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ランス・フォン・エリック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランス・フォン・エリック
ランス・フォン・エリックの画像
1986年
プロフィール
リングネーム ランス・フォン・エリック
ファビュラス・ランス
リッキー・ヴォーン
本名 ウィリアム・ヴォーン
身長 185cm[1]
体重 117kg[1]
誕生日 (1960-04-24) 1960年4月24日(64歳)[1]
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州の旗 テキサス州
タラント郡アーリントン[1]
スポーツ歴 ボディビル[1]
デビュー 1985年[1][2]
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ランス・フォン・エリックLance Von Erich、本名:William Kevin Vaughn1960年4月24日[1] - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラーテキサス州アーリントン出身[1]。生年は1959年ともされる[3]

フリッツ・フォン・エリックギミック上の弟だったワルドー・フォン・エリックの息子と称し、ケビン・フォン・エリックケリー・フォン・エリックの「従兄弟」という設定のもと、甘いマスクと筋肉美を持つベビーフェイスとして活動した(実際には、ワルドーおよびフォン・エリック・ファミリーとの血縁関係はない)[2]

来歴

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同じくボディビルダーだったビリー・ジャック・ヘインズにスカウトされ、1985年2月に太平洋岸北西部のパシフィック・ノースウエスト・レスリングにてデビュー[1](デビュー年は1984年ともされる[3])。リッキー・ヴォーンRicky Vaughn)をリングネームに、1985年5月11日にヘインズと組んでケンドー・ナガサキ&メガ・マハリシからNWAパシフィック・ノースウエスト・タッグ王座を奪取[4]。8月3日にはトーナメントの決勝でマイク・ミラーを破り、同地区のフラッグシップ・タイトルだったNWAパシフィック・ノースウエスト・ヘビー級王座を獲得、11月9日にボビー・ジャガーズに敗れるまで保持した[5]

同王座戴冠中、フリッツ・フォン・エリックが主宰していたテキサス州ダラスのWCCWに、ランス・フォン・エリックLance Von Erich)と名乗って登場。10月28日にフォートワースにて、リック・フレアーNWA世界ヘビー級王座に挑戦した[6]。パシフィック・ノースウエスト・ヘビー級王座陥落後の11月11日より本格的にWCCWに参戦し[6]ケビンケリーマイク・フォン・エリックらの従兄弟として活動[2]。以降、フォン・エリック・ファミリーの一員となって、団体名がWCWAと改称された翌1986年は、ファビュラス・フリーバーズワンマン・ギャングリック・ルードザ・グレート・カブキブラックジャック・マリガンなどのヒール勢と抗争[7]ブルーザー・ブロディともタッグを組んだ[8]。1986年3月24日、バディ・ロバーツを下してTV王座を獲得[9]。5月4日にはケビン&ケリーとのトリオでフリーバーズからWCWA世界6人タッグ王座を奪取した[10]

1986年は、当時WCWAと提携していた新日本プロレスに来日し、10月9日に両国国技館で開催されたイベント『INOKI闘魂LIVE パート1』にて木村健吾と対戦したが[11]、低調な試合ぶりで実力不足を露呈した(同月13日開幕のシリーズにも継続参戦する予定だったが、心臓疾患を起こして帰国したとされる)[1]。帰国後の11月17日、ディンゴ・ウォリアーこと後のアルティメット・ウォリアーと組んで、マット・ボーン&ジョージ・ウェルズを破りWCWA世界タッグ王座を獲得している[12]

1987年下期にWCWAを離脱し、ファビュラス・ランスThe Fabulous Lance)とリングネームを変更して、WCWAの対抗勢力として旗揚げされたケン・マンテル主宰の新団体ワイルド・ウエスト・レスリングに参戦[2][8]。その際、フリッツ・フォン・エリックはTVにて、彼が本当のファミリーではなかったことを暴露した[2]。ワイルド・ウエスト・レスリングにはビル・アーウィンキング・パーソンズブライアン・アディアスジョン・テータムなども出場していたが、同年に活動を停止[13]。その後はカルロス・コロンが主宰するプエルトリコWWCに登場、アブドーラ・ザ・ブッチャーとも対戦した[2]

以降はリングから離れていたが、1993年5月7日、再びランス・フォン・エリックと名乗ってニューヨークのインディー団体に出場し、グレッグ・バレンタインと対戦[14]。同年12月にはインド、翌1994年7月には南アフリカに遠征、1996年3月にはマレーシアにてジム・ナイドハートバンパイア・ウォリアーと対戦した[8]

得意技

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獲得タイトル

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パシフィック・ノースウエスト・レスリング
ワールド・クラス・レスリング・アソシエーション

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j 『新日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P76(2002年、日本スポーツ出版社
  2. ^ a b c d e f Lance Von Erich”. Online World of Wrestling. 2015年8月31日閲覧。
  3. ^ a b Lance Von Erich”. Wrestlingdata.com. 2015年8月31日閲覧。
  4. ^ a b NWA Pacific Northwest Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月31日閲覧。
  5. ^ a b NWA Pacific Northwest Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月31日閲覧。
  6. ^ a b The WCCW matches fought by Lance Von Erich in 1985”. Wrestlingdata.com. 2015年8月31日閲覧。
  7. ^ The WCCW matches fought by Lance Von Erich in 1986”. Wrestlingdata.com. 2015年8月31日閲覧。
  8. ^ a b c Lance von Erich”. Cagematch.net. 2015年8月31日閲覧。
  9. ^ a b World Class Television Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月31日閲覧。
  10. ^ a b WCWA World 6-Man Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月31日閲覧。
  11. ^ NJPW Inoki Toukon Live”. Cagematch.net. 2015年8月31日閲覧。
  12. ^ a b WCWA World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月31日閲覧。
  13. ^ Wild West Wrestling (WWW)”. Cagematch.net. 2015年9月2日閲覧。
  14. ^ The IWCCW match fought by Lance Von Erich in 1993”. Wrestlingdata.com. 2015年8月31日閲覧。

外部リンク

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