駿台文庫

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駿台文庫株式会社
種類 株式会社
本社所在地 101-0041
東京都千代田区神田駿河台1-7-4 小畑ビル6階
設立 1968年10月
業種 出版
法人番号 6010001020230
代表者 小島茂(代表取締役社長)
資本金 2000万円
従業員数 59人
外部リンク http://www.sundaibunko.jp
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駿台文庫(すんだいぶんこ)は、大学受験予備校駿台予備学校が直轄する出版社である。青本で知られる[1]

概要[編集]

著者にイギリス文学者奥井潔筒井正明物理学者山本義隆など多彩なメンバーをかかえているため、出版物の内容は高度で、大学教養レベルまで踏み込んだ解説をしていることも多い[2]。この傾向は古い出版に多く見られるが、近年は編集方針が変更されていて、入門書や中学生向けの参考書も出版している。また、最近出版されているもののレイアウトが、従来の白地に黒字といった無機質な感じから強調する箇所を目立つようにする、青表紙とは限らないなどカラフルな工夫がなされるようになった。

一般書店販売向けの書籍以外に、高等学校・中学校採用向けの書籍販売も行っている。

同社から最初に出版されたのは鈴木長十伊藤和夫『基本英文700選』である。大学入試過去問題集のいわゆる青本はここから出ている。

2008年7月28日に東京都千代田区神田須田町から文京区小石川に移転し、さらに2011年春に現地に移転した。

駿台グループには、曜曜社出版(のちの駿台曜曜社)という出版社が過去に存在し、教育参考書ではなく一般書の出版を行っていたが、会社を解散している。

主な出版物(一般書店販売向け)[編集]

英語[編集]

語彙[編集]

  • 刀祢雅彦・霜康司『システム英単語』(別売りCDあり)
  • 刀祢雅彦・霜康司『システム英単語Basic』(別売りCDあり)
  • 刀祢雅彦・霜康司『システム英単語 Premium 語源編』(CD2枚付き)
  • 刀祢雅彦・霜康司『システム英熟語』

文法[編集]

  • 伊藤和夫『新・英文法頻出問題演習』シリーズ (Part1 文法篇、Part2 熟語篇・英文法問題集) 

         ※現在は2分冊、著者没後に出版社で分割したもの

  • 飯田康夫『英文法道場』シリーズ(4択問題123×3・正誤問題123・整序問題123)
  • 高橋善昭・山口玲児・田上芳彦『そこが知りたい英文法』
  • 刀祢雅彦『ビジュアル英文法』
  • 田中健一『英文法基礎10題ドリル』

読解・構文[編集]

  • 伊藤和夫『英語総合問題演習』シリーズ(入門篇・基礎篇・中級篇・上級篇)
  • 伊藤和夫『英語構文詳解』
  • 鈴木長十・伊藤和夫『新・基本英文700選』 ※「新」は両著者没後、駿台文庫で改訂を行ったもの。
  • 伊藤和夫『ビジュアル英文解釈』(part1・part2)
  • 伊藤和夫『英文和訳演習』シリーズ(入門篇・基礎編・中級篇・上級篇)
  • 高橋善昭・佐藤治雄・斎藤資晴・大田博司『必修英語構文』 - 関係詞連鎖など、文法理論の入門書
  • 高橋善昭・佐藤治雄・斎藤資晴・武富直人『そこが知りたい英文読解』
  • 高橋善昭『英文 要旨要約問題の解法』
  • 伊藤和夫『英語要旨大意問題演習』
  • 竹岡広信 『英文読解の原則125』
  • 桜井博之『英文読解の着眼点』
  • 大島保彦『英語長文問題集 文を超えて、文章を読む』

英作文・リスニング・発音・アクセント[編集]

  • 竹岡広信 『欲張り英作文』
  • 飯田康夫『英作文 基本300選』
  • 駿台英語科編『大学入試パーフェクトリスニング』(part1 基礎編・part2 実践編)
  • 鳥飼和光『英語の発音・アクセント総仕上げ』

英語学習法[編集]

  • 伊藤和夫『伊藤和夫の英語学習法』

数学[編集]

