樋口黎
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個人情報 | |||||||||||||||||||||||||||
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フルネーム | 樋口 黎 | ||||||||||||||||||||||||||
国籍 | ![]() | ||||||||||||||||||||||||||
生誕 | 1996年1月28日(27歳) 大阪府 | ||||||||||||||||||||||||||
身長 | 164 cm (5 ft 5 in) | ||||||||||||||||||||||||||
体重 | 65 kg (143 lb) | ||||||||||||||||||||||||||
スポーツ | |||||||||||||||||||||||||||
競技 | レスリング | ||||||||||||||||||||||||||
種目 | 男子フリースタイル57kg級 | ||||||||||||||||||||||||||
大学チーム | 日本体育大学 | ||||||||||||||||||||||||||
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樋口 黎(ひぐち れい、1996年1月28日[1] - )は、日本のレスリング選手。大阪府出身[2]。2016年リオデジャネイロオリンピックのレスリング競技にて銀メダルを獲得した[3]。樋口黎公式HP
来歴[編集]
4歳から吹田市民レスリング教室にてレスリングを習い始め、中学からリベラルキッズレスリングに移籍。大阪府茨木市立西陵中学校卒業後、霞ヶ浦高校へ入学、卒業後は日体大に進学[2]。現在、同大職員。
2015年は全日本選抜を体重超過で失格となるも、全日本選手権優勝でリオデジャネイロオリンピック予選出場を決めた[4]。
2016年はアジア予選で優勝を果たし、リオデジャネイロオリンピック本大会出場権を獲得した[2]。
2016年8月20日、リオデジャネイロオリンピックでは1回戦で2014年世界選手権王者でロンドン五輪銅メダリストの北朝鮮のヤン・ギョンイルを破ると、その後も順調に勝ち進み決勝に進出、決勝では2015年世界選手権王者のジョージアのヴラディメル・ヒンチェガシュヴィリに敗れたが、初出場で見事銀メダルを獲得した[5][6][7]。これに関する報道では、彼の好物から「マカロン王子」とも呼ばれた[8]。
2018年11月にはU-23世界選手権の65㎏級で優勝を飾った[9][10]。
2019年6月の全日本選抜選手権65kg級では決勝で世界チャンピオンの乙黒拓斗に15-5でテクニカルフォール勝ちした。これにより、昨年の全日本選手権で勝った乙黒とプレーオフで世界選手権代表を争うことになった[11]。7月のプレーオフでは乙黒に0-5で敗れて世界選手権代表に選ばれなかった[12]。12月の全日本選手権では57㎏級に出場すると、決勝で元世界チャンピオンの高橋侑希を破って優勝した。今後はアジア予選で東京オリンピック出場権を狙うことになった[13]。2021年4月のアジア予選では僅か50グラムの超過で計量失格となり、試合に出場できなかった[14]。東京オリンピックには元世界チャンピオンの高橋侑希にプレーオフで敗れて出場できなかった[15]。2022年の世界選手権61㎏級では決勝でイランの選手に10-0でテクニカルフォール勝ちして優勝した[16]。
主な成績[編集]
2015年
- ブリヤード国際大会3位
- モンゴル・オープン3位
- 世界ジュニア選手権60㎏級出場
- 国民体育大会57kg級、優勝。
- 全日本選手権57kg級、優勝。
2016年
- リオデジャネイロ ・オリンピックアジア予選、優勝。
- パール国際大会61kg級、優勝。
- ジオルコウスキー国際57kg級、優勝。
- リオデジャネイロ・オリンピック57kg級、決勝進出。銀メダル獲得。
2018年
- U-23世界選手権 優勝
2019年
- 全日本選抜選手権65kg級、優勝
- 全日本選手権57kg級、優勝
2021年
- 全日本選手権61kg級、準優勝
2022年
脚注[編集]
- ^ “【オリンピック・アジア予選/日本代表選手(1)】男子フリースタイル57kg級・樋口黎(日体大)”. 公益財団法人日本レスリング協会 (2016年3月2日). 2016年6月30日閲覧。
- ^ a b c “20歳の樋口 危なげなく五輪切符 食生活改善して急成長”. スポーツニッポン. (2016年3月19日)
- ^ “【五輪レスリング】頭脳派・樋口、悔しい「銀」 一歩先を読むレスリングの原点は…(1/2ページ)”. 産経ニュース. (2016年8月20日) 2020年4月24日閲覧。
- ^ “樋口黎、体操内村の衝撃食事シーン目撃し改心初V”. 日刊スポーツ. (2015年12月23日)
- ^ “レスリングでの「階級」とは?”. 【SPAIA】スパイア (2016年10月12日). 2020年11月15日閲覧。
- ^ “レスリングのオリンピック日本人男子メダリストを紹介、偉大な功績を残した3選手”. 【SPAIA】スパイア (2020年5月4日). 2020年11月14日閲覧。
- ^ “レスリング樋口黎が銀メダル 決勝逆転負けも大健闘”. 日刊スポーツ. (2016年8月20日)
- ^ <五輪レスリング>マカロン王子、節制の銀毎日新聞 8月20日
- ^ レスリング樋口黎、長谷川敏裕が優勝 U23世界選手権 日本経済新聞 2018年11月18日
- ^ 長谷川敏裕と樋口黎が優勝、基山仁太郎は3位…U-23世界選手権
- ^ リオ銀樋口黎「やってきた結果」世界王者乙黒を圧倒 日刊スポーツ 2019年6月16日
- ^ 乙黒拓斗が全日本選抜の雪辱を果たし、涙の2年連続切符「立ち直れないくらいきつかった」 スポーツ報知 2019年7月6日
- ^ 樋口、五輪へ望みつなぐ 全日本レスリング 時事通信 2019年12月22日
- ^ 樋口黎の計量失格に西口茂樹強化本部長「あと50グラムが落ちなかった」/レスリング サンケイスポーツ 2021年4月11日
- ^ レスリング・リオ銀の樋口黎2大会大会連続ならず「気持ちの整理をつけたい」 日刊スポーツ 2021年6月12日
- ^ リオ五輪レスリング銀の樋口黎が初制覇 世界選手権61キロ級で…日本勢の金メダルは計7個に スポーツ報知 2022年9月19日