始。主演はジェシカ・アルバ。バド・リックスは海洋研究博士としてレギュラー出演し、子供の頃にフリッパーという名のイルカを飼っていた話が出てくる。
- フリッパー (1996年の映画)
- 1996年公開。主演はイライジャ・ウッド。
脚注
- ^ NHKクロニクル
- ^ 『朝日新聞』1966年8月1日付夕刊8面、日本水産広告。
- ^ 『河北新報』1967年9月3日 - 9月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1967年7月3日 - 7月31日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1967年8月6日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1967年4月4日 - 10月17日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1966年6月6日 - 1967年9月17日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1966年6月6日 - 1967年10月1日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b 『北國新聞』1967年10月27日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『長野放送二十年の歩み』(1989年5月25日、長野放送発行)174pより。
- ^ 『北日本新聞』1967年3月27日、1967年4月3日付各朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1968年5月5日 - 5月26日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1968年4月1日 - 9月30日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1968年4月3日 - 10月2日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北日本新聞』1968年4月1日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 鳥羽山照夫 (1998). イルカと一緒に遊ぶ本. 青春出版社. pp. 199-200. ISBN 4-413-08387-3
関連項目
- マイアミ・シークアリウム - 1960年代のテレビ版および映画版フリッパーが撮影されたマイアミの水族館。
外部リンク
フジテレビ系列 月曜19:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
渡辺 歌のゴールデンショー
(1966年4月4日 - 1966年5月30日) |
わんぱくフリッパー(第1期)
(1966年6月6日 - 1967年3月27日) |
マグマ大使
(1967年4月3日 - 1967年9月25日) |
フジテレビ系列 月曜19:30枠 | ||
マグマ大使
(1966年7月4日 - 1967年3月27日) |
わんぱくフリッパー(第1期)
(1967年4月3日 - 1967年9月25日) |
怪獣王子
(1967年10月2日 - 1968年3月25日) |
フジテレビ系列 月曜19:00枠 | ||
ちびっこ怪獣ヤダモン
(1967年10月2日 - 1968年3月25日) |
わんぱくフリッパー(第2期)
(1968年4月1日 - 1968年9月30日) |
せっかちネエヤ
(1968年10月7日 - 1969年3月31日) |