「Γ」の版間の差分

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* 大文字の「Γ」は、
* 大文字の「Γ」は、
** [[数学]]で[[ガンマ関数|Γ関数]]を表す。
** [[数学]]で[[ガンマ関数|Γ関数]]を表す。
** [[大域切断]]を表す。
** [[離散部分群]]に用いられることがある。
** [[スズキ (企業) |スズキ]]が[[オートバイ]]の商標として『[[スズキ・ガンマ|Γ]]』を登録しており、[[2ストローク]]の[[ロードスポーツ]]に名称として用いている。[[スズキ・ガンマ]]を参照。
** [[スズキ (企業) |スズキ]]が[[オートバイ]]の商標として『[[スズキ・ガンマ|Γ]]』を登録しており、[[2ストローク]]の[[ロードスポーツ]]に名称として用いている。[[スズキ・ガンマ]]を参照。
** [[ヒュンダイ]]・ガンマエンジン - [[現代自動車]]の[[直列4気筒]]エンジン。[[ヒュンダイ・i30|i30(FD16)/i30CW(FDW16)]]などに搭載される。
** [[ヒュンダイ]]・ガンマエンジン - [[現代自動車]]の[[直列4気筒]]エンジン。[[ヒュンダイ・i30|i30(FD16)/i30CW(FDW16)]]などに搭載される。
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** [[熱力学]]で[[比熱比]]を表す。κと書くときもある。
** [[熱力学]]で[[比熱比]]を表す。κと書くときもある。
** 数学で、α、βに次ぐ第3の定数として用いられることがある。
** 数学で、α、βに次ぐ第3の定数として用いられることがある。
** 曲線を表すのに用いられることがある。
** [[放射線]]物理学では[[ガンマ線]]およびガンマ粒子([[核反応]]で放出される[[光子]])を表す。[[素粒子物理学]]では光子全般を表すこともある。
** [[放射線]]物理学では[[ガンマ線]]およびガンマ粒子([[核反応]]で放出される[[光子]])を表す。[[素粒子物理学]]では光子全般を表すこともある。
** [[画像処理]]の分野においては、濃度階調の入出力応答の比(しばしば冪指数)を「ガンマ」と呼ぶ。[[ガンマ値]]を参照。
** [[画像処理]]の分野においては、濃度階調の入出力応答の比(しばしば冪指数)を「ガンマ」と呼ぶ。[[ガンマ値]]を参照。
** 微小な[[物理単位|単位]]の名称としてガンマを使用しているものがある。
** 微小な[[物理単位|単位]]の名称としてガンマを使用しているものがある。
*** [[磁束密度]]の1ガンマ(γ)は10<sup>-5</sup>[[ガウス]](G)=1ナノ[[テスラ]](nT)=10<sup>-9</sup> T。地球物理学で[[地磁気]]の磁束密度を表すのに使用された。
*** [[磁束密度]]の1ガンマ (γ) 10<sup>−5</sup> [[ガウス]] (G) = 1ナノ[[テスラ]] (nT) = 10<sup>−9</sup>&nbsp;T。地球物理学で[[地磁気]]の磁束密度を表すのに使用された。
*** [[質量]]の1ガンマ(γ)は1マイクログラム(μg)= 10<sup>-9</sup> kg
*** [[質量]]の1ガンマ (γ) は1マイクログラム (μg) = 10<sup>−9</sup>&nbsp;kg
*** 臨床[[医学]]において、微小な薬剤の量を表すのに慣用される[[単位]]。1ガンマ(γ)は体重(kg)あたり[[時間]](min)あたりの薬剤量(μg)。日本でしか通用しない麻酔科関係慣用単位。麻酔、集中治療関係以外の分野や外国では、通用しないので注意が必要。
*** 臨床[[医学]]において、微小な薬剤の量を表すのに慣用される[[単位]]。1ガンマ (γ) は体重 (kg) あたり[[時間]] (min) あたりの薬剤量 (μg)。日本でしか通用しない麻酔科関係慣用単位。麻酔、集中治療関係以外の分野や外国では、通用しないので注意が必要。


== 符号位置 ==
== 符号位置 ==

2017年2月28日 (火) 04:16時点における版

ギリシア文字
Αα アルファ Νν ニュー
Ββ ベータ Ξξ クサイ
Γγ ガンマ Οο オミクロン
Δδ デルタ Ππ パイ
Εε エプシロン Ρρ ロー
Ζζ ゼータ Σσς シグマ
Ηη イータ Ττ タウ
Θθ シータ Υυ ウプシロン
Ιι イオタ Φφ ファイ
Κκ カッパ Χχ カイ
Λλ ラムダ Ψψ プサイ
Μμ ミュー Ωω オメガ
使われなくなった文字

()
ディガンマ サン
ヘータ ショー
ギリシアの数字
スティグマ
()
サンピ

()
コッパ

Γ, γ(ガンマ、希: γαμμαギリシア語ラテン翻字: gamma)はギリシア語アルファベット第3字。数価[1]は3、音価は古典では/ɡ/, 現代語では/ɣ/。軟口蓋子音字 γ, κ, χ, ξ の前に置かれると、/ŋ/ になり、これを鼻音のガンマと呼ぶ。γγ は現代語では /ŋ/ と発音される。また、現代語では/e/, /i/の前に来ると、/ʝ/になる。ラテンアルファベットC[2]Gキリル文字Гはこの文字を起源とする。  音声記号としては、小文字は(現代ギリシア語での発音同様)「有声軟口蓋摩擦音」をあらわす。

符号位置

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Γ U+0393 1-6-3 &Gamma;
&#x393;
&#915;
γ U+03B3 1-6-35 &gamma;
&#x3B3;
&#947;

脚注

  1. ^ 文字に当てはめられた数値のこと。ギリシアの数字を参照。
  2. ^ エトルリア語ラテン語ではΓの異形体であるCを用いた。