福良 (南あわじ市)

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福良
福良の市街地
福良の市街地
福良の位置(兵庫県内)
福良
福良
福良の位置
北緯34度15分33秒 東経134度42分25秒 / 北緯34.25917度 東経134.70694度 / 34.25917; 134.70694
日本の旗 日本
都道府県 兵庫県の旗 兵庫県
市町村 南あわじ市
人口
(2023年(令和5年)3月31日)[1]
 • 合計 4,643人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
656-0501(福良甲)[2]
656-0502(福良乙)[3]
656-0503(福良丙)[4]
市外局番 0799[5]
ナンバープレート 神戸

福良(ふくら)は、兵庫県南あわじ市町丁。本項では三原郡福良町(ふくらちょう)についても記す。

地内は地番区域として甲・乙・丙に分かれており[注 1]郵便番号は656-0501(福良甲)・656-0502(福良乙)・656-0503(福良丙)で分けられている。

地理[編集]

南あわじ市の南西部、南西で紀伊水道に面する。旧・南淡町の中心地で、かつては洲本市との間を淡路鉄道が結んでいた。南で阿万塩屋町、東で北阿万筒井・潮美台・賀集鍛冶屋・賀集・賀集八幡、北で志知飯山寺・志知口・志知奥・伊加利・阿名賀に接する。洲本市方面から国道28号が、海岸沿いを兵庫県道25号阿万福良湊線が通過するほか、西端の鳴門岬を神戸淡路鳴門自動車道大鳴門橋)と兵庫県道237号鳴門観潮線が通過する。

海洋[編集]

島嶼[編集]

  • 煙島
  • 大園島

[編集]

  • 鳴門岬

小字[編集]

以下の小字が設定されている。GISデータでは小字単位の町域で区別され、南あわじ市では小字単位で人口・世帯の集計が行われている[1]

  • 東本町、向谷、築地、本町、東一丁目、西一丁目、二丁目、北納屋町、南納屋町、備前町、仲之町、戎町、住吉町、五分一町、網屋町、谷川町、東十軒家、西十軒家、仁尾、かるも、浜町、うずしお台

世帯数と人口[編集]

2023年(令和5年)3月31日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
福良 2,385世帯 4,454人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[7]

大字 番地 小学校 中学校
福良 全域 南あわじ市立福良小学校 南あわじ市立南淡中学校

歴史[編集]

ふくらちょう
福良町
廃止日 1955年4月29日
廃止理由 新設合併
南淡町、福良町沼島村南淡町
現在の自治体 南あわじ市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
三原郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 10,044
国勢調査1950年
隣接自治体 南淡町、志知村伊加利村阿那賀村
福良町役場
所在地 兵庫県三原郡福良町(大字なし)
座標 北緯34度15分28.9秒 東経134度43分18.4秒 / 北緯34.258028度 東経134.721778度 / 34.258028; 134.721778 (福良町)
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  • 律令国としては阿波国幕末時点の福良浦は徳島藩領。
  • 明治4年7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により徳島県の管轄となる。
  • 明治4年11月15日(1871年12月26日) - 第1次府県統合により名東県の管轄となる。
  • 1876年(明治9年)8月21日 - 第2次府県統合により兵庫県の管轄となる。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、近世以来の福良浦が単独で自治体を形成して三原郡福良町が発足。
  • 1955年(昭和30年)4月29日 - 福良町が南淡町・沼島村と合併し、改めて南淡町が発足。南淡町大字福良となる。
  • 1983年(昭和58年) - 地内の一部が潮美台一・三丁目となる。
  • 1984年(昭和59年) - 地内の一部が潮美台一 - 三丁目となる。
  • 2005年(平成17年)1月11日 - 南淡町が緑町西淡町三原町と合併して南あわじ市が発足。南あわじ市福良となる。

経済[編集]

漁業[編集]

福良港では漁船による釣りが行われており、鳴門海峡へ釣りに出かけ、鳴門鯛などを対象としている。福良港や鳴門海峡で釣れる魚種は、鳴門鯛をはじめとしてアオリ、カレイアジキスサバタチウオサヨリハマチスズキ、チヌ、メバルなどである。

2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の際には、福良港の海底が見えたという。

交通[編集]

鉄道[編集]

1922年には淡路鉄道の一部区間が開通し、1925年(大正14年)6月1日には洲本と福良を結ぶ全線が開通して福良駅が開業した。1943年(昭和18年)には社名を淡路交通に変更し、路線名は淡路交通鉄道線となった。1966年(昭和41年)10月1日、全線が廃止された。福良駅の跡地は福良バスターミナルとなっている。

バス[編集]

淡路交通

らん・らんバス

  • 南循環線(うずしお号)
    • 中林病院前 - イオン南淡路店前 - 原田 - 仁尾 - 淡路人形座前 - 南淡庁舎前 - ゆーぷる前(早朝便は非経由) - 潮見台 - イオン南淡路店前 - 中林病院前 - イオン南淡路店前 - 賀集 - 南淡路病院前 - 賀集 - イオン南淡路店前 - 中林病院前

道路[編集]

港湾[編集]

施設[編集]

道の駅福良

名所・旧跡・観光スポット[編集]

福良八幡神社
  • 福良八幡神社
  • 中山明神社
  • 秋葉神社
  • 郷殿神社
  • 御嶽神社
  • 恵比須神社
  • 厳島神社
  • 真光寺
  • 報身寺
  • 慈眼寺
  • 奥ノ院
  • 淡路人形座
  • うずの丘大鳴門橋記念館
  • Hotel & Resorts MINAMIAWAJI
  • B&G海洋センター

出身者[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 登記情報や標準地・基準地検索システム[6]で小字も含んだ地番表記が確認できるが甲・乙・丙はすべて小字の後に表記されているため地番区分であることが分かる。郵便番号は甲・乙・丙で区別しないと同一地番の識別ができなくなるため分けられている。

出典[編集]

  1. ^ a b c 地区・行政区別人口世帯数(R5年度)” (XLSX). 南あわじ市. 2024年3月23日閲覧。 “南あわじ市の人口と世帯数
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月16日閲覧。
  3. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月16日閲覧。
  4. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月16日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月16日閲覧。
  6. ^ 標準地・基準地検索システム”. 国土交通省. 2022年6月22日閲覧。
  7. ^ 南あわじ市立学校の通学区域に関する規則”. 南あわじ市. 2022年3月16日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]