ナセル (航空機の構成要素)

ボーイング707のナセル内に格納されたエンジン

B-52ストラトフォートレスのナセル
ナセル(英語:Nacelle)とは、航空機のエンジン、燃料または搭載機器を保持するため、機体から分離して設けられる筐体である。推進式航空機の一部やP-38 ライトニングのように、ナセル内にコックピットが収納され、通常は機体が有する機能を受け持つ場合もある。ナセルの形状は空気力学を考慮した設計でなければならない[1]。
その他の用法[編集]
- 風力原動機の発電機およびギアボックスを収納し、ローターシャフトを保持する筐体[2]。英語版も参照。
- 「スタートレック」シリーズの「U.S.S.ディスカバリー」のワープナセル
語源[編集]
航空用語には、フランス語を語源とするものが多い。nacelle(fr)(en)も「小舟」を意味するフランス語である[3]。
脚注[編集]
- ^ Ilan Kroo, Professor of Aeronautics and Astronautics (1999年4月13日). “Nacelle Design and Sizing”. Aircraft Aerodynamics and Design Group at Stanford University. 2001年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月22日閲覧。
- ^ American Wind Energy Association (AWEA) video on construction of an individual wind turbine.
- ^ “Online Etymology Dictionary”. 2013年12月5日閲覧。