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'''真田聖也'''('''さなだ せいや'''、[[1988年]][[1月28日]] - )は、[[全日本プロレス]]所属の[[プロレスラー]]である。[[新潟県]][[新潟市]]出身。身長183cm、体重88kg(現在ヘビー級転向を目指し増量中)。全日本プロレス最年少ながら体格、センス、勝率の高さから若手有望株として期待されている。
'''真田聖也'''(さなだ せいや、[[1988年]][[1月28日]] - )は、[[全日本プロレス]]所属の[[プロレスラー]]。[[新潟県]][[新潟市]]出身。身長183cm、体重88kg(現在ヘビー級転向を目指し増量中)。全日本プロレス最年少ながら体格、センス、勝率の高さから若手有望株として期待されている。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
 小学校4年の時に兄がプロレスのゲームを買ってくる。当時プロレスについて全く知らなかったが、気になってその日の深夜に放送していた[[長州力]]の引退試合を見る。長州の試合の前にやっていた[[蝶野正洋]]と[[越中詩郎]]の試合中に[[ヒロ斉藤]]が乱入したり、野球選手の[[鈴木尚典]]と[[三浦大輔]]が出てきたりとなんでもありのプロレスに興味を持ち始める。
小学校4年の時に兄がプロレスのゲームを買ってくる。当時プロレスについて全く知らなかったが、気になってその日の深夜に放送していた[[長州力]]の引退試合を見る。長州の試合の前にやっていた[[蝶野正洋]]と[[越中詩郎]]の試合中に[[ヒロ斉藤]]が乱入したり、野球選手の[[鈴木尚典]]と[[三浦大輔]]が出てきたりとなんでもありのプロレスに興味を持ち始める。


中学時代は野球部で、高校時代から柔道部に所属する。が、2年で柔道をやめてレスリング部に所属するようになり、プロレスラーを目指すようになる。『[[武藤塾]]』の新人オーディションに合格し入門。トレーニングの成果からか入門後に5cm身長が伸び、本来[[ジュニアヘビー級]]でやっていくつもりであったが、ヘビー級として頑張ることを決意する。
中学時代は野球部で、高校時代から柔道部に所属する。が、2年で柔道をやめてレスリング部に所属するようになり、プロレスラーを目指すようになる。『[[武藤塾]]』の新人オーディションに合格し入門。トレーニングの成果からか入門後に5cm身長が伸び、本来[[ジュニアヘビー級]]でやっていくつもりであったが、ヘビー級として頑張ることを決意する。


=== 新人時代 ===
=== 新人時代 ===
[[2007年]][[3月13日]]高岡大会にて[[中嶋勝彦]]、[[T28 (プロレスラー)|T28]]を相手にデビュー(パートナーは[[土方隆司]])また同期4人の中では最後のデビューとなった。
[[2007年]][[3月13日]]高岡大会にて[[中嶋勝彦]]、[[T28 (プロレスラー)|T28]]を相手にデビュー(パートナーは[[土方隆司]])また同期4人の中では最後のデビューとなった。


デビュー2ヶ月後の[[5月13日]]に同期のT28とシングルマッチを行うが、T28のファイヤーバードスプラッシュに破れる。
デビュー2ヶ月後の[[5月13日]]に同期のT28とシングルマッチを行うが、T28のファイヤーバードスプラッシュに破れる。
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5月29日には、[[佐々木健介]]、[[中嶋勝彦]]と組み「[[サムライTV]]杯争奪トリプルアロートーナメント」で優勝し、デビュー2ヶ月でプロ入り初のタイトルを獲得。またその準決勝でT28から逆エビ固めで勝利し、プロ入り初勝利を飾った。
5月29日には、[[佐々木健介]]、[[中嶋勝彦]]と組み「[[サムライTV]]杯争奪トリプルアロートーナメント」で優勝し、デビュー2ヶ月でプロ入り初のタイトルを獲得。またその準決勝でT28から逆エビ固めで勝利し、プロ入り初勝利を飾った。


