「お〜いお茶」の版間の差分

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[[ファイル:ITO EN LTD, Oi Ocha, Season Limited, KOTOBUKI.jpg|thumb|お〜いお茶「季節限定 壽(ことほぎ)」2009年]]
'''お〜いお茶'''(お〜いおちゃ、[[英語]]: Oi Ocha, Hey tea)は[[伊藤園]]が展開・販売している[[緑茶飲料|緑茶]]などの[[茶系飲料]]、[[茶|茶葉製品]]のブランド名。ナチュラルヘルシーRTD緑茶飲料の販売実績世界一として[[2019年]]より2年連続で[[ギネス世界記録]]に認定されている<ref>{{Cite news |title= 伊藤園「お~いお茶」、販売実績2年連続ギネス認定 さらに鮮度こだわり進化を|newspaper= [[日本食糧新聞]]|date= 2020-04-06|url= https://news.nissyoku.co.jp/news/motoyoshi20200402055046541|accessdate=2020-04-13 }}</ref>。
'''お〜いお茶'''(お〜いおちゃ、[[英語]]: Oi Ocha, Hey tea)は[[伊藤園]]が展開・販売している[[緑茶飲料|緑茶]]などの[[茶系飲料]]、[[茶|茶葉製品]]のブランド名。ナチュラルヘルシーRTD緑茶飲料の販売実績世界一として[[2019年]]より2年連続で[[ギネス世界記録]]に認定されている<ref>{{Cite news |title= 伊藤園「お~いお茶」、販売実績2年連続ギネス認定 さらに鮮度こだわり進化を|newspaper= [[日本食糧新聞]]|date= 2020-04-06|url= https://news.nissyoku.co.jp/news/motoyoshi20200402055046541|accessdate=2020-04-13 }}</ref>。



2020年8月29日 (土) 15:38時点における版

お〜いお茶(お〜いおちゃ、英語: Oi Ocha, Hey tea)は伊藤園が展開・販売している緑茶などの茶系飲料茶葉製品のブランド名。ナチュラルヘルシーRTD緑茶飲料の販売実績世界一として2019年より2年連続でギネス世界記録に認定されている[1]

歴史

伊藤園は1985年2月に緑茶飲料として「煎茶」の発売を開始した。発売当初は「缶入り煎茶」という名称であり、発売から4年後の1989年2月に広告会社シマ・クリエイティブハウス社長、島崎保彦により「お〜いお茶」に商品名が変更された[2]。それまでの「お茶は暖かいもの」「お茶は自宅や会社で飲むもの」というイメージを払拭し、冷たい緑茶が全国に広まるきっかけになった。

1990年には緑茶飲料としては世界初のペットボトル入り(当初は1.5L)を発売。当初はボトルが緑色に加工されていたが、これはリサイクルが困難であったため、分別リサイクルの普及にともなう社会的要求の高まりを受け、他社競合品と同様の透明色となった。

1996年ペットボトル入り緑茶の抽出法「ナチュラル・クリアー製法」で特許取得。

2000年にはホット対応のペットボトル緑茶飲料を発売した。

2004年には、競合商品となる「伊右衛門」がサントリーから発売され[3]、対抗してパッケージをかっちりした字体に変更してはどうかという意見も出されたものの、従来からのブランドイメージを重視して筆文字は残されることとなった。2005年以降、1L入りのミディボトルも発売され、売り上げが拡大している。また、5月には「お〜いお茶濃い味」(現・お〜いお茶濃い茶)を発売し、ラインナップの多角化を図った。

2011年には500mlのペットボトル換算で200億本を突破した[4]2014年に「缶入り煎茶」を開発してから30年を迎えている。

2015年10月27日、「お〜いお茶」のかけ声が、特許庁より、日本で初めての商標として認められた(21件のうちのひとつ)[5]

2017年11月からシンガポール国内で日本茶飲料「お〜いお茶」の販売を開始した。シンガポールでは砂糖や蜂蜜が入った緑茶が広く販売されているが、同ブランドは日本で販売されている製品と同様、糖分だけでなく、保存料、着色料、香料を使用せず、カロリーゼロが特徴。[6]

