中村倫也 (格闘家)
中村 倫也 | |||||||||||||||||||
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本名 | 中村 倫也 | ||||||||||||||||||
生年月日 | 1995年3月23日(29歳) | ||||||||||||||||||
出身地 | 埼玉県 | ||||||||||||||||||
通称 | HYBRID (ハイブリッド) | ||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||||||
身長 | 170 cm (5 ft 7 in) | ||||||||||||||||||
体重 | 61.2 kg (135 lb) | ||||||||||||||||||
階級 | バンタム級 | ||||||||||||||||||
スタイル | レスリング | ||||||||||||||||||
チーム |
LDH martial arts →フリー | ||||||||||||||||||
レスリング | U-23世界選手権 (優勝) | ||||||||||||||||||
現役期間 | 2021年 - | ||||||||||||||||||
総合格闘技記録 | |||||||||||||||||||
試合数 | 6 | ||||||||||||||||||
勝利 | 6 | ||||||||||||||||||
ノックアウト | 4 | ||||||||||||||||||
タップアウト | 1 | ||||||||||||||||||
判定 | 1 | ||||||||||||||||||
敗戦 | 0 | ||||||||||||||||||
大学 | 専修大学 | ||||||||||||||||||
総合格闘技記録 - SHERDOG | |||||||||||||||||||
獲得メダル
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中村 倫也(なかむら りんや、1995年3月23日 - )は、日本の総合格闘家、元レスリングフリースタイル選手。埼玉県出身。レスリングU-23世界選手権優勝、2016年・2017年全日本選抜選手権優勝。
経歴
レスリング
レスリングは5歳の時に始めた。父親が総合格闘技ジム「PUREBRED大宮」を主宰していたことから、そこで元世界チャンピオンの山本美憂によって立ち上げられたレスリング教室で習い始めた。山本美憂の長男である山本アーセンとは同期だった[1]。幼少の頃はヒクソン・グレイシーなど有名な格闘技選手と一緒に遊ぶこともあった[2]。
小学校5年と6年の時には全国少年少女大会で2連覇したが、この当時は将来総合格闘技に進む予定で、その一環としてレスリングに取り組んでいた。しかし、春野中学校3年の時に全国中学生選手権42kg級で優勝するなど、実績を積み重ねるうちにレスリングに専念することに決めて、花咲徳栄高校へ進んだ[1]。高校2年の時にはJOC杯カデットの部50kg級で優勝すると、世界カデット選手権でも3位になった。3年の時にはインターハイフリースタイル55kg級準決勝で後に世界選手権金メダリストとなるグレコローマンスタイルの選手である韮崎工業高校2年の文田健一郎に敗れて3位にとどまったが、団体戦では後にリオデジャネイロオリンピック57kg級銀メダリストになる霞ヶ浦高校2年の樋口黎を破ってチームの初優勝に貢献した[1]。
2013年に専修大学へ進むと、1年の時にはJOC杯ジュニアの部で優勝した。2年の時には全日本学生選手権と全日本大学選手権57kg級で2冠を果たした。3年の時には全日本選手権の準決勝で日体大2年の樋口黎に敗れて3位にとどまり、リオデジャネイロオリンピック代表候補から外れた[1]。4年の時には全日本選抜選手権決勝で、翌年の世界選手権で金メダリストとなる綜合警備保障の高橋侑希を破って優勝した。その後かねてから傷めていた肩の手術に踏み切った[1]。
2017年には博報堂DYスポーツの所属となると、階級を61kg級に上げた。全日本選抜選手権の決勝及び世界選手権代表を決めるプレーオフでは、同じく階級を上げてきたリオデジャネイロオリンピック銀メダリストの樋口黎を立て続けに破って代表権を獲得した[2][3]。世界選手権では優勝するハジ・アリエフに2回戦で敗れ、敗者復活戦を勝ち上がるも3位決定戦でヨウリス・ボネロドリゲスに敗れ5位にとどまった。初開催となった23歳以下の世界一を決めるU-23世界選手権では決勝でカザフスタンの選手を12-2でテクニカルフォール勝ちして、61kg級の初代世界王者となった[4][5]。
