1973年全米オープン (テニス)

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1973年 全米オープン(1973ねんぜんべいオープン、US Open 1973)は、アメリカニューヨーククイーンズ区フォレストヒルズにある「ウエストサイド・テニスクラブ」にて、1973年8月27日から9月9日にかけて開催された。

大会の流れ[編集]

  • 男子シングルスは「128名」の選手による7回戦制で、女子シングルスは「64名」の選手による6回戦制で行われた。シード選手は男子16名、女子8名。男女とも「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)はない。
  • コートのサーフェス(表面)は、芝生コートで実施された。

シード選手[編集]

男子シングルス[編集]

  1. アメリカ合衆国の旗 スタン・スミス (ベスト4)
  2. ルーマニアの旗 イリ・ナスターゼ (2回戦)
  3. アメリカ合衆国の旗 アーサー・アッシュ (3回戦)
  4. オーストラリアの旗 ロッド・レーバー (3回戦)
  5. オーストラリアの旗 ケン・ローズウォール (ベスト4)
  6. チェコスロバキアの旗 ヤン・コデシュ (準優勝)
  7. オランダの旗 トム・オッカー (4回戦)
  8. スペインの旗 マニュエル・オランテス (3回戦)
  9. アメリカ合衆国の旗 ジミー・コナーズ (ベスト8)
  10. オーストラリアの旗 ジョン・ニューカム (優勝、6年ぶり2度目)
  11. イギリスの旗 ロジャー・テーラー (2回戦)
  12. アメリカ合衆国の旗 マーティー・リーセン (2回戦)
  13. アメリカ合衆国の旗 トム・ゴーマン (4回戦)
  14. イタリアの旗 アドリアーノ・パナッタ (3回戦)
  15. ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の旗 ニコラ・ピリッチ (ベスト8)
  16. アメリカ合衆国の旗 クリフ・リッチー (4回戦)

女子シングルス[編集]

  1. アメリカ合衆国の旗 ビリー・ジーン・キング (3回戦)
  2. オーストラリアの旗 マーガレット・スミス・コート (優勝、3年ぶり5度目)
  3. アメリカ合衆国の旗 クリス・エバート (ベスト4)
  4. オーストラリアの旗 イボンヌ・グーラゴング (準優勝)
  5. オーストラリアの旗 ケリー・メルビル (ベスト8)
  6. アメリカ合衆国の旗 ロージー・カザルス (ベスト8)
  7. イギリスの旗 バージニア・ウェード (ベスト8)
  8. ソビエト連邦の旗 オルガ・モロゾワ (3回戦)

大会経過[編集]

男子シングルス[編集]

準々決勝

準決勝

女子シングルス[編集]

準々決勝

準決勝

決勝戦の結果[編集]

みどころ[編集]

  • 女子シングルス優勝者のマーガレット・スミス・コート夫人が、最後の4大大会シングルス優勝を果たす。これでコート夫人の優勝記録は「24勝」(全豪オープン11勝+全仏オープン5勝+ウィンブルドン3勝+全米オープン5勝=総計24勝)となり、今なお女子歴代1位記録として残っている。コート夫人はこの大会で女子シングルス・女子ダブルス・混合ダブルスの3部門すべてに決勝進出を果たしたが、混合ダブルスのみ優勝を逃した。

外部リンク[編集]

先代
1973年ウィンブルドン選手権
テニス4大大会
1973年 - 1974年
次代
1974年全豪オープン
先代
1972年全米オープン
全米オープン
1973年
次代
1974年全米オープン