6月10日、「武藤祭」にて師匠である[[小島聡]]とシングルマッチが実現。小島相手に奮闘するもラリアットで破れる。試合後、小島は「これからの全日本プロレスを背負って立っていく新人になって欲しいと思います。まだデビューしたばっかりかも知れないけど、自分に課せられた責任というものをしっかりと認識してT28と共に、そして海外にいる三原(大和ヒロシ)と境(KAI)とも切磋琢磨して欲しいと思います 」と語った。
6月10日、「武藤祭」にて師匠である[[小島聡]]とシングルマッチが実現。小島相手に奮闘するもラリアットで破れる。試合後、小島は「これからの全日本プロレスを背負って立っていく新人になって欲しいと思います。まだデビューしたばっかりかも知れないけど、自分に課せられた責任というものをしっかりと認識してT28と共に、そして海外にいる三原(大和ヒロシ)と境(KAI)とも切磋琢磨して欲しいと思います 」と語った。


6月24日、[[VOODOO-MURDERS]](以下VM)との試合後に、小島聡のマイクを横取りし、「小島!これから俺達若手中心でやって行くぞ!」というマイクパフォーマンスをする。この後小島は真田、[[T28]]と共に新たなユニット『AJF(オールジャパン・フューチャー)』を結成することを明言。しかし小島がこの日のメイン終了後に本体を裏切りまさかのVM入りをしたため、このユニットは幻となった。
6月24日、[[VOODOO-MURDERS]](以下VM)との試合後に、小島聡のマイクを横取りし、「小島!これから俺達若手中心でやって行くぞ!」というマイクパフォーマンスをする。この後小島は真田、[[T28]]と共に新たなユニット『AJF(オールジャパン・フューチャー)』を結成することを明言。しかし小島がこの日のメイン終了後に本体を裏切りまさかのVM入りをしたため、このユニットは幻となった。
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=== 全日本プロレス新星へ ===
=== 全日本プロレス新星へ ===

[[2008年]]はヘビー級に転身すると本人が明言。2・11健介オフィス興行では、新人の[[宮原健斗]]のデビュー戦の相手を努め、[[逆エビ固め]]で下しプロでは1年先輩の真田が宮原にプロの洗礼を浴びせた。
[[2008年]]はヘビー級に転身すると本人が明言。2・11健介オフィス興行では、新人の[[宮原健斗]]のデビュー戦の相手を努め、[[逆エビ固め]]で下しプロでは1年先輩の真田が宮原にプロの洗礼を浴びせた。


4月5日、第一試合に[[境敦史|KAI]]、[[三原弘嗣|大和ヒロシ]]との若手タッグで、[[カズ・ハヤシ]]、[[荒谷望誉]]、[[平井伸和]]組と対戦。試合は真田が荒谷を投げっぱなしジャーマンでピンフォールし、初の先輩越えを成し遂げた。そして最終戦では征矢学とのタッグで荒谷、平井組と対戦。ドラゴンスープレックス・ホールドで勝利し、期待に応えた。そしてその勝利の後に、来年([[2009年]])の[[チャンピオン・カーニバル]]への出場を立候補した。
4月5日、第一試合に[[境敦史|KAI]]、[[三原弘嗣|大和ヒロシ]]との若手タッグで、[[カズ・ハヤシ]]、[[荒谷望誉]]、[[平井伸和]]組と対戦。試合は真田が荒谷を投げっぱなしジャーマンでピンフォールし、初の先輩越えを成し遂げた。そして最終戦では征矢学とのタッグで荒谷、平井組と対戦。ドラゴンスープレックス・ホールドで勝利し、期待に応えた。そしてその勝利の後に、来年([[2009年]])の[[チャンピオン・カーニバル]]への出場を立候補した。


5月5日、韓国・ソウルでの新韓国プロレスNKPWA世界チャンピオン決定戦に、KAIとのタッグでの出場が決定した。これが初の海外遠征である。
5月5日、韓国・ソウルでの新韓国プロレスNKPWA世界チャンピオン決定戦に、KAIとのタッグでの出場が決定した。これが初の海外遠征である。


