鐵百合奈
| 生誕 | 1992年9月20日（31歳） |
|---|---|
| 出身地 |
 日本・香川県 高松市 |
| 学歴 |
|
| ジャンル | クラシック |
| 職業 | |
| 担当楽器 | ピアノ |
| 活動期間 | 2019年 - |
| レーベル | N&F |
| 公式サイト | 公式ウェブサイト |
鐵 百合奈（てつ ゆりな、1992年9月20日 - ）は、日本のクラシック音楽のピアニスト[1][2]、音楽学者[3]。
経歴[編集]
香川県高松市出身。4歳からピアノを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、2015年3月東京藝術大学音楽学部器楽科（専攻ピアノ）を卒業。在学中には、藝大モーニングコンサート、日韓交流演奏会、同声会新人演奏会等に出演。大学卒業の年の3月18日には、皇居東御苑内の音楽ホール「桃華楽堂」において毎年開催されている「音楽大学卒業生演奏会」にて御前演奏を行った。同年5月5日には優秀な音楽大学卒業生から選ばれる、第85回読売新人演奏会[4]に出演。2018年3月、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程（器楽専攻ピアノ）を修了。2021年3月、東京藝術大学大学院博士後期課程音楽専攻（研究領域：鍵盤楽器）を修了、博士（音楽）。2020年～2023年、桐朋学園大学院大学専任講師。
ピアノを青柳晋ほか、黒田淑子、大山まゆみ、勝郁子、堀江真理子、杉本安子、菊地裕介、ジャック・ルヴィエ、イシュトヴァーン・ラントシュに、室内楽を松原勝也、伊藤恵、高木綾子、坂井千春に、ピアノデュオを角野裕、フォルテピアノを小倉貴久子に師事。これまでに、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、高松交響楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団などと共演。
受賞歴[編集]
- 2005年、第29回ピティナ・ピアノコンペティション E級 銀賞[5]
- 2006年、ショパン国際ピアノコンクール in Asia アジア大会 中学生部門 銅賞
- 2007年、第31回ピティナ・ピアノコンペティション F級 ベスト賞
- 2010年、第11回大阪国際音楽コンクール Age-H 第1位（兵庫県知事賞）[6][7]
- 2010年、第20回日本クラシック音楽コンクール高校の部 第1位[8][9]
- 2011年度、ヤマハ音楽振興会音楽支援奨学生
- 2011年、第35回ピティナ・ピアノコンペティション G級 銅賞[10]
- 2012年、第28回かながわ音楽コンクール シニアピアノ部門 第2位およびコンチェルト賞
- 2013年、第14回ローゼンストック国際ピアノコンクール 第1位[11][12]
- 2014年、よんでん文化振興財団奨学生[13]
- 2015年、第84回日本音楽コンクールピアノ部門 入選[14]
- 2015年、岩谷時子Foundation for Youth奨学生[15]
- 2015年、東京藝術大学からアカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア賞、同声会賞
- 2017年、第86回日本音楽コンクールピアノ部門 第2位、岩谷賞(聴衆賞)、三宅賞[16][17]
- 2017年、柴田南雄音楽評論賞(本賞)[18][19][20][21][注釈 1]
- 2017年、香川県文化芸術新人賞[22]
- 2018年、宗次エンジェル基金／公益社団法人日本演奏連盟新進演奏家国内奨学生[23]
- 2018年、第4回高松国際ピアノコンクール審議員特別賞[24]
- 2018年、東京藝術大学大学院から大学院アカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア賞
- 2018年、柴田南雄音楽評論賞(本賞)[25][26][注釈 2]
ディスコグラフィー[編集]
- シューマン : ピアノソナタ第3番 - J.S.バッハ=ブラームス : 左手のためのシャコンヌ（fine NF、NF-29501、2019年4月20日発売）[27]
- シューマン : ピアノ・ソナタ 第2番、第1番（fine NF、NF-29502、2021年6月25日発売）
- ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集 上巻（fine NF、NF-29503、2022年3月21日発売）
- ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集 下巻（fine NF、NF-29508、2023年3月25日発売）
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ “ベートーベンのソナタ、全曲に挑む ピアニスト・鐵百合奈、３年かけて演奏会”. 朝日新聞. (2018年11月19日). オリジナルの2018年11月20日時点におけるアーカイブ。 2018年11月25日閲覧。
