京王デニ2900形電車

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京王デニ2900形電車
基本情報
製造所 東急車輛製造[1]
主要諸元
軌間 1372[2] mm
電気方式 直流1,500V[3]
自重 28.0t[4]
全長 16,590[4] mm
全幅 2,644[4] mm
全高 4,060[4] mm
台車 D-16A[5]
主電動機 直巻電動機HS-267D[4]
主電動機出力 95kW[5]
搭載数 4[5]基 / 両
駆動方式 吊掛式[5]
歯車比 63:19[5]
制御装置 抵抗制御 MMC-H200B[5]
制動装置 HSC[5]
保安装置 京王ATS
備考 廃車時のデータ
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京王デニ2900形電車1953年昭和28年)10月に1両(デニ2901)が製造され、1986年(昭和61年)3月まで使用された[1]京王帝都電鉄京王線[注釈 1]用の荷物電車である[6]

概要[編集]

車体長16m、両運転台で、両方の乗務員ドアの隣に太い柱を挟んで幅2,000mmの両開き扉をもち、扉間には窓4枚を配置、マルーンの車体の窓下に白帯が巻かれていた[6]1957年(昭和32年)4月にデニ200形201に改番された[1]1964年(昭和39年)に主制御器が手動進段式から井の頭線から転用した自動進段式に交換され、翌年に台車がKS-3からD-16Aに交換された[6]1982年(昭和57年)1月にブレーキ方式が自動ブレーキから電磁直通ブレーキ(HSC)に改造され[7]、1982年にデワ221に併せて車体色がグレーとなった[6]。1986年に廃車された[1]

運用[編集]

主に新聞輸送などの荷物電車として使用されたが、1972年(昭和47年)に新聞輸送が廃止された後は桜上水工場の入換車および深夜のATS試験車として使用された[6][8]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 新宿 - 京王八王子間の路線を指す場合もあるが、ここでは京王電鉄の1,372mm軌間の路線の総称として用いる。

出典[編集]

参考文献[編集]

書籍[編集]

  • 飯島巌、森本富夫、荒川好夫『復刻版 私鉄の車両17 京王電鉄』ネコ・パブリッシング、2002年。ISBN 4873663008

雑誌記事[編集]

  • 鉄道ピクトリアル』通巻734号「特集 京王電鉄」(2003年7月・電気車研究会)
    • 藤田 吾朗「京王の貨車のあゆみ」 pp. 187-194
    • 「京王電鉄 主要車歴表」 pp. 240-259