  • 『カルキュール(基礎力・計算力アップ問題集)』(I・A、Ⅱ・B、Ⅲ・C)⇒(改訂版)は(I・A、Ⅱ・B、Ⅲとなっている)
  • 『基本演習』(IA・IIB・IIIC)
  • 『実践演習』(IA・IIB・IIIC)
  • 清 史弘『新数学Plus Elite - 大学受験生のための教科書』(検定外教科書ではなく、学習参考書扱い)
    1. 新数学Plus Elite数学I・A - 大学受験生のための教科書』
    2. 新数学Plus Elite数学II・B - 大学受験生のための教科書』
    3. 新数学Plus Elite数学III - 大学受験生のための教科書』(発売予定)
  • 清 史弘『受験数学の理論』(全11巻) - 数学検定外教科書
    1. 方程式不等式
    2. 関数三角関数対数関数二次関数有理関数・無理関数)
    3. 場合の数確率
    4. 図形と式の方程式・領域)
    5. ベクトル
    6. 数列級数極限を含む)
    7. 微分法積分法の基礎
    8. 微分・積分
    9. 行列
    10. 2次曲線
    11. 受験数学と教えられない数学
  • 清史弘『分野別 受験数学の理論問題集』(全7巻) - 『受験数学の理論』の準拠問題集
    1. 数と式
    2. (未刊)
    3. 場合の数と確率
    4. 図形と式/ベクトル
    5. 数列
    6. 微分・積分
    7. 行列と1次変換/2次曲線
  • 清史弘『数学の計算革命』
  • 長岡亮介・渡辺理史『最高峰の数学へチャレンジ』
  • 亀田隆・荒木重蔵『数II微分・積分が得意になる問題集』

国語・小論文[編集]

現代文[編集]

  • 藤田修一『現代文演習』(入門篇 基礎篇 中級篇 上級篇)
  • 藤田修一・二戸宏羲『基礎徹底 必修漢字800選』
  • 藤田修一『必修漢字1200選<増補改訂版>』
  • 『現代文攻略法 設問即応20の解法』
  • 清水正史・二戸宏羲『現代文ターゲット別問題集』(ハイレベル私大編・ハイレベル記述編・センターレベル完成編)
  • 霜栄『現代文読解力の開発講座』
  • 霜栄『生きる漢字・語彙力』
  • 桑原聡『見て覚える頻出漢字』

古文[編集]

  • 関谷浩『古文解釈の方法』
  • 関谷浩『古文の解釈 精選問題集』
  • 関谷浩『古文解釈の実践 初級問題集』
  • 関谷浩『古文解釈の完成 中・上級問題集』
  • 関谷浩『古文解釈 はじめの一歩』
  • 関谷浩『はじめの一歩 古文読解問題集』
  • 関谷浩・桑原岩雄・中島繁夫『古典文法入門』
  • 菅野三恵『いますぐ覚える古文単語300』
  • 栗原隆『頻出古文単語250』
  • 栗原隆『ボーダーを超える古文』
  • 高橋正治『古文読解教則本』
  • 碁石雅利・高橋宏幸・中村幸弘『正しく読める古典文法』
  • 白鳥永興・田畑千恵子『古文必修問題集 演習編』
  • 上野一孝『古文必修問題集 実戦編』

漢文[編集]

  • 斉京宣行『句形と語法がわかる漢文基礎トレーニング』
  • 山田勝美『新漢文問題精選』

小論文[編集]

  • 中野芳樹『医系小論文 テーマ別課題文集 21世紀の医療 改訂版』
  • 中野芳樹・奥村清次・小泉徹・松本孝子『小論文 テーマ別課題文集 21世紀を生きる 改訂版』
  • 岡田寿彦『論文って、どんなもんだい』

理科[編集]

物理[編集]

  • 山本義隆『新・物理入門 増補改訂版』 - マクスウェル方程式角運動量ポアソンの法則コリオリの力など、掘り下げたところまで解説している。東京大学理科や医学部の志望者に支持されている。一部の大学では講義の補助教材として採用している。
  • 山本義隆『新・物理入門 問題演習 改訂版』
  • 坂間勇『大学へのスーパー物理 現代の物理学(力学編)』(2012年現在は、絶版重版未定となっている。)
  • 高橋法彦『物理の分野別問題集』(力学編 波動・熱編 電磁気編)
  • 高橋和浩『らくらくわかる 物理I 問題集』