- ^ “特薦盤 大木正純・選 鐵百合奈（ピアノ）／シューマン ピアノ・ソナタ第3番、バッハ＝ブラームス シャコンヌ（fine NF）”. 毎日新聞 東京夕刊. (2019年4月9日). オリジナルの2019年4月23日時点におけるアーカイブ。 2019年4月15日閲覧。
- ^ “演奏・研究こなす「二刀流」音楽家”. 日本経済新聞（夕刊）. (2018年10月3日). オリジナルの2018年11月24日時点におけるアーカイブ。 2018年11月25日閲覧。
- ^ 第85回新人演奏会出演者 2015年5月5日
- ^ 2005年第29回 ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会 結果
- ^ 第11回大阪国際音楽コンクール ピアノ部門 結果
- ^ 第11回大阪国際音楽コンクール 特別賞各受賞者一覧
- ^ 一般社団法人日本クラシック音楽協会 コンクール結果 2010年度 第20回 ピアノ部門 高校女子の部
- ^ 一般社団法人日本クラシック音楽協会 第20回入賞者披露演奏会 5月4日(水) かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
- ^ 2011年第35回 ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会 結果
- ^ 東京国際芸術協会ローゼンストック国際ピアノコンクール入賞者一覧
- ^ 文化的な日々blog 2014年2月4日投稿
- ^ 公益財団法人よんでん文化振興財団 Scholaship(奨学助成)
- ^ 日本音楽コンクール 入賞者一覧 第84回（2015年）ピアノ部門
- ^ 公益財団法人岩谷時子音楽文化振興財団 岩谷時子賞（2015年 第6回）
- ^ 日本音楽コンクール 2017年度第86回審査結果ピアノ部門
- ^ 渋谷アトリエオフィス／美竹清花さろんインタビュー 2017年12月17日収録
- ^ 収録刊行物 芸術現代社 音楽現代 47(12), 86-96, 2017-12 CiNii
- ^ 桐朋学園音楽部門 桐朋学園アリオン江戸音楽振興基金 柴田南雄音楽評論賞 第4回
- ^ 「第4回〈柴⽥南雄⾳楽評論賞〉本賞 鐵 百合奈（Yurina Tetsu）」 (PDF)
- ^ 公益社団法人日本演奏連盟 「演奏年鑑２０１８－音楽資料通巻第４４号－」音楽界展望 評論・大坪 盛 (PDF)
- ^ 香川県「平成29年度香川県文化芸術新人賞受賞者」2018年3月7日
- ^ 公益社団法人日本演奏連盟 2017年度（平成29年度）事業報告書 (PDF)
- ^ 第4回高松国際ピアノコンクール 入賞者発表 2018年03月25日
- ^ 桐朋学園音楽部門 桐朋学園アリオン江戸音楽振興基金 柴田南雄音楽評論賞 第5回
- ^ 「第5回〈柴⽥南雄⾳楽評論賞〉本賞 鐵 百合奈（てつ ゆりな）」 (PDF)
- ^ “鐡百合奈デビュー～シューマン:ピアノソナタ第3番 / J.S.バッハ=ブラームス:左手のためのシャコンヌ 鐡百合奈(P)”. artist.cdjournal.com. CDJournal. 2020年5月24日閲覧。
注釈[編集]
- ^ 2017年第4回柴田南雄音楽評論賞 受賞論文（2本の演奏会評と音楽評論）の表題は「パドモアとフェルナーの《冬の旅》道なき道の遠近感」（個評）、「『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』のトリオ・エリオス 極限の精神に迫る」（個評）、「『ソナタ形式』からの解放 ～ ベートーヴェンの『第2主題』が投げ掛けるもの～」（音楽評論）
- ^ 2018年第5回柴田南雄音楽評論賞 受賞論文（2本の演奏会評と音楽評論）の表題は「アンヌ・ケフェレックのヘンデルとスカルラッティ 変幻自在のピアノ」（個評）、「ラルス・フォークトとロイヤル・ノーザン・シンフォニア 諸刃の剣の『弾き振り』」（個評）、「演奏の復権 ～『分析』から音楽を取り戻す～」（音楽時評／評論）
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
- 鐡 百合奈 - N&Fレーベル
- 鐵百合奈 (@yurina_tetsu) - X（旧Twitter）
- 鐵百合奈 (@yurina.tetsu) - Instagram
- 鐵百合奈 (100006186193555) - Facebook
- ゆりな0920 - 17LIVE
- ゆりてっちゃんのピアノ沼 - YouTubeチャンネル
演奏[編集]
- yurinamusik - YouTubeチャンネル
- 鐵 百合奈 博士学位審査演奏会 - GEIDAI Music Archive
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