姫路短期大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
兵庫県立姫路短期大学
旧:姫路短期大学
旧:姫路短期大学
大学設置/創立 1950年
廃止 1999年
学校種別 公立
設置者 兵庫県
本部所在地 兵庫県姫路市新在家本町1-1-12[注釈 1]
学部 生活環境学科
食物栄養学科
幼児教育学科
経営情報学科
工業科[注釈 2]
 電気応用専攻[注釈 2]
 機械紡績専攻[注釈 2]
 化学工業専攻[注釈 2]
テンプレートを表示

兵庫県立姫路短期大学(ひょうごけんりつひめじたんきだいがく、英語: Himeji College of Hyōgo)は、兵庫県姫路市新在家本町1-1-12[注釈 1]に本部を置いていた日本公立大学である。1950年に設置され、1999年に廃止された。大学の略称は姫短(ひめたん)[注 1]

概要[編集]

大学全体[編集]

教育および研究[編集]

  • 姫路短期大学には保育者を養成する学科として幼児教育学科があり、学内に併設されていた附属幼稚園での教育実習も取りいれられていた。ほか、栄養士の養成もとり行っていた。

学風および特色[編集]

  • 姫路短期大学は元々は姫路工業大学に併設されていたが、のちに独立した。
  • 男女共学であったが、大半は女子学生だった。

沿革[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

象徴[編集]

  • 姫路短期大学のカレッジマークは姫路市の市花であるユリノキイメージしたものとなっていた[13]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

専攻科[編集]

  • なし

別科[編集]

  • なし

取得資格について[編集]

資格

教職課程

附属機関[編集]

  • 附属図書館:1982年に竣工された。その翌年度より学外開放を行っている。所蔵資料数は1997年度当時、80,000冊を越えていた[43]

研究[編集]

  • 『姫路短期大学研究報告』[44]

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

学園祭[編集]

  • 姫路短期大学の学園祭は「樹励祭」と呼ばれ、最終となった1998年については、既に環境人間学部が発足していたこともあり、姫路工業大学の工大祭と合同で実施された。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者組織[編集]

  • 姫路短期大学の同窓会は「ゆりのき会」と称している。

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 設備:1990年8月30日、姫路短期大学の講堂やゆりのき会館が姫路市都市景観重要建築物に指定された。キャンパスの概要等は兵庫県立大学の項目も参照。
  • かつて学内にあった兵庫県立姫路短期大学附属幼稚園時の建物は現在、兵庫県立大学姫路新在家キャンパスのいちょう北・南館として使われている。また、遊具は2003年ごろまで残っていたが、現在では、環境人間学部における研究用のビオトープとして整備されている。

[編集]

  • 姫路短期大学には学生寮が設置されておらず、遠隔地出身者は下宿を利用することになっていた[47]

対外関係[編集]

系列校[編集]

社会との関わり[48][編集]

  • 1972年4月1日より公開講座が開かれた。
  • 1986年度より短大で行っている公開講座に加えて、但馬丹波地域においても特別公開講座が行われるようになった。
  • 1992年10月より、出前講座を行っていた。

附属学校[編集]

注釈[編集]

注釈グループ[編集]

  1. ^ a b c 現在の兵庫県立大学姫路新在家キャンパス
  2. ^ a b c d 募集は1955年度まで。
  3. ^ a b 平成10年度より学生募集停止[28][29]。姫路工業大学に環境人間学部を設置。翌年度より姫路工業大学の一般教育部(1998年3月31日廃止)とともに4年制の環境人間学部に再編され、発展的に閉学された。
  4. ^ a b 現在の文部科学省
  5. ^ a b c 出典[23][24]
  6. ^ a b c d 最終募集となった1997年における体制[33][34]
  7. ^ a b c 最終募集となった1955年における体制。
  8. ^ 「わらべ会」という名称で活動していた[46]

補足[編集]

