後藤達也

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後藤達也
人物
生誕 1980年
国籍 日本国籍
職業 フリージャーナリスト
公式サイト

https://twitter.com/goto_finance https://twitter.com/goto_nikkei https://twitter.com/goto_note

https://note.com/goto_finance
YouTube
チャンネル
活動期間 1年(2023/3/18時点)
総再生回数 6,846,966 回視聴(2023/3/18)
https://www.youtube.com/@gototatsuya/about)
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後藤 達也(ごとう たつや、1980年 - )は、日本の経済ジャーナリスト。元日本経済新聞社記者。朝日新聞デジタルコメンテーター。2022年からフリージャーナリストとして、SNSやテレビなどで経済情報を発信。Twitterのフォロワーは28万人、YouTubeの登録者数は11万人。2004年から18年間、日本経済新聞の記者として、金融市場、金融政策、財務省、企業財務などの取材を担当し、22年3月に退職。2016~17年にコロンビア大学ビジネススクール客員研究員。2019~21年に2年半,ニューヨーク特派員。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)[1]

概要[編集]

学生時代に日本株投資を経験しており、ITバブルやリーマンショックなどの波乱相場で空売りも含めて取引していた。この時の経験が後の投資家への取材や記事の執筆における説得力につながっていると分析している[2]

2004年に日本経済新聞社に入社し、主に経済・為替・金融政策・日銀財務省を主に取材した。2009年から2010年には日本経済研究センターに出向し、エコノミストとしても経験を積んだ。2016年から2017年には米コロンビア大学ビジネススクールの客員研究員となり、2019年から2021年まではニューヨーク特派員として米国の経済や相場情報を発信した 。2021年半ばに帰国し、退社までの半年間は日銀のキャップを務めた。

後藤達也は、日本経済新聞社時代は株取引を一切行わないことを自らの方針としていた。その理由は、保有銘柄に対するバイアスを避け、客観的な記事を書くためだったという。後藤は自分の情報発信に対する信頼性を重視しており、ポジショントークをしないことも約束している。

2020年5月からはTwitterで経済情報を分かりやすく伝えることで人気を集め、フォロワー数は37万人以上に達した。2022年3月に日本経済新聞社を退職した。本人曰く「円満退社だった」そう。退社の理由としては,「人生は100年時代だと言われています。私は42歳ですが、定年退職をする60歳まで20年を切っているなと思ったんです。70代でも元気に仕事をしている人っていますよね。もしかしたら、80歳を過ぎてもほどほどに仕事をしているかもしれない、となった時に、60歳まで一つの組織にずっと残るというのはリスクが高いと感じました。会社を辞めると安定した収入源を失うことになりますが、あえて外に出て、いろいろなことを試した方が、自分のスキルや世界が広がっていくような気がしました」と語っている[3]。退社に伴い,自身が持っていたTwitterアカウントは会社のものとしてアカウントにカギがかけられ、新しいアカウントが開設。解せるわずか数週間で28万フォロワーに達し、2023年3月時点で57万フォロワーになっている。

2023年3月6日には自身のYouTubeチャンネル「後藤達也・経済チャンネル」を開設し、短い文章と自作のグラフで米国や日本の経済情勢をわかりやすくまとめており、開設1か月半でチャンネル登録者数10万人を達成した[4]

月額500円の有料Noteも開設し、解説半年で加入者数は2万人を超えたことをTwitter上に報告している。[5]日経電子版をもじって「後藤電子版」と言われることがある。

2022年3月に日経テレ東大学のシリーズ「なんで会社辞めたんですか?」の初回に出演。そこで当時日経テレ東大学のプロデューサーであった,高橋弘樹と出会い,新シリーズ「あつまれ!金融の森」レギュラー出演していたが、2023年をもって日経テレ東大学が終了したことをもって終了した。[6]2023年3月をもって退社した,高橋広樹氏が立ち上げた事実上の後継チャンネル,「Re:HacQ」で「あつまれ!経済の森」が開始されることが予告された[7]

私生活では、妻と子供がいることを公表している。

後藤達也は、2022年6月にVoicyで株取引を始めたことを発表した。日本経済新聞社時代は投資をしていなかったが、フリージャーナリストとして経済情報を発信する立場から投資に興味を持ったという。後藤はポジショントークをしないことを約束し、日本株や米国株のETFなどに積み立てや短期トレードで投資している。短期トレードでは損失も経験し、相場の難しさを実感したと語っている。

フリージャーナリストとして活動を開始後は,YouTubeやTwitterなどのSNSで経済情報をわかりやすく発信しており、多くのファンがいる。また、朝日新聞デジタルのコメンテーターとしても執筆や動画出演を行っている。テレビやSNS,Webメディアに出演しており,フリージャーナリストしての活動の幅を広げている。

注釈[編集]

  1. ^ 後藤達也(経済ジャーナリスト)のプロフィール|朝日新聞デジタル「コメントプラス」”. 朝日新聞デジタル. 2023年3月18日閲覧。
  2. ^ メディアが騒ぎ始めたら、なぜ相場は終わる?戦後最悪の景気と株高の併存は気味が悪い”. ザイFX!. 2023年3月18日閲覧。
  3. ^ 知りたい聞きたい お金のはなし:フォロワー47万人 元日経エース記者が語る「お金」「資産運用」”. 毎日新聞. 2023年3月18日閲覧。
  4. ^ @motokisha (2022年5月15日). "【朗報】元日経記者の後藤さんのYouTubeが10万人登録を超え。…" (ツイート). Twitterより2023年3月18日閲覧
  5. ^ @goto_finance (2022年5月15日). "◆ 半年たちました…" (ツイート). Twitterより2023年3月18日閲覧
  6. ^ 登録102万人「日経テレ東大学」終了 最終回に成田悠輔氏&ひろゆき氏 名物Pが年収ぶっちゃけ”. MSN. 2023年3月18日閲覧。
  7. ^ (日本語) 【ひろゆきvs後藤達也】ReHacQスタート!緊急生配信【日経テレ東大学、超えるには?】. (2023年3月5日). https://www.youtube.com/watch?v=qUU0-PC6yyk 2023年3月18日閲覧。 

外部リンク[編集]