5月17日、同期のKAIと初のシングルマッチを行う。結果は時間切れの引き分け。
5月17日、同期のKAIと初のシングルマッチを行う。結果は時間切れの引き分け。
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6月10日、武藤祭にて三冠王者の[[諏訪魔]]と、征矢、T28と共に3人掛けマッチで2番手として対戦。破れはしたが3人の中で一番長く諏訪魔と戦い、自分の出せる技全てを出し切り、三冠王者相手に奮闘した。
6月10日、武藤祭にて三冠王者の[[諏訪魔]]と、征矢、T28と共に3人掛けマッチで2番手として対戦。破れはしたが3人の中で一番長く諏訪魔と戦い、自分の出せる技全てを出し切り、三冠王者相手に奮闘した。


6月22日、後楽園ホールにて健介オフィスの[[起田高志]]とシングルで対戦。序盤圧倒するも後半は起田のアメフト殺法に苦しめられなんとかドラゴンスープレックスで勝利。全日本の意地を見せた。また起田に勝ったことにより宮原、山口、そして起田の健介オフィスの若手人全員から勝利したこととなる。試合後「全日本プロレスの方が強いんだよというのを見せたかった」と語った。
6月22日、後楽園ホールにて健介オフィスの[[起田高志]]とシングルで対戦。序盤圧倒するも後半は起田のアメフト殺法に苦しめられなんとかドラゴンスープレックスで勝利。全日本の意地を見せた。また起田に勝ったことにより宮原、山口、そして起田の健介オフィスの若手3人全員から勝利したこととなる。試合後「全日本プロレスの方が強いんだよというのを見せたかった」と語った。


7月、8月シリーズはジュニア、三冠王者諏訪魔などに注目が集まり影が薄かったが、[[鈴木みのる]]の[[GURENTAI]]VS全日本プロレス本隊5対5マッチ(GURENTAIが負ければ全日本撤退、勝てばGURENTAIがシリーズ全戦メイン)に抜擢される。試合はパートナーの西村、ジョー、カズが破られ残されたのはキャプテンの武藤と真田だけだったが[[NOSAWA]]論外をドラゴンスープレックス、[[TAKEMURA]]をジャックナイフ固めで立て続けに破った。試合こそキャプテンの武藤がフォールを取られ破れたものの正規軍の中で唯一最後まで生き残り、先輩レスラーから立て続けに2勝挙げたことで評価を上げた。
7月、8月シリーズはジュニア、三冠王者諏訪魔などに注目が集まり影が薄かったが、[[鈴木みのる]]の[[GURENTAI]]VS全日本プロレス本隊5対5マッチ(GURENTAIが負ければ全日本撤退、勝てばGURENTAIがシリーズ全戦メイン)に抜擢される。試合はパートナーの西村、ジョー、カズが破られ残されたのはキャプテンの武藤と真田だけだったが[[NOSAWA]]論外をドラゴンスープレックス、[[TAKEMURA]]をジャックナイフ固めで立て続けに破った。試合こそキャプテンの武藤がフォールを取られ破れたものの正規軍の中で唯一最後まで生き残り、先輩レスラーから立て続けに2勝挙げたことで評価を上げた。


== 得意技 ==
== 得意技 ==
往年の名レスラーの得意技を使うことが多い。まだ若手だが、プロレスセンスの高さと相って、それぞれの技をうまく使うことができ、決して役不足になってはいない。
往年の名レスラーの得意技を使うことが多い。まだ若手だが、プロレスセンスの高さと相って、それぞれの技をうまく使うことができ、決して役不足になってはいない。<!--「役不足」の言葉の意味を間違えて使っているのでは?-->


;[[ドラゴンスープレックス]]
;[[ドラゴンスープレックス]]
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== ファイトスタイル ==
== ファイトスタイル ==

