宗休寺
宗休寺 | |
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![]() 本堂(市指定有形文化財) | |
所在地 | 岐阜県関市西日吉町35 |
位置 | 北緯35度29分21.76秒 東経136度54分54.61秒 / 北緯35.4893778度 東経136.9151694度 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 阿弥陀如来(善光寺如来) |
創建年 | 1753年(宝暦3年) |
別称 | 関善光寺 |
札所等 | 美濃四国21番 |
文化財 | 梵鐘(岐阜県重要文化財) |
法人番号 | 9200005007730 |
宗休寺(そうきゅうじ)は、岐阜県関市にある天台宗の寺院である。
概要[編集]
通称を「関善光寺」といい、正式名称より通称で呼ばれることが多い。本尊は阿弥陀如来(善光寺如来)。美濃四国第二十一番。安桜山の麓に位置し、桜、紅葉(サザンカ、ツツジ)の名所である。
沿革[編集]
1753年(宝暦3年)、美濃国武儀郡関村の庄屋広瀬新太郎が創建[1]。
1798年(寛政10年)、善光寺別当の等順によって宗休寺にて信州善光寺の出開帳が行なわれる[2][3]。これが縁となり、上野東叡山寛永寺住職の(輪王寺門跡)の公澄法親王から拝領した善光寺如来を安置、善光寺を模した本堂、戒壇が建てられることとなり、1818年(文政元年)に建立された。
境内[編集]
- 本堂 - 銅製の善光寺如来像を本尊として安置する。堂の下には戒壇があり、日本で唯一の卍型の戒壇である。2015年(平成27年)、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手のルーティンとされるポーズに似ているとして、住職自らフェイスブックに取り上げたことで参拝者が増えるなど話題となった[4]。
- 大仏殿 - 旧本堂で、丈六[5]の木造阿弥陀如来坐像及び両脇侍坐像が安置されている。これらの像は、元々中尊寺にあり、泉倉寺(現在の千葉県)を経て宗休寺に伝わったという。
文化財[編集]
岐阜県重要文化財[編集]
関市指定有形文化財[編集]
- 建造物[7]
- 本堂
- 大仏殿
- 絵画工芸品等
- 半鐘[8]
御朱印[編集]
2019年(令和元年)8月より、岐阜市のまちづくり団体ひとひとの会によって企画され、2019年(令和元年)11月現在岐阜県内の13箇所[9]において行われている。「金の御朱印」企画に参加しており、毎月最終金曜日(プレミアムフライデー)限定で通常の御朱印とは異なる金をあしらった御朱印が発行されている[10][11]。
所在地[編集]
- 岐阜県関市西日吉町35
交通アクセス[編集]
脚注[編集]
- ^ 牛山佳幸 (2016年9月21日). 善光寺の歴史と信仰. 法藏館
- ^ 牛山佳幸 (2016年9月21日). 善光寺の歴史と信仰. 法藏館
- ^ 善光寺本坊大勧進「大勧進の名僧・等順大僧正」
- ^ http://www.47news.jp/smp/CN/201511/CN2015112101000922.html
- ^ 丈六とは仏像の大きさを指し、立像で一丈六尺(約4.8メートル)、坐像の場合はその半分程度の高さの像である。
- ^ 岐阜県ホームページ(文化財)
- ^ 関市ホームページ(文化財・建造物)
- ^ 関市ホームページ(文化財・絵画工芸品等)
- ^ 金神社 (岐阜市)、玉性院、岐阜信長神社、弘峰寺、乙津寺、伊奈波神社、岐阜城、天龍寺 (可児市)、関善光寺、護国之寺、真長寺、鬼岩公園、郡上八幡城の13箇所
- ^ 2019年8月29日付 中日新聞朝刊岐阜県版16面
- ^ 2019年11月29日付 中日新聞朝刊岐阜県版19面