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世界一キライなあなたに

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世界一キライなあなたに
Me Before You
監督 テア・シャーロック英語版
脚本 ジョジョ・モイーズ英語版
原作 ジョジョ・モイーズ
『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日』[1][2]
製作 カレン・ローゼンフェルト
アリソン・オーウェン英語版
製作総指揮 スー・ベイドン=パウエル
出演者 エミリア・クラーク
サム・クラフリン
音楽 クレイグ・アームストロング
撮影 レミ・アデファラシン
編集 ジョン・ウィルソン
製作会社 ニュー・ライン・シネマ
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
サンスウェプト・エンターテインメント
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 2016年5月23日(ニューヨーク
アメリカ合衆国の旗 2016年6月3日(全米)
イギリスの旗 2016年6月3日
日本の旗 2016年10月1日[3]
上映時間 110分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス[4][5]
言語 英語
製作費 $20,000,000(推定)[6]
興行収入 $206,745,075(2016年8月18日)[7]
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世界一キライなあなたに』(せかいいちきらいなあなたに、原題: Me Before You)は、2016年に製作・公開されたアメリカイギリス合作映画[4][5]障害者自殺幇助安楽死を扱った作品。ロマンティック・コメディと銘打たれた本作の結末については、一部の映画評論家などが賞賛する一方で、多くの障害者活動家やレビューアー[要曖昧さ回避]から非難の声が寄せられた[8][9][10][11]

あらすじ

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主人公のルーは、イギリスの田舎町に暮らす26歳の女性。働き手のいない家族を抱えながらカフェウェイトレスをしていた。ところがある日、カフェのオーナーが店を閉じることになり失業する[5]。それでも何とか見つけた介護の仕事は、あらかじめ6ヶ月間と契約期間が定められていた[1][2]

ルーが担当することになったのは、元実業家で古城に暮らす大富豪のウィルという青年であった[2]。ウィルは2年前にオートバイにはねられてから車椅子生活を余儀なくされる[5]。事故により重度の脊髄損傷を負って四肢麻痺になっていた[12]。生きる希望を無くしたウィルは周囲に心を閉ざすようになる[2]。ルーに対しても、はじめは冷淡な態度をとっていたウィルであったが、ルーの懸命な努力に少しずつ打ち解けていく[1][2]

しかし、以前から決められていた6ヶ月間の期間が終わる頃、ウィルには安楽死にしてもらう予定があった[5][11]。トレイナー夫妻の口論から、その計画を知ったルーはショックを受ける。ルーは妹の助言を受けて、彼の人生最後の思い出に、あるいは、安楽死を思いとどまらせるために、どちらになっても良いよう様々な楽しい計画を立て、ウィルを城の外へ連れ出して行く。一方、ルーの恋人のパトリックの理解は得られず、疎遠となる。

5ヶ月が過ぎた頃、ウィルとルー、主治医のネイサンは温暖なリゾートでバカンスを過ごす。ルーとウィルは口づけを交わして愛情を確認し合い、ルーはウィルに死を思いとどまるよう説得するが、彼の意思が変わることは無かった。最終的にウィルは自分の意志を貫き、スイスの自殺幇助機関「ディグニタス」へ向かう[5][8]。ルーも葛藤の末、スイスへ駆けつけウィルを看取る。

しばらく後、ウィルの遺言通り、ルーはパリの街にいた。ウィルがルーに遺したのは、少しばかりの財産と、愛し愛されたという記憶であった[9][12]

配役

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[2]

※括弧内は日本語吹替[13]

スタッフ

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[2]

原作訳書

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  • ジョジョ・モイーズ 著、最所 篤子 訳『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日』集英社、2015年2月20日。ISBN 9784087607000 

脚注

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  1. ^ a b c 世界一キライなあなたに : 作品情報”. 映画.com. 2016年10月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 映画 世界一キライなあなたに”. allcinema. 2016年10月16日閲覧。
  3. ^ Me Before You (2016) - Release Info” (英語). IMDb. 2016年10月16日閲覧。
  4. ^ a b Me Before You (2016)” (英語). IMDb. 2016年10月16日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 'Me Before You': Review” (英語). en:Screen International. 2016年10月16日閲覧。
  6. ^ Me Before You (2016) - Box office / business” (英語). IMDb. 2016年10月16日閲覧。
  7. ^ Me Before You (2016)” (英語). Box Office Mojo. 2016年10月16日閲覧。
  8. ^ a b Ben Quinn (2016年5月25日). Disability rights campaigners protest at premiere of Me Before You (英語). ガーディアン. https://www.theguardian.com/society/2016/may/25/disability-rights-campaigners-protest-at-premiere-of-me-before-you 2016年10月16日閲覧。 
  9. ^ a b Caroline Frost (2016年3月6日). 'Me Before You' Romantic Weepie Inspires Rage, Not Tears With Disability Activists (英語). ハフィントン・ポスト. http://www.huffingtonpost.co.uk/entry/me-before-you-disability-backlash_uk_57517efde4b040e3e8197cd4 2016年10月16日閲覧。 
  10. ^ Katie Yoder (2016年6月9日). Media Cry After Watching "Romantic" Film "Me Before You" Glorifying Assisted Suicide (英語). LifeNews.com. http://www.lifenews.com/2016/06/09/media-cry-after-watching-romantic-film-me-before-you-glorifying-assisted-suicide/ 2016年10月16日閲覧。 
  11. ^ a b Leah Jessen (2016年6月3日). What Message Does the ‘Me Before You’ Movie Really Send? (英語). en:The Daily Signal. http://dailysignal.com/2016/06/03/disability-advocates-react-to-me-before-you-our-suicides-are-tragedies/ 2016年10月16日閲覧。 
  12. ^ a b Rebecca Sun (2016年6月6日). 'Me Before You' Storyline Sparks Criticism From Hollywood’s Disabled Community (英語). ハリウッド・リポーター. http://www.hollywoodreporter.com/news/me-before-you-storyline-sparks-899779 2016年10月16日閲覧。 
  13. ^ 世界一キライなあなたに”. 2016年11月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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