新潟県立国際情報高等学校

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新潟県立 国際情報高等学校
校章
Niigata Prefectural Kokusai Joho High School.JPG
撮影:2017年8月5日
国公私立の別 公立学校
設置者 新潟県
学区 全県学区(創立より)
校訓 学ぶ青春 意気高く
設立年月日 1991年7月12日
創立記念日 1992年4月1日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 国際文化科(外国語)
情報科学科(理数)
高校コード 15209K
所在地 949-7302
外部リンク KJ公式ホームページ
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新潟県立国際情報高等学校(にいがたけんりつこくさいじょうほうこうとうがっこう)は、新潟県南魚沼市浦佐に所在する県立高等学校である。通称は「KJ」(けーじぇー)・「情報」(じょうほう)、生徒の通称は「KJ生」(けーじぇーせい)・「情報生」(じょうほうせい)など。英略は「N.K.J.H.S」もしくは「KJHS」で、中越地域の高等学校のなかでは唯一のユネスコ・スクールに指定されるなど、特色ある中越地方南部の進学校として知られている。

概要[編集]

1980年代、新潟県の大学進学率は20%前後と、当時の全国平均を15ポイント以上下回っており、常に全国ワースト3に入るなど著しく低迷していたことから、県内教育界では早急な対策が求められていた。また当時、中越地方南部の北魚沼郡南魚沼郡内の進学校は六日町高校しかなく、新たなモデル校となる進学校が求められていた。

こういった背景から、新潟県の大学進学率向上を目的とするモデル校として、県立国際情報高等学校が設置されることになり、校舎の設置場所は 新潟県南魚沼郡大和町大字浦佐(現:南魚沼市[1]浦佐)に決まった。これは同町が北魚沼の中心地である小出町南魚沼郡の中心地である六日町のほぼ中間点に位置していること、小出・六日町とも市街地が既にある程度形成されており、中心地に新たな高校を設置するのが難しいこと、さらに最寄りの浦佐駅には上越線のほか上越新幹線が停まるため、小千谷市長岡市新潟市方面などからも生徒を集めやすく、通学の利便性を図りやすいことなど、それらの理由によりこの大和町大字浦佐の地に校舎が建てられることになった。

こうして国際情報高校は1992年に開校した。

4クラスと小所帯であるが、1学級あたりの教員数は3名で、その内訳はクラス主任・担任・副担任である。

基本的なカリキュラムは普通科と全く同等であるが、設置名目上は専門教科「英語」を中心に履修する「国際文化科」と、専門教科「理数」を中心に履修する「情報科学科」からなる。これらは専門学科(ただし職業科目の授業は実施しない)であり、新潟県外から生徒を募集できることが特徴であった。また、遠方から通う生徒の為に学校近辺に学生寮もあり、全校の3分の1程の生徒が入寮している。また、校内に購買がなく学校・浦佐駅周辺にコンビニ等が少ないため校舎隣の食堂「カフェテリア・カンエツ」は、生徒・教員問わず利用者は多い。

なお、他校で実施されている観光を目的とした修学旅行の実施は、開学から2017年に至る現在まで行われていないが、その代りに関東方面(国会議事堂など)や海外(東南アジアなど)を訪問する研修旅行が実施されている。

また、同じく他校で実施されている文化祭も本校では全く行われていない。文化部・発表会という行事はあるが、内容的には一般的な文化祭とは全く異なり、授業内容や文化部の活動を全校生徒を前にして発表する場となっている。

なお、1992年の開校当初は新潟県はもとより、全国各地の高等学校の学区制が一般的であった背景から、県教委が定めた学区を超えて新潟県外から生徒を集めるという概念があったために「名目上のみ専門学科」とし、普通科と瓜二つの授業を実施することへの是非については、当時の新潟県教育委員会の中では賛否両論があった。2004年11月1日には大和町が隣接する六日町と合併し、2005年には南魚沼市が塩沢町と合併したために学区が改変により拡大されたものの、開校から16年が経った2008年度から新潟県立高等学校の学区制が完全に撤廃されたことを受けて、学区外は元より新潟県外から特別な手順を踏まずに出願・受験できることが本校の大きな特色とは全く言えなくなってしまった。

