伽藍方式

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伽藍方式[1]がらん - ほうしき、カテドラル方式)はコンピュータプログラムの開発手法のひとつ。『伽藍とバザール』において、成功した開発例であるLinuxカーネルとその周辺の開発モデルとして定義された「バザール方式」に対し、正反対の方式として(成功しないもの、といった雰囲気を含んで)言及された。

しばしば誤解されているが、Linuxとの比較対象としてエリック・レイモンドの念頭にあったと思われるものはフリーソフトウェアで(すなわち、定義上はオープンソースソフトウェアに含まれる)開発が不活発であるとみなされているGNU Hurdであり、従って「オープンソースソフトウェアの開発手法=バザール」と言っているわけでもないし、「プロプライエタリ・ソフトウェアの開発方式=カテドラル」と言っているわけでもない。また、オープンソースに限らずソフトウェアの開発形態は千差万別であり「バザールかカテドラルか」という二者択一で分類するのは誤った二分法であるが、そのような誤った分類はウィキペディア内など非常に良く見られる。

脚注[編集]

  1. ^ 原題中のCathedralはキリスト教圏の「大聖堂」を指している。仏教寺院の建物を指す「伽藍」と訳されたのは、建築家ル・コルビュジエの著作"When the Cathedral was White"が『伽藍が白かったとき』と訳されていることを踏まえて山形浩生が訳したものである。なお、建築学においては「Cathedral」を「伽藍」と訳すことは一般的であるが、エリック・レイモンドの意図した権威的、中央集権的といった意が抜けてしまっていることは否めない。参考:Digital Freedom Interview Eric Steven Raymond Archived 2014年4月15日, at the Wayback Machine.