物々交換

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物々交換(ぶつぶつこうかん、: barter:バーター)は、貨幣などの媒介物を経ず、物品と物品を直接に交換すること。「」とあるが、無形のサービスについても使う。

近代では、貨幣への信頼が無くなったり、超インフレーションが起こったり、貨幣の発行が途絶えたりして、貨幣経済が麻痺した状況下で行われる。近年では、ソ連崩壊直後のロシアでの物々交換経済が顕著であった。正常に貨幣経済が機能していても、片方に支払い能力が乏しいとき、バーターとして、商品で支払われることがある。給料現物支給なども、物々交換の一種である。

物々交換は、決算に金額として現れないので、定量的に評価することが難しく、経営の障害になる。マクロには、経済政策を立てる上での障害になり、課税も難しい。

バーター貿易[編集]

バーター貿易(バーターぼうえき)とは、物々交換による貿易のこと。求償貿易(きゅうしょう ぼうえき)ともいう。全貿易額を等価交換するものから、一定期間をすぎた後に交換によって生じた貿易差額を現金で清算勘定するものまで、さまざまな形態がある。主に外貨が不足している発展途上国との貿易で使われ、旧共産圏内では特にこれが多用された。

関連項目[編集]