宇保町

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宇保町
宇保町の位置(大阪府内)
宇保町
宇保町
宇保町の位置
北緯34度48分59.3秒 東経135度25分48.5秒 / 北緯34.816472度 東経135.430139度 / 34.816472; 135.430139
日本の旗 日本
都道府県 大阪府
市町村 池田市
面積
 • 合計 0.129 km2
人口
(2017年)
 • 合計 2,014人
 • 密度 16,000人/km2
郵便番号
563-0042

宇保町(うほちょう)は、大阪府池田市にある地名である[1][2][3]。丁番をもたない単独町名である。郵便番号は563-0042[4]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 2,014 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[3]

地理[編集]

池田市の南西部に位置する[5][6][7]。北は城南二丁目と、東は八王寺一丁目と、南は神田一丁目と、西は満寿美町とそれぞれ隣接している[5][7]。当地域は、池田市立呉服小学校および池田市立池田中学校の校区に含まれる[8]。当地域の西部には、神田水路が通っている[6][7]

地価[編集]

宇保町の地価は、2020年令和2年)1月1日の公示地価によれば宇保町5-1の地点で20万6000円/m2となっている[9]

歴史[編集]

平安時代の末期には、現在の宇保や神田の一帯に、呉庭荘(くれはのしょう)という荘園が存在していた[10][11][12]。1208年(承元2年)3月19日の『女清原氏田地売券案』の中に、「宇保村」の表記が見られる[1][2]。「宇保」の地名には、「私たちの土地」という意味をもつとする説がある[13]。1944年(昭和19年)4月、町名変更が行われ、宇保町および呉服東が宇保町に変更される[14]。1953年(昭和28年)、市立池田病院の看護婦宿舎が宇保町内に移転される[15]。1958年(昭和33年)、日本住宅公団(現在の都市再生機構)により、宇保町から神田町にかけて池田団地が建設される[16][11]。同年、猪名津彦神社の社殿が再建される[13]

1960年(昭和35年)、一部が城南町二丁目に編入される[1]。1965年(昭和40年)、一部が八王寺一丁目に編入される[1][17]。1966年(昭和41年)、一部が満寿美町に編入される[1][17]。1970年(昭和45年)、一部が城南二丁目、三丁目に編入される[1][17]。1978年(昭和53年)4月、宇保会館が開館される[18]。1979年(昭和54年)11月1日、宇保郵便局が開局される[19]。2006年(平成18年)10月、スタジオ「アイ コミュニオン スペース ポコ」が開設される[20][21]。2020年(令和2年)9月1日、児童発達支援・放課後等デイサービス「ステップ池田」が開設される[22]

施設[編集]

  • 宇保会館[3]
  • こうせい保育園[3]
  • 宇保公園[23]
  • 宇保第2公園[24]
  • 池田宇保郵便局[7]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 187.
  2. ^ a b 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 95.
  3. ^ a b c d 池田市統計書 平成30年版”. 池田市. 2019年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
  4. ^ 郵便番号・住所”. 日本郵便. 2020年1月20日閲覧。
  5. ^ a b 『都市地図 大阪府 池田市』 2015.
  6. ^ a b 池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2020年1月20日閲覧。
  7. ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1423.
  8. ^ 市立学校通学区域表”. 池田市. 2019年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
    通学区域図”. 池田市. 2019年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
  9. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  10. ^ 池田氏”. 池田市立図書館. 2020年1月20日閲覧。
  11. ^ a b 地名から見る校区の歴史”. 池田市教育委員会. 2020年1月20日閲覧。
  12. ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, pp. 95, 96.
  13. ^ a b 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 97.
  14. ^ 『新修 池田市史 近代編』 2009, pp. 687, 688.
  15. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 169.
  16. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 277.
  17. ^ a b c 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 564.
  18. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 589.
  19. ^ 池田市広報”. 池田市 (1979年11月1日). 2020年1月20日閲覧。
  20. ^ HOME”. アイ コミュニオン スペース ポコ. 2020年12月19日閲覧。
  21. ^ スタジオ紹介”. アイ コミュニオン スペース ポコ. 2020年12月19日閲覧。
  22. ^ ステップ池田 オープンしました!”. エジソンを育てる! ステップ (2020年9月18日). 2020年10月11日閲覧。
  23. ^ 子育て公園マップ”. 池田市. 2019年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
    F地区(桃園、神田、宇保町)”. 池田市. 2019年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
  24. ^ 続々とリニューアル!池田のイケてる公園で子どもと遊ぼう♪”. 池田市観光協会 (2019年4月15日). 2020年1月20日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4 
  • 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。 
  • 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第3巻 近代編』池田市、2009年3月31日。 
  • 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。