ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ

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ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズは、滋賀県大津市に存在したホテル2020年段階で客室169室、レストラン6軒、プールなどを有する地上5階建ての大型リゾートホテルであったが、2020年4月28日、運営会社のロイヤルオークリゾートが大津地方裁判所自己破産を申請し、同日事業を停止した。

前身[編集]

1990年、前身となるロイヤルオークホテルが開業。2002年、運営会社であったロイヤルオークシガの経営が行き詰まり、新たにホテル運営のために設立されたロイヤルオークリゾートに建物を売却。その後、運営権の譲渡、改装工事などを経て2006年にロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズとして再出発することとなった[1]

ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズの概要[編集]

開業後、ホテルのレストランやブライダル部門が人気を博したほか、スパ施設(温泉の効能を謳わず、トリートメントを前面に打ち出したもの)やフィットネス施設を充実させた。

2010年代は京都から近い立地条件から訪日外国人旅行客のインバウンド効果を受け順調に集客、売り上げを伸ばしたものの、京都市内に大型ホテルが開業し始めると苦戦状態に陥り、2017年にはシンガポールのファンドによる運営会社の全株式取得により経営体質の改善が進められた。しかし2020年、2019新型コロナウイルスの感染が急速に拡大すると、訪日外国人客需要がほぼ消滅[2][3]。さらに全国緊急事態宣言が出たこともあり、運営会社は4月28日から6月30日までの休業を決定して事業の継続を模索したものの、先行きの見通しはたたず、従業員全員を解雇して事業を停止。破産申請を行うに至った。負債総額は50億円以上[4]

2020年5月1日、大津地方裁判所において破産手続き開始決定がなされた[2]

下水道料金問題[編集]

2019年12月、ホテル側は大津市に対し、1990年の開業当初から客室のトイレプールに使っていた地下水を公共下水道に無断で放流していたことを申告。大津市は、納められるはずだった下水道使用料を62400万円と推定したが、請求できる使用料は時効分を除いた5年分の使用料13100万円と過料39500万円を加えた額にとどまった。しかしホテル側の経営は不正使用の申告後、コロナウイルスの影響で急速に悪化しており、大津市からホテルへの料金請求通知は破産申請後となった[5]

脚注[編集]

  1. ^ ロイヤルオークリゾートが新型コロナ関連倒産、負債50億円”. ホテルバンク (2020年5月1日). 2020年5月14日閲覧。
  2. ^ a b (株)ロイヤルオークリゾート 破産手続き開始決定 負債50億”. JCnet (2020年5月1日). 2020年5月14日閲覧。
  3. ^ 新型コロナ関連、県内初の倒産 ホテル経営ロイヤルオークリゾート”. 中日新聞 (2020年5月1日). 2020年5月14日閲覧。
  4. ^ ロイヤルオークホテルが倒産 負債50億円”. 観光経済新聞 (2020年5月4日). 2020年5月14日閲覧。
  5. ^ 倒産リゾートホテルが無断で排水 下水道代と過料計約5億円を請求”. 京都新聞 (2020年5月15日). 2020年5月14日閲覧。

関連項目[編集]