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韓国を輝かせた100名の偉人たち

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韓国を輝かせた100人の偉人たち」(かんこくをかがやかせた100にんのいじんたち、: 한국을 빛낸 100명의 위인들)は、朴文榮朝鮮語版박문영、パク・ムニョン)が作詞作曲し[1][2]1991年、小学校の授業などで歌われている[3]

歌詞

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名がで代替されたり、両方が併記されている者もいる。

登場する偉人

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登場順

混乱が生じる可能性のある要素

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  • 曹渓宗(チョゲチョン)と天台宗(チョンテジョン)はいずれも韓国仏教の宗派であり、人名ではない。知訥は曹渓宗の中興の祖[10]義天は高麗天台宗の開祖[11]
  • 孟思誠(メン・サソン)は人名であり、直前に出てくる黄喜を修飾する語句ではない。
  • 趙憲(チョ・ヒョン)は、後に続く金時敏の修飾語句ではなく、郭再祐とともに文禄・慶長の役(倭乱)のときの義兵長であった人物である[12]
  • 烏竹軒(オジュコン)は申師任堂とその息子である李珥を生んだ家の遺跡であり[13]、人名ではない。
  • 死六臣生六臣は、それぞれ6人である。
  • 三学士は3人で構成されており、ひとりの個人の名ではない。
  • 「ジュリ (주리)」は、李滉が発展させた主理論(儒教の性理学)のことであり[14]、人名ではない。
  • 「タンウォン (단원)」は、画家である金弘道の号(「檀園」)であり[15]、(歌詞にある)「風俗図」を修飾する語句ではない。

評価と影響

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歴史的事実の有無

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歌詞に出てくる歴史的事実について、その真偽に関して以下のような議論がある。

  • 義慈王の代で百済が滅んだ際に3000人の宮女が投身自殺したとする説は、その事実の有無は定まっていない。
  • 文益漸ワタ(綿)の種子を密かに持ち帰ったとされる話は、事実とは違うという説がある。 文益漸の逸話よりも前から朝鮮半島にワタが存在したという記録が見つかって、ワタの種子を最初に筆の筒の中に隠して持ち帰ったという通説の信憑性は落ちたが、文益漸が持ってきたワタの種子は多収穫品種の在来種だったとする説もある。 また、密かに持ち帰ったわけではなくごく普通に運んだのであり、筆の筒に入れてという話は、後代の誇張か、政治工作だったのではないかという説もある。
  • 歌詞に登場する李守一と沈順愛は、日本統治時代の 小説『長恨夢』の主人公たちであり、虚構の人物である[16]
  • 「黄金を石ころのように思え」というのは、(「崔瑩将軍のお言葉」という歌詞とは違い)崔瑩の父の遺言である。『高麗史』「崔瑩列伝」には、「崔瑩が年齢16歳の時、父が死に際に訓戒として「おまえは黄金を石ころのように見よ(如當見金如石)」と言い残した。崔瑩はこの戒めを心に深く大事に守り、財物に関心を持たず、住む家がみすぼらしくても満足して生き、衣服や食べ物を質素にして時には食糧に事欠く時もあった。」と記録されている。作詞したパク・イノは、歌詞の韻を合わせるためのものと説明している。
  • 李完用は売国奴の代名詞であり、愛国と対比させたものである。

パロディ

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2002年、韓国でクポンスク・トリオ(キム・グラ (김구라)、ファン・ボンアル (황봉알)、ノ・スクジャ (노숙자)) が、歌詞を変えた「한국을 조진 100인의 개새끼들(韓国を台無しにした100人の馬鹿野郎たち)」を作った。編曲はチョ・ジナ (조지나)。

この曲の替え歌は、ほかにも様々なものが作られており、2004年には、国会総選挙直前に、ハンナラ党民主党自由民主連合など、野党の政治家を中傷する内容の「韓国を×にする×××たち」というタイトルの替え歌がインターネットに登場し、物議を醸した[17]。2007年1月には、大統領選挙前に、大統領候補であった李明博など、ハンナラ党所属議員を揶揄する内容の替え歌がインターネットを通じ、急速に広まった。発端は、同月13日に「歴史学徒」を名乗るネチズンが、与党寄りに分類されるインターネット・ニュースサイト「サプライズ」に、「ハンナラ党を輝かせた108人の偉人たち」というタイトルで発表したものだとされている[17]。2008年には、MBCのテレビ番組『無限に挑戦』の中で放送された替え歌について、パク・イノは原曲を汚したとして告訴したが[2]、後に和解した[18]。また、2011年には、インターネット上に掲出された「韓国を米国に売り払うFTAチャン・ソン議員名簿」という替え歌が公職選挙法に違反するのではないかと問題化した[19]

