「Γ」の版間の差分

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ayy lmao
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{{ギリシア文字|letter=gamma uc lc}}
{{el|'''Γ''', '''γ'''}}(ガンマ、希: '''{{Lang|el|γαμμα}}''', 英: ''{{Lang|en|gamma}}'')は[[ギリシア文字|ギリシア語アルファベット]]第3字。数価<ref>文字に当てはめられた数値のこと。[[ギリシアの数字]]を参照。</ref>は3、[[音価]]は古典では[[有声軟口蓋閉鎖音|ɡ]], 現代語では[[有声軟口蓋摩擦音|{{ipa|ɣ}}]]。 軟口蓋子音字Γ, Κ, Χ の前に置かれると、/N/[&#331;]([[軟口蓋鼻音]]) になる。 また、現代語では/e/, /i/の前に来ると、[[有声硬口蓋摩擦音|/j/]]になる。 [[ラテン文字|ラテンアルファベット]]の[[C]]<ref>[[エトルリア語]]、[[ラテン語]]では'''Γ'''の異形体である'''C'''を用いた。</ref>、[[G]]、[[キリル文字]]の[[Г]]はこの文字を起源とする。 
音声記号としては、小文字は([[ギリシア語|現代ギリシア語]]での発音同様)「有声軟口蓋摩擦音」をあらわす。

* 大文字の「Γ」は、
** [[数学]]で[[ガンマ関数|Γ関数]]を表す。
** [[スズキ (企業) |スズキ]]が[[オートバイ]]の商標として『[[スズキ・ガンマ|Γ]]』を登録しており、[[2ストローク]]の[[ロードスポーツ]]に名称として用いている。[[スズキ・ガンマ]]を参照。
** [[ヒュンダイ]]・ガンマエンジン - [[現代自動車]]の[[直列4気筒]]エンジン。[[ヒュンダイ・i30|i30(FD16)/i30CW(FDW16)]]などに搭載される。
* 小文字の「γ」は、
** [[数学]]で[[オイラーの定数]]を表す。
** [[熱力学]]で[[比熱比]]を表す。κと書くときもある。
** 数学で、α、βに次ぐ第3の定数として用いられることがある。
** [[放射線]]物理学では[[ガンマ線]]およびガンマ粒子([[核反応]]で放出される[[光子]])を表す。[[素粒子物理学]]では光子全般を表すこともある。
** [[画像処理]]の分野においては、濃度階調の入出力応答の比(しばしば冪指数)を「ガンマ」と呼ぶ。[[ガンマ値]]を参照。
** 微小な[[物理単位|単位]]の名称としてガンマを使用しているものがある。
*** [[磁束密度]]の1ガンマ(γ)は10<sup>-5</sup>[[ガウス]](G)=1ナノ[[テスラ]](nT)=10<sup>-9</sup> T。地球物理学で[[地磁気]]の磁束密度を表すのに使用された。
*** [[質量]]の1ガンマ(γ)は1マイクログラム(μg)= 10<sup>-9</sup> kg
*** 臨床[[医学]]において、微小な薬剤の量を表すのに慣用される[[単位]]。1ガンマ(γ)は体重(kg)あたり[[時間]](min)あたりの薬剤量(μg)。日本でしか通用しない麻酔科関係慣用単位。麻酔、集中治療関係以外の分野や外国では、通用しないので注意が必要。

== 符号位置 ==
{| class="wikitable"
|- style="text-align: center;"
!大文字!![[Unicode]]!![[JIS X 0213]]!![[文字参照]]!!小文字!!Unicode!!JIS X 0213!!文字参照!!備考
{{ULu|0393|915|&amp;Gamma;|1-6-3|03B3|947|&amp;gamma;|1-6-35|}}
|}

== 脚注 ==
<references />

[[Category:ギリシア文字|かんま]]

2016年1月24日 (日) 13:12時点における版

ギリシア文字
Αα アルファ Νν ニュー
Ββ ベータ Ξξ クサイ
Γγ ガンマ Οο オミクロン
Δδ デルタ Ππ パイ
Εε エプシロン Ρρ ロー
Ζζ ゼータ Σσς シグマ
Ηη イータ Ττ タウ
Θθ シータ Υυ ウプシロン
Ιι イオタ Φφ ファイ
Κκ カッパ Χχ カイ
Λλ ラムダ Ψψ プサイ
Μμ ミュー Ωω オメガ
使われなくなった文字

()
ディガンマ サン
ヘータ ショー
ギリシアの数字
スティグマ
()
サンピ

()
コッパ

Γ, γ(ガンマ、希: γαμμα, 英: gamma)はギリシア語アルファベット第3字。数価[1]は3、音価は古典ではɡ, 現代語では/ɣ/。 軟口蓋子音字Γ, Κ, Χ の前に置かれると、/N/[ŋ](軟口蓋鼻音) になる。 また、現代語では/e/, /i/の前に来ると、/j/になる。 ラテンアルファベットC[2]Gキリル文字Гはこの文字を起源とする。  音声記号としては、小文字は(現代ギリシア語での発音同様)「有声軟口蓋摩擦音」をあらわす。

符号位置

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Γ U+0393 1-6-3 &Gamma;
&#x393;
&#915;
γ U+03B3 1-6-35 &gamma;
&#x3B3;
&#947;

脚注

  1. ^ 文字に当てはめられた数値のこと。ギリシアの数字を参照。
  2. ^ エトルリア語ラテン語ではΓの異形体であるCを用いた。