友澤晃一
友澤 晃一(ともざわ こういち、1961年4月19日 - )は、日本の脚本家、演出家、演技講師。東京都出身。 芸能プロダクション及び舞台制作会社であるT1projectの代表。
経歴[編集]
1984年、脚本家の倉本聰が主宰した富良野塾に一期生として入塾[1]。
1986年、博品館劇場にて倉本聰作・演出の舞台『昨日悲別で』に出演。 同年、倉本聰脚本・監督の映画『時計』で助監督を務める。 フジテレビにてドラマのプロット書きやADを務める。
1987年から、フリーにてテレビのドキュメンタリー番組・企画VP等の構成およびADを務める。
1988年、第二回青山円形劇場脚本コンクールに入選[2]。同年4月からテレビ東京『レール7』の構成・演出を担当。89年12月まで続け、約8分のコーナーを120本余り制作する。
1990年4月、テレビドラマ『トップスチュワーデス物語』(TBS)にて脚本家デビュー。
1991年1月、シアターモリエールでのミュージカル『ダンスマン』で舞台の初脚本・初演出を担当。
1998年12月に音楽家・玉麻尚一とミュージカル制作のプロジェクト「T2project」を立ち上げる。 1999年4月にT2projectとして初作品ミュージカル『LETTER』を上演する。
2001年より「T1project」の名称で俳優に演技を教え始める。同年、土曜ワイド劇場『津軽海峡に消えた女』で脚本を担当すると同時に初監督を務める。
2003年4月に、T1projectとしての初作品『UNDER LOVE』を上演する。 同年10月からエイベックス・アーティスト・アカデミーでタレントの卵たちに演技を教え始める。
2006年、論創社より独自の演技論をまとめた著書『演技核心論』を出版。 同年4月からエイベックス・アーティスト・アカデミーで子供に演技を教え始める。
2014年2月、本多劇場グループ小劇場B1のこけら落し公演『君の心に残るもの』の脚本・演出を担当[3]。
2017年3月、本多劇場にて『Muiscal 素敵な世界』上演。
2019年3月、本多劇場にて『Muiscal 幸せな時間』上演。小劇場B1にて三週間『シーチキンサンライズ』『Musical 殺し屋は歌わない』『君へ』三作品同時上演。
2021年5月、中津留彰人作・演出の舞台『おかめはちもく』に35年ぶりに俳優として出演。
12月、原宿ラドンナにてリーディングミュージカル『8000メートルの愛』を発表する。
2022年7月、新作のリーディングミュージカル『寓★話2022』を発表。
8月、中井智彦主演の新作ミュージカル『PIANIST』を銀座博品館で上演。
9月、丘みどり主演で『8000mの愛』を上演。
10月、二本目の出演となる中津留彰人作・演出の舞台『Ⅴanity』に出演。
毎年、幾つもの舞台やテレビドラマの脚本・演出を手がけている。
小説家の吉屋信子は大叔母にあたる。
主な作品[編集]
ドラマ脚本[編集]
1990年
1991年
1992年
- 大人は判ってくれない(フジテレビ)
- 白いシャツの女(フジテレビ)
- 素敵な恋をしてみたい(TBS)
- 世にも奇妙な物語(フジテレビ)
- 日曜ドラマハウス(フジテレビ)
1993年
1994年
1996年
1998年
- ドンウォリー(関西テレビ)
- 座長・花村龍子こんぴら殺人事件(フジテレビ)
- お嬢様は名探偵(NHK)
- お母さんが3人!?(東海テレビ)
1999年
2000年
- 万引きウォッチャー(ABC)
- 霊感見当たり刑事(フジテレビ)
- ゴースト・ティーチャー(MBS)
- 蔵の宿(CBC)
- はみだし刑事純情系V(テレビ朝日)
2001年
2002年
2003年
2007年
- 心研ぎます! 鷹宮光次郎の旅情事件簿(TBS)
- 長い長い殺人(WOWOW)
2009年
- 名探偵・浅見光彦~最終章~(TBS)
2012年
- 逆転報道の女(ABC)
- 宮部みゆき 4週連続“極上”ミステリー 第3夜 『長い長い殺人』(TBS)