若手らしい闘志剥き出しのファイトに加え、アマレス仕込みのスープレックス、スワンダイブなどの華麗な技、ローリングクレイドルのようなクラシカルな技など幅広くこなす。
若手らしい闘志剥き出しのファイトに加え、アマレス仕込みのスープレックス、スワンダイブなどの華麗な技、ローリングクレイドルのようなクラシカルな技など幅広くこなす。
フィニッシュにドラゴン・スープレックスを使っているので分かる通りドラゴン殺法を好む。[[藤波辰爾]]について「(プロレス界に)入ってから好きになりました」と語り、根性よりも技術で闘う姿に惹かれたとのこと。また[[西村修]]のようにあまり大技を出さないレスリングが好きだとも語っている。
フィニッシュにドラゴン・スープレックスを使っているので分かる通りドラゴン殺法を好む。[[藤波辰爾]]について「(プロレス界に)入ってから好きになりました」と語り、根性よりも技術で闘う姿に惹かれたとのこと。また[[西村修]]のようにあまり大技を出さないレスリングが好きだとも語っている。


== 人物 ==
== 人物 ==

*インタビューで自らのセールスポイントを聞かれ、「バカなところ」と答え、「本当のバカではなく良いバカ」と語った。
*インタビューで自らのセールスポイントを聞かれ、「バカなところ」と答え、「本当のバカではなく良いバカ」と語った。


*[[TARU]]からは「サナダムシ(君)」と呼ばれている。
*[[TARU]]からは「'''[[サナダムシ]]'''(君)」と呼ばれている。


*中学の時にハマっていた遊びは部活終わりの「鬼ごっこ」。
*中学の時にハマっていた遊びは部活終わりの「[[鬼ごっこ]]」。


*バイク、車が好きらしい。これといってどのメーカーが好きというわけではなく、さまざまな種類が好きなようである。一つに絞るのが難しいらしい。
*バイク、車が好きらしい。これといってどのメーカーが好きというわけではなく、さまざまな種類が好きなようである。一つに絞るのが難しいらしい。


*過去に好きだったレスラーは[[闘魂三銃士]]、[[西村修]]、[[小島聡]]、[[天山広吉]]、そしてキング・オブ・ザ・ヒルズ時代の[[棚橋弘至]]。しかし好きなレスラーを人に絞るとなぜか上記では触れられなかった[[リック・フレアー]]になるらしい。
*過去に好きだったレスラーは[[闘魂三銃士]]、[[西村修]]、[[小島聡]]、[[天山広吉]]、そしてキング・オブ・ザ・ヒルズ時代の[[棚橋弘至]]。しかし好きなレスラーを1人に絞るとなぜか上記では触れられなかった[[リック・フレアー]]になるらしい。


*二十歳になって飲酒出来るようになると4キロも体重が増えたらしい。ちなみに今現在の体重は91kgで年内中に100kgまで体重を増やしたいを語った。
*二十歳になって飲酒出来るようになると4キロも体重が増えたらしい。ちなみに今現在の体重は91kgで年内中に100kgまで体重を増やしたいを語った。
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*小島の付き人になるより前に当時全日本に世界最強タッグリーグに参戦していた天山の付き人をしたこともあり、天山のツノを見て感動し、思わず写メを撮ったらしい。
*小島の付き人になるより前に当時全日本に世界最強タッグリーグに参戦していた天山の付き人をしたこともあり、天山のツノを見て感動し、思わず写メを撮ったらしい。


*週刊誌のインタビューで今後の野望について聞かれ、「全日本の新人といえば真田だ、みたいな感じになりたい」と答えるも、新人だとルーキーという意味になると突っ込まれる。「新星にしますか?」と聞かれるも「『新しい』に『生まれる』ですよね?」と発言し、これまた突っ込まれると「新生だとどういう意味になるんですか?」と逆に質問。「新生」の意味を知ると「あ、そういう時に使うんですね」と言い、結局今後の野望は「新星」に落ち着いた。
*週刊誌のインタビューで今後の野望について聞かれ、「全日本の新人といえば真田だ、みたいな感じになりたい」と答えるも、新人だとルーキーという意味になると突っ込まれる。「新星にしますか?」と聞かれるも「『新しい』に『生まれる』ですよね?」と発言し、これまた突っ込まれると「新生だとどういう意味になるんですか?」と逆に質問。「新生」の意味を知ると「あ、そういう時に使うんですね」と言い、結局今後の野望は「新星」に落ち着いた。


