ヴォルテックスジェネレータ

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側面にヴォルテックスジェネレータを備える新幹線500系電車の翼型パンタグラフ

ヴォルテックスジェネレータまたは渦流生成器(かりゅうせいせいき)は、意図的に乱流を生じさせる事で空力特性を改善する装置。

概要[編集]

意図的に乱流を生じさせる事で境界層剥離を抑える事によって空気抵抗を減らす効果がある。飛行機の翼に取り付けることで乱流翼となり、翼型性能が向上し、飛行が安定する場合がある。基本的に主翼に取り付けられるが、方向舵補助翼の効果を高めるために設置されることもあり、YS-11では水平尾翼に導入された。

レーシングカーではダウンフォースを高めるために設置される例もあるが、競技によってはレギュレーションで規制されている[1]。市販車では三菱自動車ランサーエボリューションVIII MR[2]でオプショナルパーツとして採用されている。

冷却ファンや、パンタグラフ集電装置)等の風切り音を低減する目的でも使用される。JR西日本新幹線500系電車において、登場当初採用された翼型パンタグラフでは、パンタグラフ支持台の側面に幅6ミリ、長さ25ミリ、高さ3ミリの三角形の突起が2列に並んだ、ヴォルテックスジェネレータが付けられていた。

フクロウの風切り羽根も、端部の形状がヴォルテックスジェネレータとなり、羽ばたき音が減少している。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈・出典[編集]