東京山林学校

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東京山林学校(とうきょうさんりんがっこう)とは、日本の明治初期に開校した農商務省所管の官立学校。当時の東京大学工部大学校駒場農学校札幌農学校と並ぶ、また世界的にも例のない林学の高等教育機関。

1882年(明治15年)12月、農商務省山林局が所管した樹木試験場内に設置された。学校設立時、育成する人材は将来日本の山林行政を担っていく官吏に置かれ、修学上必要なものは官より貸付された。修業年限は3年で前期後期に分け、前期を2段階、 後期を4段階にして講していた。教養課程にあたる前期でおもに自然科学系の基礎科目を取得し、段階を上げるにしたがいその他の学系科目が占める形式にしていた。

1885年の行政組織整理による翌1886年4月農商務省の官制改正から、農務局所管だった駒場農学校と同様に農商務省直轄学校へと変更されるが、農商務省はその3か月後に駒場農学校の敷地に東京農林学校を創設し、このとき両校を合併消滅させた。山林学校の駒場移転に伴い、その跡地には農商務省蚕病試験場農事試験場本場などが移転している。蚕病試験場はその後は東京蚕業講習所東京高等蚕糸学校、東京繊維専門学校と改名をへて、戦後は東京農工大学繊維学部(のちの同校工学部)になる。農事試験場は戦後に農業技術研究所(通称農研)と改称したあと、1980年農林水産省農業総合研究所になり、茨城県筑波に移転している。

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