*KAI、T28、大和とは同期入門であるが彼らより4つ年下であるため彼らには敬語で話している。
*KAI、T28、大和とは同期入門であるが彼らより4つ年下であるため彼らには敬語で話している。
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*好きなバンドは[[BBQ CHICKENS]]。練習生時代はホームシックで何度か帰りたいと思っていたがウォークマンで音楽を聴くことによってその辛さを乗り越えたらしい。
*好きなバンドは[[BBQ CHICKENS]]。練習生時代はホームシックで何度か帰りたいと思っていたがウォークマンで音楽を聴くことによってその辛さを乗り越えたらしい。


*好きなブランドはGAINGROUND。全日本プロレスの受験生に向けて、入団して良かったことについて聞かれ「先輩から沢山服を貰って嬉しかったです」と語った。
*好きなブランドはGAINGROUND。全日本プロレスの受験生に向けて、入団して良かったことについて聞かれ「先輩から沢山服を貰って嬉しかったです」と語った。


*好きな食べ物
*好きな食べ物
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== 出演作品 ==
== 出演作品 ==
フジテレビ系列「ハチミツとクローバー」
*フジテレビ系列「[[ハチミツとクローバー]]


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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* [http://www.all-japan.co.jp/ 全日本プロレス公式ホームページ]
* [http://www.all-japan.co.jp/ 全日本プロレス公式ホームページ]


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2008年9月17日 (水) 17:06時点における版

真田聖也
プロフィール
リングネーム 真田聖也
本名 同じ
ニックネーム 青春ハリケーン
身長 183cm
体重 88kg
誕生日 (1988-01-28) 1988年1月28日(36歳)
出身地 新潟県新潟市
所属 全日本プロレス
スポーツ歴 レスリング野球柔道
トレーナー カズ・ハヤシ
小島聡
デビュー 2007年3月13日
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真田聖也(さなだ せいや、1988年1月28日 - )は、全日本プロレス所属のプロレスラー新潟県新潟市出身。身長183cm、体重88kg(現在ヘビー級転向を目指し増量中)。全日本プロレス最年少ながら体格、センス、勝率の高さから若手有望株として期待されている。

経歴

小学校4年の時に兄がプロレスのゲームを買ってくる。当時プロレスについて全く知らなかったが、気になってその日の深夜に放送していた長州力の引退試合を見る。長州の試合の前にやっていた蝶野正洋越中詩郎の試合中にヒロ斉藤が乱入したり、野球選手の鈴木尚典三浦大輔が出てきたりとなんでもありのプロレスに興味を持ち始める。

中学時代は野球部で、高校時代から柔道部に所属する。が、2年で柔道をやめてレスリング部に所属するようになり、プロレスラーを目指すようになる。『武藤塾』の新人オーディションに合格し入門。トレーニングの成果からか入門後に5cm身長が伸び、本来ジュニアヘビー級でやっていくつもりであったが、ヘビー級として頑張ることを決意する。

新人時代

2007年3月13日高岡大会にて中嶋勝彦T28を相手にデビュー(パートナーは土方隆司)。また同期4人の中では最後のデビューとなった。

デビュー2ヶ月後の5月13日に同期のT28とシングルマッチを行うが、T28のファイヤーバードスプラッシュに破れる。

5月29日には、佐々木健介中嶋勝彦と組み「サムライTV杯争奪トリプルアロートーナメント」で優勝し、デビュー2ヶ月でプロ入り初のタイトルを獲得。またその準決勝でT28から逆エビ固めで勝利し、プロ入り初勝利を飾った。

6月10日、「武藤祭」にて師匠である小島聡とシングルマッチが実現。小島相手に奮闘するもラリアットで破れる。試合後、小島は「これからの全日本プロレスを背負って立っていく新人になって欲しいと思います。まだデビューしたばっかりかも知れないけど、自分に課せられた責任というものをしっかりと認識してT28と共に、そして海外にいる三原(大和ヒロシ)と境(KAI)とも切磋琢磨して欲しいと思います 」と語った。

