時差ぼけ

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時差ぼけ(じさぼけ、jet lag)とは、数時間以上の時差がある地域間を飛行機などで短時間で移動した際に起こる、心身の不調状態を称する一般通称。それが著しい苦痛や体調不良を伴う場合は時差症候群または非同期症候群と呼ぶ。

原理[編集]

人間の身体は外的刺激(光の明暗、社会的な刺激)により生活リズムを刻んでいるが、旅行出張などによる長距離移動を短時間に行った際、周囲で発生している外因性リズムと身体に刻まれている生活リズム(内因性リズム)に同期のずれが生じる。この同期のずれが修正されるまでの期間、身体に発生する不調状態を総じて「時差ぼけ」と呼ぶ。

時差ぼけが解消されるまでの期間(同期のずれが修正されるまでの期間)は個人差・地域差があり、一般的に年齢が若く、体力のある者の方が解消までの期間は短い。また、人間の体内時計概日リズム)は24時間よりも長いリズムに対応する傾向があるため、一日が伸びるから西(例:日本からヨーロッパ)へ移動した場合、一日が短くなる西から東(例:日本からアメリカ)へ移動する場合に比べ、約20%早く時差ぼけが解消される。

また、目的地と日本の時差が24時間に近いほど体感する時差は少なく済む。 例を示すと夏時間中のロサンゼルスと日本の時差は25時間である。出発時刻を4月1日午前6時、フライト時間を12時間とすると、到着時刻は3月31日午後5時となり、時差はほとんど感じない。一方で、夏時間中のニューヨークと日本の時差は13時間であり、時差を大きく感じる。

主な症状[編集]

外部リンク[編集]