戦慄怪奇ワールド コワすぎ!

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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!
監督 白石晃士
脚本 白石晃士
製作 吉原豊
出演者 大迫茂生久保山智夏、白石晃士
撮影 白石晃士
編集 宮崎歩
配給 アルバトロス・フィルム
公開 日本の旗 2023年9月8日
上映時間 78分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』は、2023年9月8日に公開された日本のホラー映画。監督は白石晃士

概要[編集]

2012年から続く『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズの8年ぶりの新作であり、シリーズを締めくくる最終作として制作された[1]。これまでの作品(『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』および『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!』)との間にはキャラクターの共通性はあるが、物語上の直接的な連続性は前提されていない。撮影は静岡県小山町で行われた[2]

シリーズの新作が制作されていることはかねてより白石監督のTwitterなどで明らかにされていたが[3]、2023年7月4日、『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』として同年9月8日から新宿ピカデリーほか全国の劇場で公開されることが発表された[4]。公開に先立ち、8月22日には新宿ピカデリーにて完成披露舞台挨拶が行われた[5]。また、公開翌日の9月9日にはヒューマントラストシネマ渋谷[6]、9月10日には池袋シネマ・ロサで舞台挨拶が行われた[7]。合わせて、ヒューマントラストシネマ渋谷では9月8日からシリーズ過去作の特集上映(一部の回は発声上映)も実施された[8]

本作の公開にあたり、シリーズのファンを公言するVtuberの因幡はねるが公式アンバサダーに任命された[9]。因幡のYouTubeチャンネルへの動画の掲載、白石監督の生配信への出演といった宣伝活動が実施された[1]

あらすじ[編集]

コロナ禍の影響もあり、倒産の危機にあった怪奇系ドキュメンタリーのプロデューサー、工藤仁(大迫茂生)のもとに、1本の動画が送られてくる。ネットでバズることを目的に心霊スポットとされる廃墟へと忍び込んだ3人の若者、遥(福永朱梨)、絢音(小倉綾乃)、大輝(梁瀬泰希)が投稿したものであった。そこには不可解な現象、そして仁王立ちの「赤い女」に睨まれ、追いかけられる姿が収められていた。この廃墟でスクープ映像を撮ることによって大儲けができるのではないかと目論んだ工藤は、かつての仲間、ディレクターの市川実穂(久保山智夏)とカメラマンの田代正嗣(白石晃士)を呼び集め、霊能者の鬼村伊三(木村圭作)とともに、廃墟へと向かう。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督・脚本・撮影・音響効果 - 白石晃士
  • 製作 - 吉原豊
  • プロデューサー - 三上真弘、田坂公章
  • ラインプロデューサー - 姫田伸也
  • 助監督 - 山口晋策
  • 録音・整音 - 根本飛鳥
  • 特殊造型・イラスト - 相蘇敬介
  • 編集・合成 - 宮崎歩
  • 配給 - アルバトロス・フィルム
  • 制作プロダクション - レスパスフィルム
  • 製作委員会 - ニューセレクトジェンコ

脚注[編集]

  1. ^ a b (日本語) 【白石晃士監督】いよいよ明日公開!監督に映画「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」について聞いてみよう!!!#コワすぎ公式アンバサダー【因幡はねる / ななしいんく】, https://www.youtube.com/watch?v=zRaPyLPFu04 2023年9月9日閲覧。 
  2. ^ ロケ情報”. 小山町. 2023年10月21日閲覧。
  3. ^ https://twitter.com/shiraishikouji/status/1566264541675106304”. X (formerly Twitter). 2023年9月9日閲覧。
  4. ^ 「コワすぎ!」シリーズ8年ぶりの新作! 全身血まみれ“赤い女”の恐怖を描く長編映画、9月8日公開 : 映画ニュース”. 映画.com. 2023年9月9日閲覧。
  5. ^ Inc, Natasha. “【舞台挨拶レポート】「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」は“原点回帰”、白石晃士とキャストが好きな過去作語る”. 映画ナタリー. 2023年9月9日閲覧。
  6. ^ 大迫茂生、久保山智夏、白石監督、“赤い女”、霊媒師まで登壇!9/9開催『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』舞台挨拶レポート!”. cowai.jp (2023年9月9日). 2023年9月11日閲覧。
  7. ^ 『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』イベント情報”. www.cinemarosa.net. 2023年9月11日閲覧。
  8. ^ 「コワすぎ!」旧作全シリーズ 特集上映”. ヒューマントラストシネマ渋谷. 2023年9月11日閲覧。
  9. ^ https://twitter.com/kowasugi_movie/status/1691420723934310400”. X (formerly Twitter). 2023年9月9日閲覧。

外部リンク[編集]