南海鋼索線
南海鋼索線 (高野山ケーブル) | ||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鋼索線車両(コ11・21形) | ||||||||||||||||||||||||||
路線総延長 | 0.8 km | |||||||||||||||||||||||||
軌間 | 1067 mm | |||||||||||||||||||||||||
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||
|
鋼索線(こうさくせん)は、和歌山県伊都郡高野町にある南海高野線の終点極楽橋駅から霊峰高野山の玄関口である高野山駅までを結ぶ、南海電気鉄道のケーブルカー路線。「高野山ケーブル」と通称される(参考)。
2両連結の車両(コ11・21形)が最大568.2‰の勾配を往復している。極楽橋駅では高野線の列車と、高野山駅では金剛峯寺などがある高野町の中心部とを結ぶ南海りんかんバスの路線バスと接続している。
2006年7月1日からは全線でPiTaPaとICOCAが使用できるようになった。ケーブルカーでICカード乗車券が使えるのは、南海鋼索線と2009年から使えるようになった東京都の御岳登山鉄道だけである。
路線データ
運行形態
高野線の列車の極楽橋駅発着時刻に合わせて運行されているため運転間隔は不均等だが、おおむね10 - 40分毎に運行され所要時間は5分。なお、積み残しが発生した場合には当該便の7分後に臨時便を運転する。その場合反対方向の便は実質回送便ということもある。
高野山駅発極楽橋駅行き最終便(22時42分発)は高野線の最終列車に接続しておらず乗客はほとんどいない。その1本前(21時40分発)が実質最終便であり、極楽橋駅で橋本行き最終各駅停車(21時48分発)[1]に接続し、橋本駅では難波行き急行(22時30分発)に約2分で接続する[2](時刻は2008年11月現在)。
また、災害や定期点検などで運休する場合は、高野線学文路駅から南海りんかんバスによる代行バスが運行され、その場合は千手院橋停留所が臨時の高野山駅となる。
運賃は380円。南海電鉄の鉄道線と跨って利用する場合は鉄道線の運賃にそのまま加算される。乗り継ぎ割引は適用されない。
なお、駅発車時と駅進入時に警笛を吹鳴する。発車直後には高野山の観光案内をBGMとともに、女性の自動音声で放送する。BGMには、昔はサラ・ブライトマンのクエスチョン・オブ・オナーを使用していたが、現在はオリジナルメロディを使用している。
歴史
- 1930年(昭和5年)6月29日 高野山電気鉄道により極楽橋 - 高野山間が開業。
- 1947年(昭和22年)3月15日 社名変更により、南海電気鉄道鋼索線となる。
- 1953年(昭和28年)6月23日 車両を2代目のコ1形(当時としては採用例の少ないアルミ合金製)に置き換える。
- 1964年(昭和39年)12月17日 車両を3代目(現行)のコ11・21形に置き換える。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 |
---|---|---|---|
NK86 | 極楽橋駅 | 0.0 | 南海電気鉄道:高野線 |
NK87 | 高野山駅 | 0.8 | 南海りんかんバス |
関連項目
脚注
外部リンク
- 南海高野ほっと・ねっと お山の魅力まるわかりガイド - 南海電鉄による高野山関連の情報サイト。
- なお鋼索線自体については、南海高野ほっと・ねっと 高野山へ行く 電車&ケーブルカーコラムにて、その第1回「高野山ケーブル」の題で採り上げている。