伊勢山 (藤沢市)

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伊勢山
Enoshima view from Iseyama.jpg
伊勢山からの江の島の眺望 2010年4月3日撮影
標高 49 m
所在地 日本の旗 日本
神奈川県藤沢市藤沢四丁目
位置 北緯35度20分55.1秒
東経139度28分27.5秒
座標: 北緯35度20分55.1秒 東経139度28分27.5秒
伊勢山の位置
Project.svg プロジェクト 山
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伊勢山(いせやま)は、神奈川県藤沢市にあるである。

概要[編集]

相模野台地の南端の標高49メートル[1]の小山。ここより南側は砂丘地帯となっていて湘南海岸をみはらす事ができる。標高30メートル付近は相模野礫層、その上はローム層、下は藤沢砂泥互層(吉沢層)となっている[2]

歴史[編集]

伊勢神宮が祀られていた[注釈 1]ので伊勢山と呼ぶのだとされる。1923年大正12年)9月1日の関東大震災後に地元の在郷軍人会により戦没者慰霊碑が山上に集められ、1927年昭和2年)が記念植樹された。以後桜の名所としてには花見客で賑わう。

藤沢市は1940年(昭和15年)10月1日に市制施行したが、当日に大野守衛市長代理や市民が伊勢山で市制の実現を祝った[3]

伊勢山公園、伊勢山緑地[編集]

伊勢山公園は、神奈川県藤沢市藤沢四丁目6297番1、伊勢山の山頂東部にある市立公園。 伊勢山公園が1951年(昭和26年)5月20日に藤沢市第1号の公園として0.87ヘクタールで供用開始され、伊勢山緑地が1957年12月28日に伊勢山公園と同じ所在地で伊勢山公園を含む4.27ヘクタールの緑地として都市計画が決定された[4]1994年平成6年)にはソメイヨシノの名所としてかながわの花の名所100選に選定された。

戦没者慰霊碑[編集]

  • 明治十年西征陣亡軍人之碑、1880年(明治13年)8月建立。
  • 殉國勇士招魂碑、1903年(明治36年)10月建立。
  • 明治丗七八年戰役陣亡軍人之碑。
  • 忠魂碑1913年(大正2年)11月3日建立。

1873年明治6年)1月に徴兵令が発布されるまでは武士のものだったが、官吏や有産者を優遇する免役規定があり不公平だったので農民たちは不満に思っていた。1877年(明治10年)に士族と徴兵された人々の戦であった西南戦争が勃発。伊勢山にある西征陣亡軍人之碑によれば藤沢市域から1名戦士、ほか高座郡出身者10名が戦死。徴兵制の免役規定は1889年(明治22年)に廃止され、大日本帝国憲法第20条で兵役の義務を明文化した。日清戦争の戦死者は藤沢市域で7名判明、日露戦争の戦死者は藤沢市域で日清戦争の3倍にあたる20名が判明している[5]

鐘楼[編集]

かつては梵鐘がここに下げられていた。大正時代に藤沢町立実科高等女学校の設立に伴って校地となる山王社のあった山王山から梵鐘が移設され山王社は白旗神社に合祀された。『大藤沢復興市街図』1930年(昭和5年)には「藤沢の新十名勝」の一つ「伊勢山の晩鐘」として選定され、朝夕に時を告げる「時の鐘」として使用されたが1943年(昭和18年)の金属類回収令により供出されてしまい鐘楼のみが残る[6]

その他[編集]

藤沢配水池[編集]

所在地: 神奈川県藤沢市藤沢四丁目6310番[8]1936年(昭和11年)4月に竣工。鉄筋コンクリート造の池は、長さ24メートル、幅16メートル、深さ4メートル、容積1,536立方メートル(竣工当時は1,502立方メートル)。水位の標高は49メートル - 45メートル。神奈川県営水道施設群として、土木学会選奨土木遺産に2013年度認定された[9][10][11]

ギャラリー[編集]

所在地情報[編集]

所在地
神奈川県藤沢市藤沢四丁目
交通

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 『我が棲む里』小川泰二 文政13年(1830年)の八王寺権現社のくだりや『新編相模国風土記稿』天保12年(1841年)の高座郡藤沢宿坂戸町の項に記述がある。

出典[編集]

  1. ^ 『ふじさわの大地-人々の暮らしと自然-』2002年。81頁。
  2. ^ 『ふじさわの大地-人々の暮らしと自然-』2002年。6頁。 藤沢市地質図。
  3. ^ 『藤沢-わがまちのあゆみ-』1984年、増補版。270頁。
  4. ^ 種別による都市公園一覧表(緑地等) - 藤沢市 https://web.archive.org/web/20140812211936/http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/content/000134889.pdf (2014年10月18日閲覧)
  5. ^ 『藤沢-わがまちのあゆみ-』1984年、増補版。230 – 232頁。
  6. ^ 『広報ふじさわ2008年11月10日号』
  7. ^ 読売新聞、1997年(平成9年)9月14日、地域ニュース 神奈川。
  8. ^ http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/367848.pdf (PDF)”. 神奈川県. 2017年4月8日閲覧。19コマ
  9. ^ 『神奈川県営水道施設群(記念館他)』が、土木学会選奨土木遺産に認定されました。 (PDF)”. 神奈川県企業庁. 2016年2月6日閲覧。
  10. ^ 悠悠・土木 / 土木遺産 / 遺産一覧”. 土木学会関東支部. 2016年2月6日閲覧。
  11. ^ 悠悠・土木 / 土木遺産 / 神奈川県営水道施設群(記念館他)”. 土木学会関東支部. 2016年2月6日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]