飛鳥了

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飛鳥 了(あすか りょう)は、永井豪作の漫画『デビルマン』、『デビルマンレディー』、『バイオレンスジャック』他に登場する架空の人物。

演じた人物[編集]

『デビルマン』は何度かアニメ化(スピンオフ系作品含む)・ゲーム化・実写化されているが、「飛鳥了」を演じた人物は、その度に変わっている。

人物像[編集]

多数の永井豪作品に『スター・システム』によって登場しているが、本稿では代表的な2作品について記述する

デビルマン[編集]

不動明と並ぶ本作のもう一人の主人公。明の親友。金髪に青い目の美少年。日本人の父と白人の母の間に産まれたハーフである。考古学者であった父の研究を引き継ぎ、デーモンの存在を知る。そして、不動明と共にデーモンとの合体の準備を整える。 しかし合体には失敗し、明とデーモンの戦闘に巻き込まれ重傷を負う。そのかわりテレパシー能力が身についたようで、入院中に明のピンチを察し駆けつけたりなどしている。 デーモンと合体しそびれた普通の人間として、世界が混乱に陥っていくさまを非常に恐れているが、徐々に事件が自分の考え通りに展開していくことに疑問を抱くようになる。

なお、テレビアニメ版『デビルマン』では、彼に容姿が似ている「氷村巌」が登場している。

バイオレンスジャック[編集]

如月ハニーの生き別れの兄として関東で暮らしていた。大地震後は魔王スラムキングの店でボーイとして働いていたが、恋人である牧村美樹がキングの愛人に見初められたことで2人で逃亡をはかる。しかし発見されてしまい、見せしめのためスラムキングに四肢を切り落とされた人犬の身に落とされることになる。出番そのものは多くはないが、物語の鍵を握るキャラクターとして最後に正体が明かされる。

サタン[編集]

飛鳥了の正体。

漫画版[編集]

白く輝く12枚の羽を持つ。元々は天使であったが、自ら創り出した生命であるはずのデーモンを恐れ忌み嫌い滅ぼそうとする神たちに反逆し堕天使となった。デーモンの首領として神たちとの戦いに勝利し、次なる戦いに備えて自ら氷の中で二百万年の眠りについたが、再び目覚めた時に人間たちが地球を支配していることに激しく憤り、抹殺しようと画策する。交通事故で死んだはずの飛鳥了の記憶を、サイコジェニーの能力で植え付けられ、心身ともども人間「飛鳥了」となっていたが、それは人類抹殺計画をより完璧にするための演出であり、サイコジェニーたちと再会した際に全てを思い出し、サタンとしての人類抹殺計画を本格的に始動させる。その目論見通り、人類はデーモンによる恐怖で自滅し、計画は成功したかに思われた。だが、両性生物であるサタンは、いつの間にか不動明を愛してしまい、彼の人格を残したままデーモンの新世界に生き残らせようとする。全てを知った明=デビルマンとの最終決戦に生き残った後、デーモンによる人類抹殺がかつて神がデーモンを滅亡させようとしたことと同じであることに気づき、息絶えた明に懺悔しながら涙を流す。

映画版[編集]

漫画版と異なり、5対の翼を持つ天使のような姿をしたデーモンとして登場。

脚注[編集]

  1. ^ Character”. 「サイボーグ009VSデビルマン」公式サイト. 2015年7月13日閲覧。