室町 (池田市)

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室町(むろまち)は、大阪府池田市町名郵便番号563-0047。

地理[編集]

池田市西部に位置する。鉄道会社が開発した都心通勤用の郊外分譲住宅地の先駆けである。

歴史[編集]

池田室町として1910年(明治43年)に大阪の箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)が開発した戸建タイプの分譲住宅地で、これは日本初の鉄道会社による宅地開発がなされたもの。古くからある呉服神社を中心にして、神社と軸線をずらした区画レイアウトを行っている。

郊外居住という観念の喧伝のため、「模範的郊外生活」という生活スタイルを提唱した。そのために、鉄道会社が購買部と呼ばれるマーケットや店舗商店、公園のほかに果樹園、さらには玉突台のある社交倶楽部まで中心街に設置している。

また居住者組織として電鉄関係者によって室町委員会を結成、後に室町会へと継承する。1950年に室町会は社団法人化、現在コミュニティ活動をおこないながら2005年には、「池田室町住民憲章」を制定。同地に住民憲章制定を記念し碑を建立している。

日本の郊外住宅地については、それまでには郊外別荘開発か、阪神電気鉄道による借地経営が行われていた。池田室町は、都心に勤務するサラリーマンが住まう住居地として整備するため、初めて割賦での販売を実施。こうした種類の住宅地開発としては日本最初の事例とされている。

交通[編集]

鉄道[編集]

施設[編集]

参考文献[編集]

  • 計画的住宅地の環境単位とその長期的変容──池田市室町を対象に その1~2、三笠友洋、重村力ほか、日本建築学会大会学術講演梗概集、2004
  • 明治43年分譲の阪急池田室町住宅地と住宅について. 吉田 高子
  • 近代日本の郊外住宅地 池田室町/池田 小林一三の住宅地形成と模範的郊外生活、吉田高子、鹿島出版会、2000

外部リンク[編集]