2019年12月22日、東京オリンピックの代表選考を兼ねた全日本選手権に出場。決勝で乙黒拓斗に敗れオリンピック代表の座を逃した[6]。
総合格闘技
2020年4月1日、自身のSNSにおいてレスリング引退と総合格闘技転向を発表した[7]。
2021年、LDHの格闘技部門LDH martial artsの所属選手契約を勝ち取るLDH主催のオーディション『FIGHTER BATTLE AUDITION』にすでにLDH所属の立場であったが志願して参加。その模様は過酷なオーディションの過程と参加者の姿を追った番組『格闘DREAMERS』としてABEMAで放送され、オーディションの最終審査となった試合ではプロ総合格闘家の新井拓巳を僅か42秒左フックで破り契約継続を勝ち取った[8][9][10]。
2021年7月25日、プロデビュー戦を修斗で論田愛空隆と対戦し、2RハイキックでKO勝ち[11]。
2022年1月16日、PROFESSIONAL SHOOTO 2022 開幕戦で修斗バンタム級ランキング9位の野尻定由と対戦。ゴングと同時に跳び蹴りを放った野尻に左フックを合わせた後、パウンドでTKO勝ちを収めた[12]。
2022年4月24日、POUNDSTORMでアリアンドロ・カエタノと対戦、1Rにパンチを受けて右瞼をカットして出血するも、タックルからのテイクダウンで試合を優位に運び、3-0の判定勝ちを収めた[13]。
Road to UFC
2022年6月10日、Road to UFC: Singaporeに参戦。トーナメント一回戦でググン・グスマンと対戦し、V1アームロックによる一本勝ちを収め、準決勝に進出した[14]。
2022年8月10日、LDH martial artsが中村との契約解除を発表した[15]。
2022年10月23日、Road to UFC: Singaporeのトーナメント準決勝で野瀬翔平と対戦し、左フックでダウンを奪った後パウンドによるKO勝ちを収め、決勝戦に進出した[16]。
人物・エピソード
戦績
プロ総合格闘技
総合格闘技 戦績 | ||||||
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6 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
6 勝 | 4 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
0 敗 | 0 | 0 | 0 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
風間敏臣 | 試合前 | Road to UFC: Singapore 【トーナメント 決勝】 |
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○ | 野瀬翔平 | 1R 2:21 KO(左フック→パウンド) | Road to UFC: Singapore 【トーナメント 準決勝】 |
2022年10月23日 |
○ | ググン・グスマン | 1R 3:24 V1アームロック | Road to UFC: Singapore 【トーナメント 1回戦】 |
2022年6月10日 |
○ | アリアンドロ・カエタノ | 5分3R終了 判定3-0 | POUNDSTORM | 2022年4月24日 |
○ | 野尻定由 | 1R 0:25 TKO(パウンド) | プロフェッショナル修斗 2022 開幕戦 | 2022年1月16日 |
○ | 論田愛空隆 | 2R 0:20 KO(左ハイキック) | プロフェッショナル修斗 2021 Vol.5 | 2021年7月25日 |
○ | 新井拓巳 | 1R 0:42 TKO(左フック) | FIGHTER BATTLE AUDITION | 2021年5月15日 |
アマチュア総合格闘技
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | ミランダ・アーレン | 1R 2:55 腕ひしぎ十字固め | アマチュアパンクラス 横浜ケージファイト13 | 2021年2月28日 |
主なレスリング戦績
- 2008年 - 全国中学生選手権 2位(38kg級)
- 2009年 - 全国中学生選手権 優勝(42kg級)
- 2011年 - JOC杯カデットの部 優勝(50kg級)
- 2011年 - 世界カデット選手権 3位(50kg級)
55kg級での戦績
- 2012年 - インターハイ 個人戦 3位 団体戦 優勝