  1. ^ ただし、姫路市街地で単に「短大」と言えば、姫路短大を意味していた。
  2. ^ うち公立短期大学17校
  3. ^ 1学科3専攻含む。
  4. ^ 短期大学名 兵庫県立短期大学
  5. ^ 出典[3][4][5][6][7]
  6. ^ 学科名を明記。
  7. ^ 出典[9][10]
  8. ^ 昭和31年度より学生募集停止[12]
  9. ^ 入学定員50名。
  10. ^ 1965年度では、学生数 女105/定員100[19]
  11. ^ 旧制姫路高等学校
  12. ^ a b c うち1。
  13. ^ 入園定員30名。
  14. ^ うち2。
  15. ^ 出典[26][27]
  16. ^ 1954年度における学生数 男118人[35]
  17. ^ 出典[40][41][42]
  18. ^ 姫路工業大学・賢明女子学院短期大学などの学生と合同で活動していた[46]

出典[編集]

  1. ^ 官報 1950年09月15日-文部省告示第55号-より。
  2. ^ a b 文教協会'1999.
  3. ^ 文部省a, p. 35.
  4. ^ 文部省b, p. 3.
  5. ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
  6. ^ 日本教育年鑑より。
  7. ^ 旺文社1950-01, p. 33.
  8. ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
  9. ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
  10. ^ 文部省d, p. 3.
  11. ^ 全国公立短期大学協会三十年誌より。
  12. ^ 学校案内 大学編 昭和32年版より。
  13. ^ a b c d 姫路短期大学'1997.
  14. ^ a b c 短期大学一覧 昭和32年度 (短期大学資料 ; 第18号)より。
  15. ^ 短期大学一覧 昭和37年度 (短期大学資料 ; 第30号)より。
  16. ^ 全国学校総覧 昭和38年版より。
  17. ^ a b 短期大学一覧 昭和39年度 (短期大学資料)より。
  18. ^ 全国学校総覧 昭和40年版より。
  19. ^ 全国学校総覧 昭和41年版より。
  20. ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
  21. ^ 全国学校総覧 昭和42年版より。
  22. ^ 姫路短期大学'1997, p. 20.
  23. ^ 全国短期大学一覧 昭和58年度より。
  24. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和58年度より。
  25. ^ 全国学校総覧 昭和59年版より。
  26. ^ 全国短期大学一覧 昭和60年度より。
  27. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和60年度より。
  28. ^ 文教協会'1998.
  29. ^ 大学資料 (137)より。
  30. ^ 文部省'97, p. 61.
  31. ^ a b 文部省'98, p. 53.
  32. ^ a b 文部省'98, p. 54.
  33. ^ 文教協会'1997.
  34. ^ 姫路短期大学'1997, p. 2.
  35. ^ 文部省'54, p. 1371.
  36. ^ a b 姫路短期大学'1997, p. 8.
  37. ^ 姫路短期大学'1997, p. 10.
  38. ^ 姫路短期大学'1997, p. 6.
  39. ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
  40. ^ a b 文部省e, p. 34.
  41. ^ 現行法令輯覧 26-2巻 学事2より。
  42. ^ 現行法規総覧 第9編 教育・文化1より。
  43. ^ 姫路短期大学'1997, p. 19.
  44. ^ 姫路短期大学研究報告より。
  45. ^ 姫路短期大学'1997, p. 17-18.
  46. ^ a b 姫路短期大学'1997, p. 18.
  47. ^ 姫路短期大学'1997, p. 15.
  48. ^ 姫路短期大学'1997, p. 25-26.

参考文献[編集]

1949年短大設置申請分[編集]

教員養成機関[編集]

全国学校総覧[編集]

全国短期大学高等専門学校一覧[編集]

短期大学案内冊子[編集]

  • 姫路短期大学『兵庫県立姫路短期大学 大学案内』姫路短期大学。 

関連項目[編集]

関連サイト[編集]