化学[編集]

  • 三國均・関藤裕司『新・化学入門 増補改訂版』 [3]
  • 石川正明『原点からの化学シリーズ』(化学の計算・無機化学・有機化学・化学の理論・化学の発想法) [4]
  • 石川正明『新・理系の化学』(上・下)
  • 石川正明『化学 記述・論述問題の完全対策』
  • 石川正明『新理系の化学問題100選』
  • 石川峻『有機化学演習』

生物[編集]

  • 吉田邦久・出井満・大森徹・中島丈治・佐野芳史・小嵜可菜『生物用語集』
  • 吉田邦久『図と表で見る生物』
  • 佐野芳史『生物 実験考察問題入門』
  • 吉田邦久監修・佐野芳史著『生物I・II入門』
  • 大森徹・小嵜可菜・石井久美子・伊藤和修『生物I・II 基礎徹底問題集』
  • 吉田邦久『生物 考える問題100選』
  • 吉田邦久・佐野恵美子・佐野芳史・小出綾希・中島丈治『生物 考える実験問題50選』

『理系標準問題集』シリーズ[編集]

  • 小島敏久『数学』
  • 高橋法彦・松井康人・新田克己・斉藤全弘・中田俊司『物理』
  • 鎌田真彰・三門恒雄・石川正明・仲森敏夫・片山雅之『化学』
  • 大森徹『生物』

『お医者さんになろう』シリーズ[編集]

  • 最首悟・勝田耕史・船岡富有子・大原正幸『英語』
  • 小島敏久『数学』
  • 森下寛之・小倉正舟『物理』
  • 田中茂・杉本忠身・三門恒雄『化学』
  • 朝霞靖俊『生物』
  • 最首悟『小論文』

地歴・公民[編集]

  • 井之上勇・角田和孝『日本史B よくでる テーマ別問題集』
  • 井之上勇・今西晶子・須藤公博・高橋毅・塚原哲也・野島博之・比留間淳一『日本史 頻出わーど問題集』
  • 駿台日本史科編『日本史史料集 改訂版』
  • 駿台日本史科編『日本史史料問題集』
  • 鈴木晟『世界史 頻出わーど問題集』
  • 江島明・鈴木晟『世界史 論述問題集 45か条の論題』
  • 須藤良『世界史総整理I・II』
  • 佐藤專次『ビジュアル世界史問題集』

『ちゃーと&わーど』シリーズ[編集]

  • 『日本史』
  • 『世界史』
  • 『地理』
  • 『倫理』
  • 『政治経済』

青本シリーズ[編集]

センター試験対策[編集]

  • 『短期攻略 センター』シリーズ
  • 『短期攻略 センター総整理』シリーズ
  • 『センター試験過去問ベストセレクション』シリーズ

中高一貫学習シリーズ[編集]

  • 上田惇巳・榎明夫・吉川浩之『数学分野別徹底問題集』(代数編1・代数編2・基礎解析編・微分積分編・幾何編・代数・幾何編・確率・統計編)
  • 藤戸英行『英文法レベルアップ問題集』(基礎編・標準編・発展編)
  • 菅野三恵『古典文法10題ドリル』

注釈[編集]

  1. ^ 2018年、駿台文庫は創設50周年を迎えました。”. 駿台文庫. 2019年2月28日閲覧。
  2. ^ 例えば山本の『新・物理入門』は(大学受験の物理ではなく)物理学の入門書である。その結果、大学受験の出版物にもかかわらず、受験勉強における実用性に欠けてしまい、この点に対しては賛否が分かれる。
  3. ^ 「入門」というタイトルであるが、決して初学者対象の書籍ではない。敢えて言うならば、「難関大学の化学の入門」である。したがって、高校化学に関しては基礎学力が十分に備わっていることが大前提となる。
  4. ^ 「原点から」というタイトルであるが、決して初学者対象の書籍ではない。学習指導要領外の内容である混成軌道なども解説しているのでむしろ、高校化学に関しては基礎学力が十分に備わっていることが大前提となる。具体的には同社の親会社・駿台予備学校が開催する駿台全国模試(ハイレベル)でも、偏差値60台後半をコンスタントに獲るくらいの学力は必要である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]