工藤正廣

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工藤 正廣(くどう まさひろ、1943年5月5日- )は、日本のロシア文学者、詩人北海道大学名誉教授。文芸誌『同時代』同人[1]

経歴[編集]

青森県黒石生まれ。北海道大学文学部露文科卒。東京外国語大学大学院修士課程修了。大学院在学中にロープシンの翻訳を手がけ、頭角をあらわす。『藜』に所属して詩や小説を書きながら、ロシア文学を翻訳。1984年北大言語文化部助教授、教授、2007年定年、名誉教授。津軽方言を用いた詩を書くほか、ボリス・パステルナークの詩を多く翻訳、研究した。専門はロシア文学・ポーランド文学。

1993年、『ロシア・詩的言語の未来を読む 現代詩1917-1991』で第27回北海道新聞文学賞受賞。小熊秀雄賞、北海道新聞文学賞選考委員。2014年より北海道立文学館理事長、2018年より同館長。

著書[編集]

  • 『 桜桃の村にむけて』創映出版 1972
  • 『パステルナークの詩の庭で 工藤正広試論集』白馬書房 1976
  • 『眠る故郷 工藤正広作品集』白馬書房(白夜叢書) 1980
  • 『ゆめ雪』白馬書房 1982
  • 『パステルナーク研究 詩人の夏』北海道大学図書刊行会 1988
  • 『新サハリン紀行』風媒社 1990
  • 『ドクトル・ジバゴ論攷』北海道大学図書刊行会 1990
  • 『ロシア・詩的言語の未来を読む 現代詩1917-1991』北海道大学図書刊行会 1993
  • 『なつかしい終わりと始まり ぼくの<津軽>方言詩』津軽書房 1997
  • 『ロシアの恋 1953-1991年 工藤正廣詩集』未知谷 2001
  • 『Tsugaru 物語の声・文体論レッスン』未知谷 2001
  • 『籾と先生』緑の笛豆本の会 2002
  • 『片歌紀行 今に生きる建部綾足』未知谷 2005
  • 『"秋田雨雀"紀行 1905~1908』津軽書房 2008
  • 『永遠と軛―ボリース・パステルナーク評伝詩集』未知谷、2015年

翻訳[編集]

  • ロープシン『蒼ざめた馬』晶文社・晶文選書 1967
  • ロープシン『漆黒の馬』晶文社・晶文選書 1968 
  • ユーリイ・オレーシャ『愛』晶文社 1971
  • ボリス・ピリニャーク『機械と狼』川端香男里共訳 白水社 1973
  • ミハイル・ジョーミン『日は鉄格子に昇る』講談社 1976
  • アクショーノフ『星の切符』世界文学全集42 学習研究社 1979
  • オリガ・イヴィンスカヤ『パステルナーク詩人の愛』新潮社 1982
  • 『晴れようとき パステルナーク詩集 1956~1959』響文社 1984
  • 『パステルナーク詩集』双書・20世紀の詩人 小沢書店 1994
  • アレクサンドル・レベジ『憂国』工藤精一郎佐藤優黒岩幸子共訳 徳間書店、1997
  • 『わが妹人生 1917年夏 ボリース・パステルナーク詩集』未知谷 2000
  • 『バリエール越え ボリース・パステルナーク詩集 1914-1916』未知谷 2002
  • パステルナーク『初期1912-1914 あるいは処女詩集から』未知谷 2002
  • ヴェリミール・フレーブニコフ『シャーマンとヴィーナス』未知谷 2003
  • アントン・チェーホフ『中二階のある家 ある画家の物語』未知谷 2004
  • 『早朝列車で ボリース・パステルナーク詩集 1936-1944』未知谷 2004
  • 『第二誕生 ボリース・パステルナーク詩集 1930-1931』未知谷 2006
  • 『主題と変奏 ボリース・パステルナーク詩集 1916-1922』未知谷 2008
  • アンナ・アフマートヴァ『夕べ(ヴェーチェル)』未知谷 2009
  • パステルナーク『リュヴェルスの少女時代』未知谷 2010
  • パステルナーク『物語』未知谷 2010
  • 『パステルナーク全抒情詩集』未知谷 2011
  • パステルナーク『ドクトル・ジヴァゴ』未知谷 2013 ISBN 9784896424034

脚注[編集]

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  1. ^ 「同時代」同人一覧、『同時代』第34号、2013年6月、p.153

参考文献[編集]

  • 『文藝年鑑2012』

外部リンク[編集]