コンテンツにスキップ

大韓航空の航空事故およびインシデント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大韓航空の航空事故およびインシデント(だいかんこうくうのこうくうじこおよびインシデント)は、大韓民国航空会社である大韓航空航空事故および重大なインシデントを一覧にしたものである。ハイジャックや攻撃などについては大韓航空機の事件一覧を参照されたい。

1970年代

[編集]

大韓航空642便墜落事故

[編集]

1976年8月2日、大韓航空642便ボーイング707-320C (HL7412、貨物機) が、イランテヘランにあるメヘラーバード国際空港からソウルに向けて離陸した際、旋回する向きを誤ったため山岳部に激突し、乗員5名が死亡した[1]

1980年代

[編集]

大韓航空015便着陸失敗事故

[編集]

1980年11月19日、大韓航空015便ボーイング747-2B5B (HL7445) が、霧で視界不良の金浦空港への着陸進入中、滑走路手前の堤防に接触、機体が滑走路に叩きつけられた。乗員乗客226名のうち15名が死亡した。目測を誤って滑走路手前に墜落したパイロットエラーとされた。

大韓航空B747離陸失敗事故

[編集]

1981年9月15日、大韓航空のボーイング747-200Bフィリピンニノイ・アキノ国際空港から離陸する際、離陸決心速度を上回っているにもかかわらず、パイロットが離陸を中断したため滑走路をオーバーランした。乗員乗客378人中40人が負傷した[2][3]

大韓航空084便地上衝突事故

[編集]

1983年12月23日、大韓航空084便(マクドネル・ダグラス DC-10-30、HL7339)が、濃霧の中アンカレッジ国際空港でサウスセントラル航空59便(パイパー PA-31-350英語版)と地上衝突した。両機の搭乗者12人に死者は無かったが、機体はどちらも全損となった。

大韓航空803便着陸失敗事故

[編集]

1989年7月27日、大韓航空803便DC-10-30 (HL7328) がリビアトリポリ国際空港へ着陸進入していたところ、空港手前の住宅地に墜落し、乗員乗客199名のうち75名と地上にいた4名の計79名が死亡した[4]。リビア当局は悪天候下で着陸を強行した機長の判断ミスとして起訴した。

1990年代

[編集]

大韓航空2033便オーバーラン事故

[編集]
炎上する2033便

1994年8月10日、大韓航空2033便エアバスA300B4-600R (HL7296) が済州国際空港への着陸時に、滑走路をオーバーランしフェンスなどに激突しながら停止した。機体は炎上したものの乗員乗客160人は全員脱出し、死者は無かった[5]

大韓航空801便墜落事故

[編集]
墜落した801便

1997年8月6日、大韓航空801便ボーイング747-3B5 (HL7468) がグアム国際空港への着陸の際、ILSが運用停止中であったため目視による非精密進入を試みたが失敗し、空港手前の丘に墜落した[6]。乗員乗客254名のうち228名が死亡した[6]

大韓航空6316便墜落事故

[編集]

1999年4月15日、貨物便として運航されていた大韓航空6316便MD-11F(HL7373)が、上海虹橋国際空港から離陸した直後に上海郊外へ墜落した[7]。乗員3名全員と地上の5名が死亡したほか[7]、地元住民40名以上が負傷した。

大韓航空8509便墜落事故

[編集]

1999年12月22日イギリスロンドンからイタリアミラノへ向かう予定の大韓航空8509便ボーイング747-2B5F貨物機 (HL7451) が、スタンステッド空港を離陸した直後の旋回中に墜落し、乗員4名全員が死亡した[8]

2010年代

[編集]

大韓航空763便オーバーラン事故

[編集]
滑走路から逸脱した763便

2013年8月5日、大韓航空763便ボーイング 737-900型式 (HL7599) が新潟空港への着陸時に、滑走路をオーバーランし滑走路東側の草地に前輪をはみ出した状態で停止した。乗員乗客115人に死傷者はなかった[9]

大韓航空2708便エンジン火災事故

[編集]

2016年5月27日羽田金浦行きの大韓航空2708便ボーイング777-300型機が、離陸滑走中に第1エンジンから煙が出て後に出火した。乗員乗客は全員脱出スライドにて脱出した。

大韓航空703便 車軸損傷

[編集]
2010年に成田国際空港で撮影された事故機

2018年6月29日仁川成田行きの大韓航空703便ボーイング777-300型機が、成田空港の誘導路を走行中に右主脚の車軸が折れて動けなくなった。乗員乗客335名にケガは無く、約1時間40分後に臨時バスでターミナルに移動した。国土交通省はこの事象を重大インシデントに認定した[10][11][12]

2020年代

[編集]

大韓航空631便オーバーラン事故

[編集]

2022年10月23日仁川セブ行きの大韓航空631便がセブ空港への着陸時に滑走路をオーバーランし、照明やローカライザーなどを破壊した後に機体前方部分が大きく破損した状態で停止した。乗客乗員173人に死傷者は無かった[13][14][15]

脚注

[編集]
  1. ASN Aircraft accident Boeing 707-373C HL7412 Tehran-Mehrabad Airport (THR) (英語). Aviation Safety Network. 2017年12月24日閲覧。
  2. 40 Hurt as Korean Jumbo Jet Veers off a Runway in Manila”. New York Times (1981年9月16日). 2018年9月9日閲覧。
  3. “A Korean Airlines Boeing 747 jetliner overshot the runway”, United Press International, (September 15, 1981) 2018年9月9日閲覧。
  4. ASN Aircraft accident McDonnell Douglas DC-10-30 HL7328 Tripoli (英語). Aviation Safety Network. 2018年4月7日閲覧。
  5. ASN Aircraft accident Airbus A300B4-622R HL7296 Cheju Airport (英語). Aviation Safety Network. 2019年8月3日閲覧。
  6. 1 2 ASN Aircraft accident Boeing 747-3B5 HL7468 Guam-Agana International Airport (GUM) (英語). Aviation Safety Network. 2018年4月7日閲覧。
  7. 1 2 ASN Aircraft accident McDonnell Douglas MD-11F HL7373 Shanghai-Hongqiao Airport (SHA) (英語). Aviation Safety Network. 2018年4月7日閲覧。
  8. ASN Aircraft accident Boeing 747-2B5F (SCD) HL7451 Great Hallingbury (英語). Aviation Safety Network. 2018年4月7日閲覧。
  9. 運輸安全委員会 (2013年8月28日). 2013年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月24日閲覧。
  10. “大韓航空機が誘導路で立ち往生、車軸が折れる 成田空港”. 朝日新聞デジタル. (2018年6月29日) 2018年7月3日閲覧。
  11. “成田空港の誘導路、運用再開 車軸折れの大韓機移動”. 産経ニュース. (2018年6月30日) 2018年7月3日閲覧。
  12. “大韓航空機 主脚が破損、誘導路で停止 成田空港に着陸後”. 毎日新聞. (2018年6月29日) 2018年7月3日閲覧。
  13. フィリピンの空港で大韓航空機がオーバーラン 邦人含む乗客全員けがなし”. TBS NEWS DIG. 2022年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月29日閲覧。
  14. Mactan-Cebu airport remains on limited operations, no night flights”. CNN Phillippines. 2022年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月29日閲覧。
  15. Morexette Marie B. Erram (2022年10月27日). After Korean Air incident, Mactan Cebu airport resumes 24/7 operations (英語). CDN Digital. Cebu Daily News. 2022年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月29日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]