- 2012年 - 全国高校生グレコローマン選手権 2位
- 2012年 - 国体 少年の部 2位
- 2013年 - JOC杯ジュニアの部 優勝
- 2014年 - ペトコ・シラコフ&イワン・イリエフ国際大会 2位(60kg級)
57kg級での戦績
- 2014年 - 全日本学生選手権 優勝
- 2014年 - 全日本大学選手権 優勝
- 2015年 - JOC杯ジュニアの部 3位(60kg級)
- 2015年 - 全日本選抜選手権 3位
- 2015年 - スペイン・グランプリ 2位
- 2015年 - 全日本選手権 3位
- 2016年 - 全日本選抜選手権 優勝
61kg級での戦績
65kg級での戦績
- 2018年 - 全日本選手権 3位
- 2019年 - 全日本選手権 2位
脚注
- ^ a b c d e 【特集】「オリンピック銀メダリストより強い男」が復帰! 軽量級戦争が熱く燃える!…男子フリースタイル57kg級・中村倫也(専大)
- ^ a b c 【特集】2017年世界選手権へかける(6)…男子フリースタイル61kg級・中村倫也(博報堂DYスポーツ)
- ^ 【レスリング】中村倫也がリオ五輪銀の樋口を破り優勝、初の世界代表に イーファイト 2017年6月19日
- ^ 男子フリースタイル61キロ級で中村が優勝/レスリング サンケイスポーツ 2017年11月26日
- ^ 中村倫也(博報堂DYスポーツ)が優勝…U-23世界選手権
- ^ 乙黒拓斗が五輪決め雄叫び 相手“変身”にも動じず 日刊スポーツ 2019年12月22日
- ^ 世界も制した中村倫也がレスリング引退、総合格闘技へ転向 efight 2020年4月2日
- ^ 中村倫也と宇佐美正パトリックがLDH“所属”に…白濱亜嵐も「誇らしいよ」と語る格闘技への“ガチ度”とは? NumberWeb 2021年5月24日
- ^ 7.25 プロ修斗・後楽園ホール大会情報 「FIGHTER BATTLE AUDITION」「格闘DREAMERS」 このLDHとABEMAがタッグを組んだ壮大なプロジェクトを経て、今春LDHと所属契約を結んだ“大器”中村倫也が修斗参戦! 論田愛空隆と対戦が決定! 修斗
- ^ 格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』熾烈な最終試合を経てついに LDH所属格闘家が決定! Astage 2021年5月16日
- ^ 【修斗】SASUKEが工藤諒司を下し世界王者に! 女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦・SARAMIが中村未来をTKO、黒部と対戦へ。バンタムで中村倫也が論田愛空隆を左ハイKO! ゴング格闘技 2021年7月25日
- ^ 【修斗】小野島恒太が環太平洋王座獲得で手塚基伸、中村倫也を指名! 中村は野尻定由に25秒勝利、宇佐美正パトリックが菅原和政をKO、久遠が6年ぶり勝利! ゴング格闘技 2022年1月16日
- ^ 【POUND STORM】中村倫也がカエタノに判定勝ち「絶対にUFCのトップに立てる」、大尊が宇佐美正に判定勝ち、河名が修斗世界1位の山本に勝利、齋藤が風間を必然の跳びヒザTKO! 岩﨑が三上に判定勝ち、狩野が一本勝ち GONG格闘技 2022年4月24日
- ^ 【UFC】中村倫也が鮮烈一本勝ち! 風間と準決勝で日本人対決へ。堀内佑馬が元RIZINトップノイに敗れる、野瀬翔平がメインで登場。元K-1女子ノットソンが完勝=『Road to UFCエピソード3&4』速報中GONG格闘技 2022年6月10日
- ^ 【Road to UFC】LDH martial artsが中村倫也との契約解除を発表GONG格闘技 2022年8月11日
- ^ 【RTU】松嶋こよみがイー・ジャーにスプリット判定負け、中村倫也が野瀬翔平をKO、風間敏臣と決勝で対戦へ、SASUKEが涙の勝利「まだ俺は生きている!」、風間はミンウが体重超過で決勝進出=速報中GONG格闘技 2022年10月23日
- ^ 【全日本大学選手権・特集】けがの連続を乗り越えてつかんだ栄冠! 兄・倫也に追いつく日は?…65kg級・中村剛士(専大)
関連項目
外部リンク
- 中村倫也 (@rinya__ldh) - X(旧Twitter)
- 中村倫也 (@rinya.ldh) - Instagram
- 修斗 選手データ
- LDH martial arts 選手データ
- 中村倫也 - International Wrestling Database (英語)
- 日本レスリング協会 中村倫也データベース
- 中村倫也の戦績 - SHERDOG(英語)