また、2008年度入試から文理の枠を撤廃し、「専門系」として生徒を募集する、いわゆる「くくり募集」が実施されていた[2]が、2012年度入試の4年間で廃止された。なお、ここ数年は定員割れが続いており、2017年度に至るまで各学科で通年2次募集が実施されている状況である。

主なデータは以下の通り。

  • 主要中学校別 (2016年4月現在)

<長岡市>

新潟大学教育学部附属長岡中学校(51人)、長岡市立東北中学校(15人)、長岡市立東中学校(14人)

<南魚沼市>

南魚沼市立塩沢中学校(26人)、南魚沼市立大和中学校(25人)、南魚沼市立六日町中学校(18人)

<魚沼市>

魚沼市立小出中学校(14人)

<新潟市>

新潟大学教育学部附属新潟中学校(4人)

  • 地域別

<2013年4月現在>

下越80人(うち新潟市67人)、中越349人(うち長岡市143人、南魚沼市72人、魚沼市50人)、上越22人(うち上越市20人)、その他(新潟県外、外国)5人、全数456人である。

<2016年4月現在>

下越38人(うち新潟市29人、佐渡市2人)、中越313人(うち長岡市131人、小千谷市12人、南魚沼市79人、魚沼市38人、十日町市21人)、上越16人(うち上越市15人)、その他(新潟県外、外国)4人、全数371人である。

  • 生活場所 (2016年4月現在)

男子(自宅:81% 寄宿舎19%)、女子(自宅:89% 寄宿舎11%)

  • 通学手段 (2016年4月現在)

新幹線:9% 新幹線以外の鉄道:66% 徒歩17% その他(バス・自転車含む)7%

沿革[編集]

スクールバス[編集]

バス乗り場に停車しているスクールバス(撮影:2017年6月17日)
浦佐駅東口のスクールバス乗り場で最も湯沢・六日町寄りに設置された看板(撮影:2017年6月24日)

国際情報高校では、民間の業務委託によるスクールバスが運行されている。休日にも部活動や模擬試験・講習などが行われている関係上、休校日を除いて毎日運行されている。運行は南魚沼市に本社を置く「(株)魚沼中央トランスポート」が行っており、運用される車両は魚沼中央トランスポートに所属する車輛(ふそう エアロスター)である。直通のため途中の停留所は設けられておらず、浦佐駅とKJとの間を約5分で結んでいる。

(詳細については、国際情報高校の公式ホームページ内にある「スクールバス」の項にて紹介されているので、そちらを参照されたい)

セーフティウィンドウの上には「新潟県立国際情報高校スクールバス」と書かれた紙が掲示されている。(撮影:2017年5月13日)

交通・アクセス[編集]

教育目標[編集]

  • 進取の精神と豊かな人間性を身につけ、国際化・情報化社会で活躍できる心身ともに健康な人間を育成する。

学校行事[編集]

  • 4月 - 入学式・新入生研修(於:巻)
  • 5月 - 勤労体験学習・田植え(2017年度は5月16日に実施された)
  • 6月 - 球技大会・オープンスクール
  • 8月 - 1年:職場訪問・2年:大学見学・3年:学習合宿(於:志賀高原
  • 9月 - 1・2年:チャレンジウォーク・3年:八海山登山・勤労体験学習(稲刈り)・オープンスクール
  • 10月 - 体育祭・収穫祭・文化部発表会:文化講演会
  • 12月 - 球技大会(3年生除く)
  • 1月 - もちつき大会・百人一首大会(3年生除く)・1年チャレンジスキー(於:八海山麓スキー場)

(注:2010年度までは浦佐スキー場)

  • 2月 - 2年チャレンジスキー(於:志賀高原
  • 3月 - 卒業式・1年生:海外研修

部活動[編集]

自転車で通学する生徒に対して提供されるステッカー(撮影:2017年7月8日)