6月24日、VOODOO-MURDERS(以下VM)との試合後に、小島聡のマイクを横取りし、「小島!これから俺達若手中心でやって行くぞ!」というマイクパフォーマンスをする。この後小島は真田、T28と共に新たなユニット『AJF(オールジャパン・フューチャー)』を結成することを明言。しかし小島がこの日のメイン終了後に本体を裏切りまさかのVM入りをしたため、このユニットは幻となった。

7月15日、T28から逆エビ固めでシングル初勝利をあげる。

8月シリーズの最終戦、両国国技館大会で、近藤修司"brother"YASSHI組相手に、「AJFを形にする」と奮起。T28とのタッグが期待されたが、結果は惜敗。闘志が空転してしまう。

10月シリーズでアブドーラ・ザ・ブッチャーと対戦。椅子で滅多打ちにされたが、試合後レジェンド級の選手から「彼はスターになれる素質を持っている」と絶賛された。

全日本プロレス新星へ

2008年はヘビー級に転身すると本人が明言。2・11健介オフィス興行では、新人の宮原健斗のデビュー戦の相手を努め、逆エビ固めで下しプロでは1年先輩の真田が宮原にプロの洗礼を浴びせた。

4月5日、第一試合にKAI大和ヒロシとの若手タッグで、カズ・ハヤシ荒谷望誉平井伸和組と対戦。試合は真田が荒谷を投げっぱなしジャーマンでピンフォールし、初の先輩越えを成し遂げた。そして最終戦では征矢学とのタッグで荒谷、平井組と対戦。ドラゴンスープレックス・ホールドで勝利し、期待に応えた。そしてその勝利の後に、来年(2009年)のチャンピオン・カーニバルへの出場を立候補した。

5月5日、韓国・ソウルでの新韓国プロレスNKPWA世界チャンピオン決定戦に、KAIとのタッグでの出場が決定した。これが初の海外遠征である。

5月17日、同期のKAIと初のシングルマッチを行う。結果は時間切れの引き分け。

6月10日、武藤祭にて三冠王者の諏訪魔と、征矢、T28と共に3人掛けマッチで2番手として対戦。破れはしたが3人の中で一番長く諏訪魔と戦い、自分の出せる技全てを出し切り、三冠王者相手に奮闘した。

6月22日、後楽園ホールにて健介オフィスの起田高志とシングルで対戦。序盤圧倒するも後半は起田のアメフト殺法に苦しめられなんとかドラゴンスープレックスで勝利。全日本の意地を見せた。また起田に勝ったことにより宮原、山口、そして起田の健介オフィスの若手3人全員から勝利したこととなる。試合後「全日本プロレスの方が強いんだよというのを見せたかった」と語った。

7月、8月シリーズはジュニア、三冠王者諏訪魔などに注目が集まり影が薄かったが、鈴木みのるGURENTAIVS全日本プロレス本隊5対5マッチ(GURENTAIが負ければ全日本撤退、勝てばGURENTAIがシリーズ全戦メイン)に抜擢される。試合はパートナーの西村、ジョー、カズが破られ残されたのはキャプテンの武藤と真田だけだったがNOSAWA論外をドラゴンスープレックス、TAKEMURAをジャックナイフ固めで立て続けに破った。試合こそキャプテンの武藤がフォールを取られ破れたものの正規軍の中で唯一最後まで生き残り、先輩レスラーから立て続けに2勝挙げたことで評価を上げた。