- 守護神 ボディーガード・進藤輝(TBS)
2013年
- 逆転報道の女 NEWS2(ABC)
- 守護神 ボディガード・進藤輝 Episode2(TBS)
2014年
- 逆転報道の女 NEWS3(ABC)
- 守護神 ボディガード・進藤輝 Episode3(TBS)
- 逆転報道の女 NEWS4(ABC)
2015年
- 守護神 ボディガード・進藤輝 Episode4(TBS)
2016年
- 逆転報道の女 NEWS5(ABC)
2020年
- 日曜プライム「逆転報道の女FINAL」 (テレビ朝日)
舞台(脚本・演出)[編集]
- ミュージカル『ダンスマン』(1991年1月、シアターモリエール・1992年1月、博品館劇場)
- 南青山少女歌劇団『マーガレット戦争』(1995年4月、草月ホール、脚本のみ)
- 南青山少女歌劇団『聖歌物語』(1995年8月~11月、日本青年館・近鉄劇場、脚本のみ)
- 映画音楽家・梅林茂演出作品『蠅』(1997年9月、シアターモリエール、脚本のみ)
- 広井王子原作ミュージカル『サクラ大戦』(1998年4月~5月、銀河劇場・シアタードラマシティ、脚本のみ)
- T2projectミュージカル『LETTER』(1999年4月、セッションハウス・2000年1月、シアターTOPS・2002年6月、博品館劇場)
- 荒川区民オペラ『カルメン』(2000年7月、サンパール荒川)
- T2projectミュージカル『BROKEN HEART』(2002年1月、博品館劇場)
- T2project『BROKEN HEART 2003』(2003年1月、博品館劇場)
- T1project『UNDER LOVE』(2003年4月、劇場MOMO)
- dreamのライブでミュージカル構成(2003年5月、日本青年館)
- ロンドン/ブロードウェイ・ミュージカル『サタデーナイトフィーバー』(2003年8月コマ劇場)日本版を演出。
- dream主演ミュージカル『ID』(2004年3月、シアターアプル)
- T1project『Come to oneself』(2004年5月、中野ザ・ポケット)
- EXILE楽曲ミュージカル『BEAT POPS ファイティングガールズ』(2004年8月、台場・スタジオドリームメーカー)
- T1project『LINK』(2005年4月、中野ザ・ポケット)
- T1project『動物園』(2006年1月、下北沢「劇」小劇場)
- T2project『MESSAGE』(2006年3月、吉祥寺シアター)
- T1project『13』(2006年5月、中野ザ・ポケット)
- T1project『シーチキンサンライズ』(2007年1月、下北沢「劇」小劇場)
- T1project『いま幸せです』(2007年7月、下北沢「劇」小劇場)
- T1project『私が今この世界に生きていることを』(2007年10月、中野ザ・ポケット)
- T1projecct『私が今この世界に生きていることをII ストリート・オブ・アクター』(2008年4月、中野ザ・ポケット)
- ダイアモンド☆ドッグス・ストレートプレイ『LAST SCENE』(2008年6月、シアターグリーン・ビックツリー)
- SHIMIN劇場Ⅱ『あなたがいるから』(2008年6月、シアターイワト、脚本のみ)
- T1project『IDクライシス』(2008年9月、下北沢「劇」小劇場)
- T1project『人間合格!!』(2008年9月、下北沢「劇」小劇場、演出のみ)
- T1project『シーチキンサンライズ09』(2009年3月、萬劇場)
- T1project『リセット』(2009年4月、下北沢「劇」小劇場)
- T1project『バッドデイ オア グッドデイ』(2009年9月、下北沢「劇」小劇場)
- ダイアモンド☆ドッグス『美しき背徳』(2009年9月、博品館劇場)
- T1project『いま生きてます』(2010年3月、中野ザ・ポケット)