製品

緑茶のほかに味の濃い「濃い茶」や「ほうじ茶」、「玄米茶」などさまざまなバリエーションがあり、期間限定や季節限定の商品も多く存在する。2014年10月現在、ボトル入り日本茶飲料8種類、茶葉(リーフ)製品10種類(地域限定品2種類を含む)、ティーバッグ製品5種類、インスタント(粉末)製品3種類の計26種類がある。

緑茶ブランドとしてはサントリー伊右衛門キリンビバレッジ生茶日本コカ・コーラ綾鷹などの商品が存在する緑茶飲料市場で40%程度のシェアを持っている[7]

茶系飲料を含む一連の清涼飲料の分野としては初のグッドデザイン賞を受賞していることから、「緑茶」のみ2012年5月のリニューアル時より「Gマーク」が入っているほか、2014年5月にリニューアルした「緑茶」と「濃い味」は、国産茶葉を100%使用していることから、パッケージに「FOOD ACTION NIPPON」のロゴも入るようになった。

サンガリアが始め、人気となった、冷凍対応ペットボトルも季節限定で販売されている。通常のペットボトルは冷凍時の内容物の膨張に耐えられず破損する場合があるが、冷凍対応ペットボトルは破損しないため、安心して常に冷たい状態で飲む事ができる。

2015年からは、受注生産の高級品(価格1000円)として『瓶 お~いお茶 玉露』を販売している[8][9]

なお、伊藤園は「お〜いお茶」を名乗らない緑茶飲料として、廉価品の「茶の間」を発売している。

伊藤園お〜いお茶新俳句大賞

伊藤園が募集している俳句の大会で、優秀作品はお〜いお茶のラベルに、作品・氏名・出身地・年齢が印字される。

関連事業

おーいお茶の契約茶園

国内では茶産地育成茶葉を調達し、産地の育成も試みている[10]

脚注

  1. ^ “伊藤園「お~いお茶」、販売実績2年連続ギネス認定 さらに鮮度こだわり進化を”. 日本食糧新聞. (2020年4月6日). https://news.nissyoku.co.jp/news/motoyoshi20200402055046541 2020年4月13日閲覧。 
  2. ^ 1970年からの伊藤園の緑茶リーフ商品(茶葉)のCMのセリフ「お〜いお茶」が、商品名の由来という説がある。【伊藤園 お~いお茶】緑茶飲料の歴史はここから(男の浪漫伝説 Vol.73)|懸賞ならドリームメール - ウェイバックマシン(2015年1月5日アーカイブ分)
  3. ^ サントリーの販売は2004年当時。2009年4月以降の販売元はサントリー食品インターナショナルとなる。
  4. ^ 日本茶飲料「お~いお茶」の累計販売数量が200億本を突破!(500mlペットボトル換算)”. 伊藤園 (2012年1月). 2014年10月22日閲覧。
  5. ^ "新しいタイプの商標について初めての審査結果を公表します" (PDF) (Press release). 特許庁. 27 October 2015. 2016年2月7日閲覧
  6. ^ 「伊藤園 お~いお茶」シンガポールで販売開始-日本と同じ無糖で展開 - シンガポール経済新聞
  7. ^ 石井淳蔵. “20年間シェア一位 「お~いお茶」に学ぶ市場の創り方”. 2014年10月22日閲覧。
  8. ^ “「瓶 お~いお茶 玉露 」”. 伊藤園プレスリリース. https://www.itoen.co.jp/news/detail/id=24497 2017年8月10日閲覧。 
  9. ^ “「瓶 お~いお茶 氷水出玉露」”. 伊藤園プレスリリース. https://www.itoen.co.jp/news/detail/id=24663 2017年8月10日閲覧。 
  10. ^ 茶産地育成事業”. 伊藤園. 2014年10月22日閲覧。

外部リンク