得意技

往年の名レスラーの得意技を使うことが多い。まだ若手だが、プロレスセンスの高さと相まって、それぞれの技をうまく使うことができ、決して役不足になってはいない。

ドラゴンスープレックス
現在のフィニッシャー。2007年11月23日に初公開し、山口竜志を下した。その後もこの技で平井などの先輩レスラーや同期のレスラーたちからピンフォール勝ちを納めている。ジャーマンスープレックスは投げっぱなしを多用するが、こちらはそのままホールドすることが多い。
ジャーマンスープレックス
ドラゴンへのつなぎや、ドラゴンが失敗したときなどに使われる。これで勝利を得たことも少なくなく、荒谷を下したのはこの技である。
ドロップキック
デビュー当初からの得意技。長身から繰り出されるそれは圧巻。カウンターやスワンダイブ、ダッシュしてロープの反動を利用するなど、レパートリーは豊富である。
ハリケーン
変形スイングネックブリーカー・ドロップ
ミサイルキック
これもデビュー当初からの得意技。スワンダイブ式を頻繁に使う。ドロップキックも同じだが、長身でやや細身の彼がこの技を使う様は全日の名レスラー、馬場を思い起こさせる。
バックドロップ
要所要所で使う技。使い始めた頃は同じリングに健介オフィスの山口竜志がいたり、まだ線の細い肉体であったりしたため、それほど目立つことは無かったが、現在は見劣りしない体系になり、試合も中盤にさしかかったところで勢い良く担いで落とすため、全日本の中でもかなりの使い手になりつつある。
コブラツイスト
ローリング・クレイドル

タイトル・受賞歴

  • サムライTV杯争奪トリプルアロートーナメント優勝(パートナーは佐々木健介、中嶋勝彦)
  • PLAYBOY CHANNEL NIGHT ナナイロ賞

ファイトスタイル

若手らしい闘志剥き出しのファイトに加え、アマレス仕込みのスープレックス、スワンダイブなどの華麗な技、ローリングクレイドルのようなクラシカルな技など幅広くこなす。 フィニッシュにドラゴン・スープレックスを使っているので分かる通りドラゴン殺法を好む。藤波辰爾について「(プロレス界に)入ってから好きになりました」と語り、根性よりも技術で闘う姿に惹かれたとのこと。また西村修のようにあまり大技を出さないレスリングが好きだとも語っている。

人物

  • インタビューで自らのセールスポイントを聞かれ、「バカなところ」と答え、「本当のバカではなく良いバカ」と語った。
  • 中学の時にハマっていた遊びは部活終わりの「鬼ごっこ」。
  • バイク、車が好きらしい。これといってどのメーカーが好きというわけではなく、さまざまな種類が好きなようである。一つに絞るのが難しいらしい。
  • 二十歳になって飲酒出来るようになると4キロも体重が増えたらしい。ちなみに今現在の体重は91kgで年内中に100kgまで体重を増やしたいを語った。
  • ヘビー級転向するに当たって理想の体は棚橋の肉体、小島の腕の太さ、西村の体の柔らかさなど、またも1つに絞れないでいる。
  • デビュー当初は小島の付き人を務めており非常に尊敬している。よく食事をおごってもらっていたが、小島がVOODOO-MURDERSに加入した時、まず「食事代が〜」と思ったとのこと。また西村のプライベートでのアメリカンな感じにも憧れているとのこと。
  • 小島の付き人になるより前に当時全日本に世界最強タッグリーグに参戦していた天山の付き人をしたこともあり、天山のツノを見て感動し、思わず写メを撮ったらしい。
  • 週刊誌のインタビューで今後の野望について聞かれ、「全日本の新人といえば真田だ、みたいな感じになりたい」と答えるも、新人だとルーキーという意味になると突っ込まれる。「新星にしますか?」と聞かれるも「『新しい』に『生まれる』ですよね?」と発言し、これまた突っ込まれると「新生だとどういう意味になるんですか?」と逆に質問。「新生」の意味を知ると「あ、そういう時に使うんですね」と言い、結局今後の野望は「新星」に落ち着いた。
  • KAI、T28、大和とは同期入門であるが彼らより4つ年下であるため彼らには敬語で話している。
  • 好きなバンドはBBQ CHICKENS。練習生時代はホームシックで何度か帰りたいと思っていたがウォークマンで音楽を聴くことによってその辛さを乗り越えたらしい。
  • 好きなブランドはGAINGROUND。全日本プロレスの受験生に向けて、入団して良かったことについて聞かれ「先輩から沢山服を貰って嬉しかったです」と語った。
  • 好きな食べ物
豚肉

入場曲

出演作品

関連項目

同期入門

外部リンク