特徴としては、男女サッカー部があること。女子サッカー部は、3年連続北信越大会出場を果たしている(ただし、女子サッカー部はほかに柏崎総合高校しか設置されていない)。

なお、新潟県内の全日制課程を有する共学の高等学校で、特に男子生徒が多く在籍する高等学校では珍しく、 「野球部」が設置されていない。

※運動部・文化部共に月・火・木の週3回活動(大会前の場合は除く)である。

合格・進学状況[編集]

15期生(2009年3月卒)から23期生(2017年3月卒)までの主要な進路状況を示す。括弧内の数字は、15期生から23期生の総計を表す。なお、すべて現役のみのデータであり過年度生は含まれていない。

・国内国公立大学合格数

北海道(18)、東北(58)、東京(10)、京都(4)、名古屋(6)、大阪(10)、九州(2)

東京工業(3)、一橋(8)、東京学芸(16)、お茶の水女子(7)、筑波(24)、千葉(18)、新潟(183)、埼玉(21)

・国内私立大学合格数

青山学院(36)、学習院(8)、慶応義塾(31)、中央(115)、東京理科(85)、法政(76)、明治(100)、立教(46)、立命館(59)

・海外大学(合格数)

University of Oregon  The State University of New York  Mount Allison University  University of California, Davis など(44)

・国公立大学合格率 (単位:パーセント)

15期:86.7 16期:68.0 17期:68.3 18期:67.7 19期:62.0 20期:56.1 21期:64.7 22期:70.4 23期:66.6

・大学等進学率 (単位:パーセント) ※短期大学や専門学校等、その他の教育機関を含んだ進学率

15期:92.0 16期:87.3 17期:84.9 18期:82.0 19期:84.5 20期:82.0 21期:89.3 22期:90.1 23期:86.3

不祥事[編集]

  • 2017年3月8日 - 同日午後7時6分、当時1年生の担任が、自宅で生徒指導要録の所見を記入しようと作業途中のファイルを添付したメールを私用のメールアドレスに送信しようとしたが、ドメイン名を誤ったメールアドレスに送信した。漏洩した個人情報は、担当するクラスの31人分の氏名と性別、そのうち14人分の通知表前期の所見及び2人分の生徒指導要録の所見、平成27年度の卒業生37人分の氏名と生徒指導要録の所見の3点。該当する生徒・卒業生及びその保護者に謝罪を行うとともに、このような事故の再発防止に向けて、国際情報高校をはじめ、各校へ再度、個人情報流出防止策を徹底するよう指導するとともに、メールの送信方法の改善について検討を進める。(新潟県教育庁 高等学校教育課 管理係・出典)
  • 2017年7月28日 - 新潟県警・南魚沼警察署と同県警・少年課は同日、新潟県 魚沼市 在住の新潟県立国際情報高校・数学科教諭、渡辺 誠 容疑者(35)を、新潟県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕する事案が発生した。逮捕容疑は同年7月中旬に新潟県 長岡市内のホテルで、18歳未満であることを知りながら同校の女子生徒(当時17)とみだらな行為をしたため。取材に対し南魚沼署は、渡辺容疑者から女子生徒に声を掛けた上で、メール上でやりとりしていたという。渡辺容疑者は「性欲を満たそうとした」と容疑を認めている。学校の関係者から相談があり事件は発覚した。また、国際情報高校の校長は取材に対し、渡邉容疑者は数学の授業を担当しており欠勤などもなく、とてもまじめな勤務態度だったということです。また、校長は「保護者や生徒、地域の方にご迷惑をかけて申し訳ないと思っている。生徒たちが動揺することのないよう、信頼回復に努めたい」と回答した。同容疑者は2017年11月28日付けで新潟県より懲戒免職処分が下されている。(産経新聞・出典1)(産経新聞・出典2)

著名な出身者[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 大和町は2004年11月1日に南魚沼市の新設合併により廃止。
  2. ^ ただし、4学級160名の募集に変更はない。

外部リンク[編集]