- T1project『END OF THE WORLD』(2010年9月、下北沢「劇」小劇場)
- ダイアモンド☆ドッグス『夜想曲/GOLD』(2010年10月、博品館劇場)
- T1proect『いま愛してます』(2011年7月、中野ザ・ポケット)
- T1project SOCIAL/TEAM『ダイニングトーク』(2011年11月、小劇場 楽園)
- T1project『動物園2SIDE』(2011年12月、下北沢「劇」小劇場)
- T1project produce大改訂版『シーチキンサンライズ』(2012年3月、中野ザ・ポケット)
- T1project『ダイニングトーク』(2012年5月、2013年5月、2014年5月、2015年5月、2016年5月、小劇場 楽園)
- T1project『恋する家』『いま幸せです』(2012年9月、「劇」小劇場)
- UNRESS 2013SS Collection『あるハッピーエンド』(2012年11月、Ms.REIKO 72、演出のみ)
- T1project『STEP OVER THE FUTURE』(2013年3月、中野ザ・ポケット)
- T1project『キラキラ』(2013年9月、下北沢「劇」小劇場、演出のみ)
- T1project『もしも生まれ変わっても』(2013年9月、下北沢「劇」小劇場)
- T1project『君の心に残るもの』(2014年2月、本多劇場グループ小劇場B1)
- T1project『罪と罰』(2014年9月、中野ザ・ポケット)
- T1project『シーチキンサンライズ』(2015年2月、本多劇場グループ小劇場B1)
- T1project『中田ステーションセブン』『いま幸せです』(2015年9月、下北沢「劇」小劇場)
- T1project『素敵な世界』(2016年3月、中野ザ・ポケット)
- T1project『シーチキンサンライズ』『幸せな時間』(2016年9月、本多劇場グループ小劇場B1)
- T1project『Muiscal 素敵な世界』(2017年3月‐4月、本多劇場)
- T1project『缶詰工場の秘密』(2017年9月‐10月、中野ザ・ポケット)
- T1project『シーチキンサンライズ』『Musical 殺し屋は歌わない』(2018年4月‐5月、本多劇場グループ小劇場B1)
- T1project ショートストーリーズvol.8 『中田ステーションセブン』『あなたが生きていたから』(2018年9月、下北沢「劇」小劇場)
- T1project『Muiscal 幸せな時間』(2019年2月‐3月、本多劇場)
- T1project『シーチキンサンライズ』『Musical 殺し屋は歌わない』『君へ』(2019年9月、本多劇場グループ小劇場B1)
- T1project『いま幸せです』『本当の嘘』『TRUE♡LOVE』『中田ステーションセブン』(2021年9月、本多劇場グループ小劇場B1)
- J'S STUDIO produce『To a new tomorrow 8000メートルの愛』(2021年12月、原宿ラドンナ)
- J'S STUDIO produce『To a new tomorrow 8000メートルの愛』(2022年2月、原宿ラドンナ)
- J'S STUDIO produce『寓★話2022』(2022年7月、Grand mason ОRENО)
- T1projectミュージカル『PIANIST』(2022年9月、銀座博品館劇場)
- サンライズプロモーション東京『8000mの愛』(2022年9月、ニッショーホール)
舞台(出演)[編集]
- 『昨日悲別で』(1986年1月、博品館劇場、倉本聰作・演出)
- 『ベント』(1986年7月、パルコ劇場、役所広司主演)
- 『おかめはちもく』(2021年5月、サンモールスタジオ、中津留彰人作・演出)
- 『Ⅴanity』(2022年10月、シアターアルファ東京、中津留彰人作・演出)
構成[編集]
映画(脚本)[編集]
- 長い長い殺人(2008年5月)