脚注

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  1. ^ 崇礼門の追悼曲’完成”. 中央日報日本語版 (2008年2月19日). 2012年11月9日閲覧。
  2. ^ a b チェ・スンヒョン (2008年5月13日). “娯楽番組の無断替え歌で作曲家が提訴(上)”. 朝鮮日報. http://www.chosunonline.com/svc/auth/index_login.html?contid=2008051363039&code=news 2012年11月9日閲覧。 
  3. ^ a b c 李那姸 (2004年9月21日). “「正確に知り、でも排他的愛国主義はダメよ」 ある小学校の高句麗史授業”. 東亜日報. 2012年11月9日閲覧。
  4. ^
    金庾信,王京人也。十二世祖首露,不知何許人也。以後漢建武十八年壬寅,登龜峯,望駕洛九村,遂至其地開國,號曰加耶,後改為金官國。其子孫相承,至九世孫仇充,或云仇次休,於庾信為曾祖。羅人自謂少昊金天氏之後,故姓金。庾信碑亦云:「軒轅之裔,少昊之胤。」則南加耶始祖首露與新羅,同姓也。 — 三国史記、巻四十一
  5. ^ “흉노왕의 후손 김일제 유적을 찾아서”. 新東亜朝鮮語版. (1999年8月). オリジナルの2017年8月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170822053159/http://www.donga.com/docs/magazine/new_donga/9908/nd99080420.html 
  6. ^ “洗濯板として使われてきた新羅文武王陵碑の上部発見”. 中央日報. (2009年9月4日). オリジナルの2022年2月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220228055652/https://japanese.joins.com/JArticle/120139 
  7. ^ “경주 사천왕사(寺)사천왕상(四天王像)왜 4개가 아니라 3개일까”. 朝鮮日報. (2009年2月27日). オリジナルの2014年12月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141230090440/http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/02/26/2009022601873.html 
  8. ^ “제1회: 2부작 문무왕릉비의 비밀 - 제1편: 신라 김씨왕족은 흉노(匈奴)의 후손인가?”. KBS. (2008年11月22日). オリジナルの2012年5月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120524072408/http://www.kbs.co.kr/1tv/sisa/tracehistory/vod/review/1556800_28170.html 
  9. ^ “제2회: 2부작 문무왕비문의 비밀 - 제2편: 왜 흉노(匈奴)의 후예라고 밝혔나?”. KBS. (2008年11月29日). オリジナルの2012年5月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120521210555/http://www.kbs.co.kr/1tv/sisa/tracehistory/vod/review/1557643_28170.html 
  10. ^ 巡拝にあたって 韓国仏教の歴史”. 韓国観光公社. 2012年11月9日閲覧。
  11. ^ 洪南基 (2012年4月9日). “〈朝鮮仏教と私たち - 29〉高麗・義天(下)高麗中期最大の宗派・天台宗”. 朝鮮新報. 2012年11月9日閲覧。
  12. ^ 忠武公 李舜臣 義兵の蜂起と活躍”. 慶尚南道. 2012年11月9日閲覧。
  13. ^ 문화재곰색 강릉 오죽헌”. 문화재청. 2012年11月9日閲覧。
  14. ^ 退溪李滉”. 陶山書院. 2012年11月9日閲覧。
  15. ^ 金貞我. “絵師 "金弘道" と "申潤福" の素顔”. 衛星劇場. 2012年11月9日閲覧。
  16. ^ 三枝壽勝. “『韓国文学を味わう』第II章 文学作品の伝来と受容”. 朝鮮文学研究会. 2012年11月9日閲覧。
  17. ^ a b “大統領選:ハンナラ党を揶揄する替え歌が急速に拡散”. 朝鮮日報. (2007年1月17日). http://www.chosunonline.com/svc/auth/index_login.html?contid=2007011663061&code=news 2012年11月9日閲覧。 
  18. ^ 『韓国を輝かせた100人の偉人たち』の作曲家『無限に挑戦』の告訴を取り下げ”. KNTV (2008年12月3日). 2012年11月9日閲覧。
  19. ^ ソン・グァンウィ、『FTAチャン・ソン議員落選ソング』”. Innolife (2011年11月13日). 2012年11月9日閲覧。