頭内爆発音症候群

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頭内爆発音症候群 (とうないばくはつおんしょうこうぐん、英語: Exploding head syndromeEHS) は、寝入る直前や目覚めた直後に短時間のうるさい幻聴が発生する状態のこと[1][2]。音は恐ろしく感じられることもあるが、普通は時々しか起こらず、深刻な健康問題も起こさない[1]。閃光が見えることもあるが[3]、通常痛みはない[1]

原因は不明である[4]。ただし、耳の問題、側頭葉発作英語版、神経の機能障害、突然変異で説明されることもある[1]。潜在的なリスクには心理的なストレスが関わっている[1]睡眠障害頭痛障害に分類される[1][3]。診断が確定しないこともよくある[3]

治療方法は見つかっていない[1]。安心させるだけで十分かもしれない[1]。しかし、クロミプラミンカルシウム拮抗剤が投与されてきた[1]。患者の割合についてはあまり研究されていないが、10%の人々に症状が起こるともされる[1]。女性により起こりやすいと報告されている[3]。遅くとも1876年には類型化されており[1]、現在の名称は1988年から使われている[3]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j k Sharpless, Brian A. (December 2014). “Exploding head syndrome”. Sleep Medicine Reviews 18 (6): 489–493. doi:10.1016/j.smrv.2014.03.001. PMID 24703829. 
  2. ^ Frese, A.; Summ, O.; Evers, S. (6 June 2014). “Exploding head syndrome: Six new cases and review of the literature”. Cephalalgia 34 (10): 823–827. doi:10.1177/0333102414536059. PMID 24907167. 
  3. ^ a b c d e Ceriani, CEJ; Nahas, SJ (30 July 2018). “Exploding Head Syndrome: a Review.”. Current Pain and Headache Reports 22 (10): 63. doi:10.1007/s11916-018-0717-1. PMID 30062616. 
  4. ^ Blom JD (2015). Auditory hallucinations. Handbook of Clinical Neurology. 129. 433–55. doi:10.1016/B978-0-444-62630-1.00024-X. ISBN 9780444626301. PMID 25726283