東岩瀬駅

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東岩瀬駅
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ひがしいわせ
Higashi-Iwase
大広田 (0.5km)
(0.6km) 競輪場前
所在地 富山県富山市岩瀬御蔵町
所属事業者 富山ライトレール
所属路線 富山港線
キロ程 6.6km(富山駅北起点)
電報略号 ヒイ(転換前)
駅構造 地上駅
ホーム 2面1線
開業年月日 1924年(大正13年)9月20日
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東岩瀬駅の位置(富山県内)
東岩瀬駅

東岩瀬駅(ひがしいわせえき)は、富山県富山市岩瀬御蔵町255番地にある富山ライトレール富山港線である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

富山ライトレール移管後[編集]

千鳥式ホーム2面1線の地上駅である[12]。駅構内には御蔵町踏切がある[13]

富山港線の富山ライトレール移管によりホームは低床ホームとなっており、旅客上屋等の設備が設けられている[14]

1 富山港線 岩瀬浜方面
2 富山港線 蓮町城川原越中中島富山駅北方面

富山ライトレール移管前[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[15]。貨物取扱の行われていた時代には、駅舎反対側に側線を有し、貨車の留置に供用されていた[2]

木造平屋建の駅舎は1924年(大正13年)に竣工したもので、下見板張に大きな窓枠が廻らされている[16]。富山港線各駅の駅舎は富山ライトレール移管時に取り壊されたが[17]、この駅舎と富山ライトレール移管前に用いられていたホームは保存されており、駅舎内部には改札口や白熱灯等が残され、往時の写真が展示されている[12]2010年(平成22年)1月26日には富山県教育委員会によってとやまの近代歴史遺産百選に指定された[18]。休憩所として用いられているほか[17]2016年(平成28年)7月9日からは岩瀬地区の老人が交流するサロンが駅舎内に開設され、ミニキッチンやカラオケ設備等が整備された[19]。また、2007年(平成19年)には売店や車掌室のあった場所を改修し、便所が設備されている[17]

当駅と大広田駅との駅間距離は450米であり、これは日本国有鉄道や旅客鉄道線各社において最も短いものとして知られていた[20][21]

貨物取扱[編集]

1975年(昭和50年)10月16日撮影の当駅周辺航空写真

当駅における貨物取扱は、1984年(昭和59年)2月1日に廃止された[11]

1951年(昭和26年)12月15日付『鉄道公報』第732号通報「専用線一覧について(営業局)」別表によると、当駅接続の専用線は次の通りであった[22]

  • 日曹製鋼線(第三者使用:日本通運及び富山通運、動力:国鉄機関車及び手押、作業粁程:0.6粁)

1970年(昭和45年)10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[23]

  • 大平洋金属線(通運事業者等:日本通運及び富山通運、動力:国鉄機関車、移動機関車及び手押、作業粁程:0.7粁・0.4粁(機関車)、総延長粁程:0.8粁)
  • 富山港湾運送(動力:国鉄機関車及び私有機関車、作業粁程:1.0粁・0.4粁(機関車)、総延長粁程:0.7粁、備考:太平洋金属線に接続する)

1983年(昭和58年)4月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[24]

  • 大平洋金属線(通運事業者等:日本通運及び富山通運、動力:国鉄機関車、移動機関車及び手押、作業粁程:0.7粁・0.4粁(機関車)、総延長粁程:0.8粁)
  • 富山港湾運送(動力:国鉄機関車及び私有機関車、作業粁程:1.0粁・0.4粁(機関車)、総延長粁程:0.7粁、備考:太平洋金属線に接続する)

利用状況[編集]

『富山県統計年鑑』によると、当駅における各年度の一日平均乗車人員は以下の通りであった[25]

年度 一日平均
乗車人員
2005年(平成17年) 75
2004年(平成16年) 71
2003年(平成15年) 80
2002年(平成14年) 94
2001年(平成13年) 101
2000年(平成12年) 122
1999年(平成11年) 136
1998年(平成10年) 155
1997年(平成9年) 177

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

富山ライトレール
富山港線
大広田駅 - 東岩瀬駅 - 競輪場前駅

脚注[編集]

  1. ^ 『官報』(769頁)、1924年(大正13年)9月30日、内閣印刷局
  2. ^ a b c d e 石野哲、『停車場変遷大事典 国鉄・JR編II』(162頁)、1998年(平成10年)10月、JTB
  3. ^ 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編、『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』(28頁)、2006年(平成18年)5月、TC出版
  4. ^ 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編、『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』(37頁)、2006年(平成18年)5月、TC出版
  5. ^ 『官報』(426頁)、1937年(昭和12年)1月20日、大蔵省印刷局
  6. ^ a b c d 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(35頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
  7. ^ a b 昭和18年鉄道省告示第119号(『官報』、1943年(昭和18年)5月25日、大蔵省印刷局)
  8. ^ a b 「日本国有鉄道公示第89号」『官報』1950年5月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ 昭和44年日本国有鉄道公示第309号(『官報』、1969年(昭和44年)10月1日、大蔵省印刷局)
  10. ^ 昭和47年日本国有鉄道公示第261号(『官報』、1972年(昭和47年)10月2日、大蔵省印刷局)
  11. ^ a b 昭和59年日本国有鉄道公示第174号(『官報』、1984年(昭和59年)1月30日、大蔵省印刷局)
  12. ^ a b 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』(18及び86頁)、2010年(平成22年)10月、講談社
  13. ^ 児童に踏切の渡り方指導 富山ライトレール - 2014年(平成26年)9月22日、北日本新聞社
  14. ^ 室哲雄、「日本初の本格的なLRTの導入・その成果と今後の展開――富山県富山市――」、『IATSS review』第34巻2号所収、2009年(平成21年)8月、国際交通安全学会
  15. ^ 相賀徹夫、『国鉄全線各駅停車7 北陸・山陰510駅』(173頁)、1984年(昭和59年)1月、小学館
  16. ^ 富山県教育委員会生涯学習・文化財室編、『とやまの近代歴史遺産』(37頁)、2010年(平成22年)3月、富山県教育委員会生涯学習・文化財室
  17. ^ a b c 9.旧東岩瀬駅舎 - 2013年(平成25年)9月19日、北日本新聞社
  18. ^ 白岩砂防など106件 富山県教委、近代歴史遺産選定 - 2010年(平成22年)1月27日、北日本新聞社
  19. ^ 岩瀬元気サロンが移転 - 2016年(平成28年)7月9日、北日本新聞社
  20. ^ 「数字で見る国鉄」、『R』第19巻第1号所収、1977年(昭和52年)1月、交通協力会
  21. ^ 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編、『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』(97頁)、2006年(平成18年)5月、TC出版
  22. ^ 名取紀之・瀧澤隆久編、『トワイライトゾ~ン・マニュアル8』(『レイル・マガジン』第16巻15号)、1999年(平成11年)11月、ネコ・パブリッシング
  23. ^ 日本国有鉄道貨物局編、『専用線一覧表 昭和45年10月1日』(213頁)、1970年(昭和45年)、日本国有鉄道貨物局
  24. ^ 名取紀之編、『トワイライトゾ~ン・マニュアル6』(『Rail Magazine』別巻)第14巻第17号、1997年(平成9年)10月、ネコ・パブリッシング
  25. ^ 統計年鑑 - 富山県

参考文献[編集]

  • 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編 『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』 TC出版プロジェクト、2006年、ISBN 4-916181-21-2、32-34頁、61-62頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]